PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.14
Tokyo-HARUSAI Wagner Series vol.14
Tokyo-HARUSAI Wagner Series vol.14
《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(演奏会形式/字幕付)
"Die Meistersinger von Nürnberg"(Concert Style/With Subtitles)
"Die Meistersinger von Nürnberg"(Concert Style/With Subtitles)
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
Date / Place
April 9 [Sun.], 2023 at 15:00(Door Open at 14:00)
Tokyo Bunka Kaikan Main Hall
Date / Place
April 9 [Sun.], 2023 at 15:00(Door Open at 14:00)
Tokyo Bunka Kaikan Main Hall
出演
指揮:マレク・ヤノフスキ
ハンス・ザックス(バス・バリトン):エギルス・シリンス
ファイト・ポークナー(バス):アンドレアス・バウアー・カナバス
クンツ・フォーゲルゲザング(テノール):木下紀章
コンラート・ナハティガル(バリトン):小林啓倫
ジクストゥス・ベックメッサー(バリトン):アドリアン・エレート
フリッツ・コートナー(バス・バリトン):ヨーゼフ・ワーグナー
バルタザール・ツォルン(テノール):大槻孝志
ウルリヒ・アイスリンガー(テノール):下村将太
アウグスティン・モーザー(テノール):髙梨英次郎
ヘルマン・オルテル(バス・バリトン):山田大智
ハンス・シュヴァルツ(バス):金子慧一
ハンス・フォルツ(バス・バリトン):後藤春馬
ヴァルター・フォン・シュトルツィング(テノール):デイヴィッド・バット・フィリップ
ダフィト(テノール):ダニエル・ベーレ
エファ(ソプラノ):ヨハンニ・フォン・オオストラム
マグダレーネ(メゾ・ソプラノ):カトリン・ヴンドザム
夜警(バス):アンドレアス・バウアー・カナバス
管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
Cast
Conductor:Marek Janowski
Hans Sachs(Bass-Baritone):Egils Silins
Veit Pogner(Bass):Andreas Bauer Kanabas
Kunz Vogelgesang(Tenor):Noriaki Kinoshita
Konrad Nachtigal(Baritone):Hiromichi Kobayashi
Sixtus Beckmesser(Baritone):Adrian Eröd
Fritz Kothner(Bass-Baritone):Josef Wagner
Balthasar Zorn(Tenor):Takashi Otsuki
Ulrich Eisslinger(Tenor):Shota Shimomura
Augustin Moser(Tenor):Eijiro Takanashi
Hermann Ortel(Bass-Baritone):Taichi Yamada
Hans Schwarz(Bass):Keiichi Kaneko
Hans Foltz(Bass-Baritone):Kazuma Goto
Walther von Stolzing(Tenor):David Butt Philip
David(Tenor):Daniel Behle
Eva(Soprano):Johanni Van Oostrum
Magdalene(Mezzo-Soprano):Katrin Wundsam
Ein Nachtwächter(Bass):Andreas Bauer Kanabas
Orchestra:NHK Symphony Orchestra, Tokyo
Chorus:Tokyo Opera Singers
Chorus Master:Eberhard Friedrich , Akihiro Nishiguchi
Musical Preparation:Thomas Lausmann
曲目
ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(全3幕)[試聴]
上演時間:約5時間30分(休憩2回含む)
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
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Program
Wagner(1813-83):”Die Meistersinger von Nürnberg”
チケット情報
Ticket
料金(税込)
S | A | B | C | D | E | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
¥26,000 | ¥21,500 | ¥17,500 | ¥14,000 | ¥11,000 | ¥8,000 | ¥3,000 | ¥1,200 |
Price(tax included)
S | A | B | C | D | E | U-25 | Live Streaming |
---|---|---|---|---|---|---|---|
¥26,000 | ¥21,500 | ¥17,500 | ¥14,000 | ¥11,000 | ¥8,000 | ¥3,000 | ¥1,200 |
来場チケット
発売スケジュール
2022年11月13日 [日] 10:00
- ※
- 先行発売はございません。
- ※
- U-25は2023年2月16日 [木] 12:00より発売します。
- ※
- 「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
ネット席
発売スケジュール
- 2023年2月25日 [土] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
Release Schedule
November 13 [Sun.], 2022 at 10:00
- ※
- Before you reserve your ticket, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
Streaming ticket
Release Schedule
- February 25 [Sat.], 2023 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロード《ニュルンベルクのマイスタージンガー》ストーリー&聴きどころ
文・広瀬大介(音楽学、音楽評論)
音楽・台本:リヒャルト・ワーグナー
初演:1868年6月21日、ミュンヘン、バイエルン宮廷歌劇場
登場人物
ハンス・ザックス:靴屋
ファイト・ポークナー:金細工師、エーファの父
クンツ・フォーゲルゲザング:毛皮屋
コンラート・ナハティガル:板金屋
ジクストゥス・ベックメッサー:市書記
フリッツ・コートナー:パン屋
バルタザール・ツォルン:錫細工師
ウルリヒ・アイスリンガー:香料屋
アウグスティン・モーザー:仕立屋
ヘルマン・オルテル:石鹸屋
ハンス・シュヴァルツ:靴下屋
ハンス・フォルツ:銅細工師
ヴァルター・フォン・シュトルツィング:フランケン出身の若い騎士
ダフィト:ザックスの徒弟
エーファ:ポークナーの娘
マクダレーネ:エーファの乳母
夜警
同業組合に属する市民と妻たち
職人たち、徒弟たち、娘たち、民衆
時代と舞台設定
16世紀半ばのニュルンベルク
あらすじ
第1幕 前奏曲
前作《トリスタンとイゾルデ》に比べるとやや小さなオーケストラ編成がとられている。この前奏曲では、この作品全体を「要約」するかのように、(《トリスタン》前奏曲では意図的に放棄した)ソナタ形式の枠組みの中で、作品世界の全体像が語り尽くされる。冒頭に堂々と登場するマイスターの動機(ハ長調)がソナタ形式における提示部の第1主題であり、第2主題は騎士ヴァルターとポークナーの娘エーファの愛を表す動機となる(ホ長調)。展開部では、このマイスターの動機が木管のおどけた調子で演奏され(変ホ長調)、市書記ベックメッサーによる妨害にもめげないふたりの愛の強さが描かれる。再現部では、この愛の動機がマイスターの動機によって下支えされながら多声部の音楽として進行し、ふたりの愛がザックスの自己犠牲、そしてマイスターとしてエーファを愛することによって成就することが示される。この再現部では、かなりの部分が第3幕幕切れの音楽を先取りしており、長大な楽劇の最初と最後を有機的に結びつけていることにも注目されよう。
第1幕:聖カタリーナ教会
ニュルンベルクへとやってきた、フランケンの若い騎士ヴァルター・フォン・シュトルツィングは、金細工師ファイト・ポークナーの娘エーファを見初め、二人は恋におちる。だがエーファは、父の意向によって、ヨハネ祭の日に行なわれる歌合戦で、その勝者である「マイスタージンガー」の妻となることが決まっている。ヴァルターは、靴職人ハンス・ザックスの徒弟ダフィトから、マイスターたちが育んできた「マイスターゲザング」の規則を教わり、一足飛びにマイスタージンガーの資格を得ようとする。マイスターたちが集まった会合のあとに実施される「資格試験」で、ヴァルターはにわか仕込みの歌を歌う。だが、同じくエーファを狙っている市書記のジクストゥス・ベックメッサーの厳しい判定で、不合格となってしまう。ザックスはヴァルターの歌に見るべきところがあると考えて仲裁に入るが、大混乱に陥ってしまう(♪作中にはさまざまな「歌」が登場するが、その多くがマイスターゲザングの規則を踏まえた「バール形式」に拠っている。一方、試験の場で歌われるヴァルターの歌は、どこがバール形式の区切りになっているのか、ベックメッサーならずとも確かにわかりづらく、試験に落ちるのは致し方ない)。
第2幕:ポークナーとザックスの家の前
ザックスは、昨晩の騎士の歌は規則には沿っていなかったが、新しさが感じられ、自分は気に入った、とひとりごちる。絶望したヴァルターはエーファを連れて駆け落ちしようと試みるが、ザックスはこの企みを阻む。あらかじめエーファの気を惹いておこうと、ベックメッサーがポークナー家の窓辺でセレナーデを歌おうとするが、ザックスは自宅前に靴の制作道具一式を持ち出し、ワザと音を出して邪魔をする(♪この時のザックスの歌も、もちろん美しいバール形式。ただし、3番にあたる箇所の歌い出しで、第3幕前奏曲の主要テーマとなる「諦めのモティーフ」が登場し、ここでザックスがエーファへの恋心を断ち切ろうとする最初のきっかけが登場するのが興味深い)。エーファの代わりに窓辺にいたのは乳母のマクダレーネ。恋仲のダフィトは、ベックメッサーがマクダレーネに求婚していると勘違いし、逆上してベックメッサーに殴りかかる。真夜中の喧嘩に釣られ、町中の人々がやってきて大騒ぎを繰り広げる(♪この喧嘩の場面は、合唱、独唱者、オーケストラが入り乱れ、音楽的にもまさに「大騒ぎ」。その複雑さは、ワーグナー全作品の中でも群を抜いている)。
第3幕:ザックスの工房(第1〜4場)
歌合戦の朝、ヴァルターはザックスの前で新しい歌を披露。その新しさに耳を奪われたザックスは、歌の規則を適度に当てはめることで、新しい時代の芸術が生まれると示唆(♪ここでは1番、2番が歌われる。少し規則からは逸脱しつつも、見事なバール形式)。錯乱状態のベックメッサーがザックスの家にやってきて、この歌詞の走り書きを見つける。ザックスはその走り書きをベックメッサーに与え、当代随一の詩人ザックスの歌を得たと勘違いしたベックメッサーは、大喜びでその場を去る。エーファは、ヴァルターがすばらしい歌を歌えるようにしたザックスの好意に心を動かされる(♪ヴァルターはエーファの目の前で、さきほどの続き、第3番を歌ってみせる)が、ザックスは「マルケ王のような結末を迎えたくない」とはぐらかす。ヴァルターとエーファ、ダフィトとマクダレーネ、そして二組のカップルの門出を言祝ぐザックス(♪ワーグナー作品には珍しい、歌詞がハッキリとは聴きとれない、純粋に音楽の美しさを愛でるための五重唱が繰り広げられる)。
第3幕:ペグニッツ河畔の野原(第5場)
歌合戦の行なわれるヨハネ祭の広場には、すでに多くの人々が集まってきている。ベックメッサーは、結局、ザックスから渡されたヴァルターの詩を覚えることができず、自分の旋律に合わせて酷い歌詞にしてしまう。そのあとでヴァルターが登場し、正しい歌詞によって、そして斬新ながらも規則に則った旋律で、見事、マイスタージンガーの称号を得て、エーファと結ばれる(♪朝、ザックスの目の前で歌った時よりもさらに深みを増しており、まさに「マイスター」の名にふさわしい「勝利の歌」となる)。ヴァルターはマイスタージンガーの称号など要らないと突っぱねるが、「マイスタージンガーの芸術に敬意を払え」と諭すザックスの忠告を受け容れ、その場の全員がマイスタージンガーの芸術とザックスその人を讃える。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:NHK交響楽団
後援:ドイツ連邦共和国大使館/日本ワーグナー協会
助成:公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Co-presenter:NHK Symphony Orchestra, Tokyo
Support:Embassy of the Federal Republic of Germany in Japan/Richard-Wagner-Gesellschaft Japan
Subsidized:Mitsubishi UFJ Trust Foundation for the Arts
●記載の曲目は、当日の演奏順と異なる可能性がございます。
● 一部のイベントを除き、未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
● ご来場の際、車椅子をご利用のお客様は東京・春・音楽祭実行委員会(03-5205-6443)までお問合せください。
● 急遽、公演内容や実施方法を変更、または公演を中止する可能性がございます。
最新情報を音楽祭公式サイトやSNSにてご確認ください。
出演者・曲目変更による払戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
● チケット代金のお支払い後、お客様のご事情による変更・キャンセルは承りません。
● 公演中止以外の理由での払戻しはいたしません。
お客様ご自身または近しい方の体調不良や新型コロナウイルス感染などの事由は、払戻しの対象外となります。
事前の購入に不安や躊躇いを感じるお客様は、ご購入のタイミングを慎重にご検討ください。
東京・春・音楽祭オンライン・チケットサービスでは残席がある限り、公演当日までチケットを販売いたします。
● 営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。
正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。
●Ticket prices are inclusive of tax.
●Preschool-aged children are not admitted to entry.
●Please contact in advance if you use a wheelchair.
● The plan and the way of implementation are subject to change, or the concerts are subject to be canceled.
Please check the latest information on our official website and SNS.
Any changes or cancellations of tickets would not be acceptable even if programs and artists changed.
●Any changes or cancellations of tickets for the reason of the purchaser after payment would not be accepted.
●Any request for a ticket refund would not be accepted except in case of the cancellation of the concert itself.
Illness or any reason related to coronavirus is excluded from the refund request. If you are uneasy or hesitate to reserve early on, we recommend to consider when to reserve carefully.
Tickets will be available on Spring Festival in Tokyo Online Ticket Service until the day of each concert as long as there are remaining seats.
●Any resales with a profit objective are strictly prohibited.
We don’t take responsibility for any trouble caused by illegal resales.