PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
N響メンバーによる室内楽
Chamber Music with Members of the NHK Symphony Orchestra
Chamber Music with Members of the NHK Symphony Orchestra
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
出演
Cast
Violin:Ryotaro Ito、Atsushi Shirai
Viola:Hironori Nakamura
Cello:Ryoichi Fujimori
Contrabass:Masanori Ichikawa
Flute:Hiroaki Kanda
Clarinet:Kenji Matsumoto
Trumpet:Kazuaki Kikumoto
Percussion:Toru Uematsu, Satoshi Takeshima
Piano:Tomoki Kitamura*, Kenji Miura
*The artist has been changed from the initial announcement.
曲目
サン=サーンス:
死の舞踏 op.40(2台ピアノ版)[試聴]
ピアノ五重奏曲 イ短調 op.14[試聴]
七重奏曲 変ホ長調 op.65[試聴]
組曲《動物の謝肉祭》[試聴]
【試聴について】 [試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Saint-Saëns(1835-1921):
Danse macabre op.40(Version for 2 Pianos)
Piano Quintet in A minor op.14
Septet in E-flat major op.65
Suite “Le carnaval des animaux”
[ アンコール曲 ]
サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》より 第14曲 終曲[ Encore ]
Saint-Saëns:Suite "Le carnaval des animaux" - No.14 Finalチケット情報
Ticket
料金(税込)
S席 | A席 | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|---|
¥5,500 | ¥4,000 | ¥1,500 | ¥1,500 |
Price(tax included)
S | A | U-25 | Live streaming |
---|---|---|---|
¥5,500 | ¥4,000 | ¥1,500 | ¥1,500 |
来場チケット
※先行発売はございません。
※座席は定員の50%以下で販売をいたします。今後の状況により、追加でチケットを販売する可能性がございます。
- S・A席
- 2021年2月14日(日)10:00
- U-25
- 2021年3月11日(木)10:00
ご購入にあたって
必ず、「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
基礎疾患(糖尿病・心不全・呼吸器疾患等)をお持ちの方や妊娠中の方、その他体調に不安のある方は、医師の判断や関係機関の情報をご確認の上、慎重なご判断をお願いいたします。
ネット席
- 2021年3月7日(日)12:00
ご購入にあたって
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
- S・A
- February 14,2021 at 10:00
- U-25
- March 11,2021 at 10:00
Before buying ticket
Before you reserve your ticket of Spring Festival in Tokyo 2021, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
If you have an underlying condition or are pregnant, be extra cautious about your decision to come, taking into consideration the advice of your doctor and information from relevant institutions.
Please check the latest information on our official website and SNS before coming to the concert.
Streaming ticket
- March 7,2021 at 12:00
Before buying ticket
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードサン=サーンスの作品
死の舞踏(2台ピアノ版)
サン=サーンスの4つある交響詩のなかでも、最も知名度が高い《死の舞踏》は、1874年、19世紀フランスの象徴派詩人アンリ・カザルスの詩にもとづいて作曲された。冒頭、深夜12時を告げる鐘が12回打ち鳴らされ、狂気じみた不協和音を伴って骸骨たちが登場、8分音符で刻む骸骨の踊り、墓場の夜を謳歌するような骸骨の優雅な旋律などが、形を変えて展開していく。最後には突然、暁を告げる鶏の声が響き、宴は散会となって静かに幕を閉じる。2台ピアノ版への編曲は、作曲家自身による。
ピアノ五重奏曲
20歳頃の作品で、演奏機会は少ないが、隠れた名品。神童と謳われたサン=サーンスは、幼い頃に父を亡くし、母と大叔母に育てられた。1854~55年にかけて作曲された本作は、その大叔母に捧げられている。名ピアニストだったサン=サーンスらしく、ピアノ・パートが充実しており、技術的難度も高い。4楽章からなり、第1楽章アレグロ・モデラート・エ・マエストーソは、重々しいピアノの和音で始まり、弦が奏でる穏やかな第二主題は、きらめくピアノのオーナメントに飾られている。第2楽章アンダンテ・ソステヌートは、厳かなコラール風の旋律に弦が優しく絡む。第3楽章プレストは、ピアノの16分音符の速い流れが、冒頭楽章を想起させる和音によって所々断ち切られる。第4楽章アレグロ・アッサイ、マ・トランクィロは、息の長い旋律をチェロが静かに弾き始め、それが上声部の楽器へと受け渡されていき、輝かしい美しさを放つ第二主題へと到達。最後は華やかさを保ちつつ、堂々と締めくくる。
七重奏曲
アマチュアの音楽家でもあった数学者エミール・ルモワーヌが設立した室内楽協会「ラ・トロンペット」の委嘱により1880年に書かれた。全4楽章からなり、弦5部にピアノ、さらにトランペットを加えた七重奏という、類を見ない編成となっている。
第1楽章プレアンビュールは、輝かしいトランペットの音色に、ダイナミックなピアノの分散和音が対置され、協奏曲風の響きを楽しめる。第2楽章メニュエは、勢いのあるマルカートとレガートの対比が魅力的。トリオではピアノの16分音符の分散和音に乗せて、弦が朗々と歌う。第3楽章アンテルメードでは、ピアノが冒頭楽章のリズミカルな中間主題を重々しく奏し、そこに憂いを含んだ息の長い旋律が乗り、弦からトランペットへと受け渡されていく。第4楽章は、前楽章の沈鬱な雰囲気から一転して、明るいガヴォット主題に始まり、それが3連音に分解されて繰り返される。トリオでは突然トランペットのシンプルな旋律が現れ、再びガヴォットに戻ると、ピウ・アレグロのフィナーレへと突入し、冒頭楽章の主題を想起しつつ、最後を盛り上げて終わる。
組曲《動物の謝肉祭》
1886年、友人のチェリストが主催する謝肉祭の音楽会のために作曲。全14曲からなるが、第13曲「白鳥」を除いて、サン=サーンスは生前、出版を許可しなかった。
第1曲「序奏と獅子王の行進曲」では、2台のピアノと弦楽合奏によるイントロに続いて、威厳ある獅子王の主題が現れる。第2曲「雌鶏と雄鶏」は、雌と雄の対照的な描写がユニーク。第3曲「騾馬」は、激しく上下行する2台のピアノで騾馬が跳ね回る。第4曲「亀」では、オッフェンバックの喜歌劇《天国と地獄》のフィナーレの旋律が、亀の歩みのようにゆっくり奏される。第5曲「象」は、ピアノのワルツに乗ってコントラバスの象が踊る。第6曲「カンガルー」は、跳びはねるピアノのリズムが、この動物の特徴をよく表している。第7曲「水族館」は、水槽を悠々と泳ぐ魚の様子が印象的。第8曲「耳の長い登場人物」では、2本のヴァイオリンがロバのいななきを模す。第9曲「森の奥のカッコウ」は、細やかなピアノの和音を背景にクラリネットによるカッコウがさえずる。第10曲「大きな鳥籠」は、フルートが快活な鳥の姿を描く。第11曲「ピアニスト」では、下手なチェルニー(練習曲)を繰り返すピアノの初心者がユーモラスに描かれる。第12曲「化石」では、耳馴染みのある旋律(つまり化石)が聴こえる。自作の《死の舞踏》の骸骨の踊りに始まり、ロッシーニの歌劇《セビリアの理髪師》や数種のフランス民謡が俎上にあげられる。第13曲「白鳥」は、本組曲で最も有名なチェロの独奏曲。単独で取り上げられることも多い。第14曲「終曲」では、全ての動物が再登場して、華やかなフィナーレを迎える。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
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