PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
シェーンベルクとウィーン
Schönberg and Vienna
生誕150年に寄せて
Celebrating the 150th Anniversary of His Birth
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall
Date / Place
东京文化会馆 小音乐厅
出演
ヴァイオリン:豊嶋泰嗣、橘和美優
ヴィオラ:中村洋乃理
チェロ:横坂 源
コントラバス:幣 隆太朗
フルート:甲斐雅之
クラリネット:コハーン・イシュトヴァーン
ホルン:福川伸陽
打楽器:竹島悟史
バリトン:与那城 敬
ピアノ:兼重稔宏、佐藤卓史
オルガン:大木麻理
Cast
Violin:Yasushi Toyoshima, Miyu Kitsuwa
Viola:Hironori Nakamura
Cello:Gen Yokosaka
Contrabass:Ryutaro Hei
Flute:Masayuki Kai
Clarinet:István Kohán
Horn:Nobuaki Fukukawa
Percussion:Satoshi Takeshima
Baritone:Kei Yonashiro
Piano:Toshihiro Kaneshige, Takashi Sato
Organ:Mari Ohki
曲目
J.シュトラウス2世(シェーンベルク編):ワルツ《南国のバラ》op.388 [試聴]
J.シュトラウス2世(ウェーベルン編):宝のワルツ op.418 [試聴]
J.シュトラウス2世(ベルク編):ワルツ《酒、女、歌》op.333 [試聴]
J.シュトラウス2世(シェーンベルク編):皇帝円舞曲 op.437 [試聴]
マーラー(シェーンベルク編):《さすらう若人の歌》 [試聴]
シェーンベルク(ウェーベルン編):室内交響曲 第1番 ホ長調 op.9 [試聴]
ブルックナー(H.アイスラー編):交響曲 第7番 ホ長調 WAB107より 第3楽章 [試聴]
※すべての曲目を室内楽版にて演奏いたします。
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
J.Strauss II(arr. by Schönberg):Waltz “Rosen aus dem Süden” op.388
J.Strauss II(arr. by Webern):Schatz-Walzer op.418
J.Strauss II(arr. by Berg):Waltz “Wein, Weib und Gesang” op.333
J.Strauss II(arr. by Schönberg):Kaiser-Walzer op.437
Mahler(arr. by Schönberg):“Lieder eines fahrenden Gesellen”
Schönberg(arr.by Webern):Chamber Symphony No.1 in E major op.9
Bruckner(arr.by Hanns Eisler):Symphony No.7 in E major WAB107 – III. Scherzo
※All program will be performed in chamber version.
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チケット情報
Ticket
料金(税込)
全席指定 | U-25 | ネット席 |
---|---|---|
¥5,000 | ¥2,000 | ¥1,200 |
Price(tax included)
All-reserved seat | U-25 | Live Streaming |
---|---|---|
¥5,000 | ¥2,000 | ¥1,200 |
来場チケット
発売スケジュール
●オンライン・チケットサービス先行
「Myセレクト3」
2023年12月3日[日]10:00 〜12月6日[水]23:59
●全席指定
2023年12月17日[日]10:00
●U-25
2024年2月15日[木]12:00
ネット席
発売スケジュール
- 2024年2月23日[金・祝] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
ネット席の詳細はこちら
Admission ticket
Release Schedule
December 17 [Sun.], 2023 at 10:00
Streaming ticket
Release Schedule
- February 23 [Fri.], 2024 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
details of the LIVE-Streaming ticket
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードシェーンベルクとウィーン 生誕150年に寄せて
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)とその弟子、アントン・ウェーベルン(1883-1945)、アルバン・ベルク(1885-1935)の三人は「新ウィーン楽派」と呼ばれ、20世紀の音楽の発展を決定づける一大潮流を創り出した。
シェーンベルクは1918年に「ウィーン私的演奏協会」を組織。弟子の2人とともに様々な同時代作品を演奏したが、1921年に協会の財政のため、大衆から人気の高かった同郷のJ.シュトラウス2世(1825-99)のワルツを編曲・披露した。弦楽とピアノなどに適宜いくつかの管楽器を加えただけの小編成だが、原曲の艶麗さを犠牲にせぬまま、透明かつシャープな響きが付与されている。
「南国のバラ」は序奏と4つのワルツによる豊かな香りをもつ名曲。オペレッタ《女王のレースのハンカチーフ》をもとに書かれたが、実際は他のオペレッタからお気に入りのメロディを集めたものとなった。
「宝のワルツ」はオペレッタ《ジプシー男爵》のメロディを使った、ワクワクするようなワルツ。
「酒、女、歌」はウィーン男声合唱協会のために「酒と女と歌を愛さない者は生涯愚者にとどまる」といったテーマで作曲。この3つの要素にワルツが振り分けられ、バラエティに富む。
「皇帝円舞曲」は、J.シュトラウス2世の3大ワルツの一つ。当初は時のドイツ皇帝とオーストリア皇帝の関係を表す「手に手をとって」というタイトルであったが、のちに今の名となった。まさにワルツの〝皇帝〟と呼ぶにふさわしい優雅で華麗な1曲。
新ウィーン楽派にも強い影響を与えたグスタフ・マーラー(1860-1911)の《さすらう若人の歌》は、自身の失恋体験をもとに歌詞も自ら書いた連作歌曲集。「交響曲 第1番」と同時期に書かれたため、直接・間接的に共通の素材(旋律)が用いられている。第1曲「恋人の婚礼の時」では、若人が失恋の嘆きを吐露し、続く第2曲「朝の野を歩けば」には、第1交響曲・第1楽章のテーマがそのまま使われている。スケルツォ的な第3曲「僕の胸の中には燃える剣が」では、若人が「O weh!(ああ、辛い!)」と何度も叫ぶ。終曲「恋人の青い目」のラストでも再び第1交響曲の今度は第3楽章・中間部が現れ、「道には1本の菩提樹が」と安らかに歌われる。
シェーンベルクはその初期、後期ロマン派の影響を受けた大編成オーケストラによる爛熟の音楽を多く書いた。そうした《ペレアスとメリザンド》や《グレの歌》を手掛けていた1906年、ごく小編成(15人)のために「室内交響曲 第1番」を作曲。まだ無調ではないが、冒頭から従来の3和音を3度ではなく、4度音程で重ねるなど斬新な試みがなされ、その後の飛躍を予感させる。構成的には単一楽章の中に多楽章が組み込まれているが、弟子ウェーベルンの編曲により、いっそうシャープさが引き出されている。
オーストリアの大作曲家、アントン・ブルックナー(1824-96)の交響曲は、野趣あふれるリズミックなスケルツォ楽章を含む。特に「交響曲 第7番」の第3楽章(スケルツォ)は、先行する2つの楽章が優美で深遠なぶん、よりゴツゴツした感触や野生的な生命の横溢を感じさせる。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Austrian Embassy Tokyo/Austrian Cultural Forum Tokyo
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