PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
キット・アームストロング(ピアノ) 鍵盤音楽年代記(1520-2023)II
Kit Armstrong (Piano) II
Kit Armstrong (Piano) II

プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall
出演
ピアノ:キット・アームストロング
Cast
Piano:Kit Armstrong
曲目
【1620–1720:Contrast】
J.S.バッハ:
「かくも喜びに満てるこの日」 BWV605 [試聴]
「古き年は過ぎ去り」 BWV614
「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」 BWV639 [試聴]
「おお主なる神よ、われを憐みたまえ」 BWV721
「主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す」 BWV623
「人みな死すべきもの」 BWV643
ヘンデル:
《ハープシコード組曲》第5番 ホ長調 HWV430 [試聴]
パッサカリア(ハープシコード組曲 第7番 ト短調 HWV432 より)
J.ブル:地の偉大なる創造主
ジャケ・ド・ラ・ゲール:《クラヴサン曲集 第1巻》第1組曲 より 前奏曲とシャコンヌ 「移り気な女」
F.クープラン:
《クラヴサン曲集 第2巻》第6組曲 より 第5曲 「神秘的なバリケード」[試聴]
《クラヴサン曲集 第2巻》第11組曲 より 第3曲 「生まれながらのあでやかさ」[試聴]
《クラヴサン曲集 第1巻》第4組曲 より 第4曲 「目覚まし時計」[試聴]
《クラヴサン曲集 第2巻》第8組曲 より 第8曲 「パッサカリア」[試聴]
J.C.シャンボニエール:《ボーアン写本 第1巻》より 「シャコンヌ ヘ長調」
J.S.バッハ:
協奏曲 ト長調 BWV980(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV381にもとづく)
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 [試聴]
※当初予定しておりました曲目より変更となりました。
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
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Program
【1620–1720:Contrasts】
J.S.Bach:
’Der Tag, der ist so freudenreich’ BWV605
’Das alte Jahr vergangen ist’ BWV614
’Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ’ BWV639
’Erbarm dich mein, o Herre Gott’ BWV721
’Wir danken dir, Herr Jesu Christ’ BWV623
’Alle Menschen müssen sterben’ BWV643
Handel:
Suite for Harpsichord No.5 in E major HWV430
Passacaglia
John Bull:Telluris ingens condit
Élisabeth-Claude Jacquet de la Guerre:”Premier livre de Pièces de clavecin” Suite I – Prélude et Chaconne ‘L’inconstante’
F.Couperin:
”Second livre de pièces de clavecin” 6e ordre – No.5 Les Baricades Mistérieuses
”Second livre de pièces de clavecin” 11e ordre – No.3 Les Grâces Naturèles
”Premier livre de pièces de clavecin” 4e ordre – No.4 Le Réveil-Matin
”Second livre de pièces de clavecin” 8e ordre – No.8 Passacaille
Jacques Champion de Chambonnières:”Manuscrit Bauyn I” – Chaconne in F major
J.S.Bach:
Concerto in G major(after Violin Concerto in B-flat major RV381 by Antonio Vivaldi)
Chromatic Fantasia and Fugue in D minor BWV903
*The program has been changed from the initial announcement.
[ アンコール曲 ]
C.P.E. バッハ:アリ・ルーパリヒ Wq.117/27, H.95[ Encore ]
C.P.E. Bach:L'Aly Rupalich, Wq.117/27, H.95チケット情報
Ticket
料金(税込)
5公演通し券 | S | A | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|---|---|
¥25,000 | ¥6,000 | ¥4,500 | ¥2,000(各回) | ¥1,200 |
Price(tax included)
5 Concerts | S | A | U-25 | Live Streaming |
---|---|---|---|---|
¥25,000 | ¥6,000 | ¥4,500 | ¥2,000(1 Concert) | ¥1,200 |
来場チケット
2022年12月11日 [日] 10:00
- ※
- 先行発売はございません。
- ※
- U-25は2023年2月16日 [木] 12:00より発売します。
- ※
- 通し券(S席相当)は、東京・春・音楽祭チケットサービスのみのお取扱いです。
- ※
- 「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
ネット席
- 2023年2月25日 [土] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
December 11 [Sun.], 2022 at 10:00
- ※
- 5 Concerts ticket (category S) is only available on Spring Festival in Tokyo Online Ticket Service.
- ※
- Before you reserve your ticket, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
Streaming ticket
- February 25 [Sat.], 2023 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードキット・アームストロング Ⅱ
J.S.バッハのBWV599~644は《オルガン小曲集》としてまとめられている。これは164のコラール(賛美歌)を編曲する目的でヴァイマール時代に着手され、ライプツィヒ時代に至るまで30年余にわたって書き継がれたものだが、実際に作曲されたのは45曲。「かくも喜びに満てるこの日」は、クリスマス用のコラールで、揺らぐアルトの動きが揺りかごをイメージしている。「古き年は過ぎ去り」は新年のコラール。新しい光を歓呼で迎える。「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」は聖変化のコラール。曲集唯一、三声部となっている。「おお主なる神よ、われを憐みたまえ」はバッハの若い頃の作品と言われているオルガン編曲集《27のコラール》所収。一風変わった曲で、モダンな響きさえ感じてしまう。「主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す」は、再び前述の《オルガン小曲集》所収。受難節のコラールだが、明るい曲調。「すべての人は死ななければならない」は《オルガン小曲集》の最後から2番目。慰めのコラールで、同名のコラールがバッハの4声コラール集にも見られる。
ヘンデルの《ハープシコード組曲》は2集あり、その第1集は1720年にロンドンで出版された。ハープシコード独奏のための組曲集であり、8組曲から構成され、『8つの大組曲集』とも呼ばれる。なかでも第5番はよく知られており、演奏機会も多い。4曲からなり、前奏曲に続いてアルマンド、クーラントといった舞曲が並ぶが、全曲中一番長い最後の「エアと5変奏」はのちに「調子の良い鍛冶屋」という通称が付けられ、誰しも聴いたことのあるメロディとなった。「パッサカリア」は、同じく《ハープシコード組曲 第1集》の第7番(全6曲)の最終曲。この曲も非常に有名で、単独の演奏機会も多い。ノルウェーの作曲家ヨハン・ハルヴォルセンがヴァイオリンとヴィオラのための二重奏に編曲したことでも知られている。
エリザベス朝に活躍した作曲家ジョン・ブルによる「地の偉大なる創造主」は、もとはローマ教皇グレゴリウス1世による聖歌で、火曜の晩課に用いられたもの。『創世記』における天地創造の3日目、海と陸が分けられる場面にあたる。
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲールはフランス・バロック時代の作曲家。クラヴサン奏者としても神童の誉れ高く、ルイ14世の寵愛を受けた。当時、女性作曲家は珍しく、全2巻からなる《クラヴサン曲集》は、フランスで出版された初期のチェンバロ作品としても貴重なものである。1687年に出版された第1巻には4つの組曲が収められており、今回はその第1組曲から、荘重な前奏曲と、標題通りに様々な表情を見せるシャコンヌ「移り気な女」をお届けする。
ルイ14世に仕えたフランス・バロック時代の巨星フランソワ・クープランの作曲した《クラヴサン曲集》(全27組曲)は1713~30年までに4巻に分けて出版された。第2巻は1716~17年にパリで出版、7つの組曲(オルドル)に全51曲が収められ、各曲にはエスプリのきいた標題が付けられている。その第6組曲・第5曲「神秘的なバリケード」は、3つのクプレ(挿入部分)が絡むロンド。装飾も少なく平穏な曲。第11組曲・第3曲「生まれながらのあでやかさ」は、単純素朴なメロディ。第1巻は1713年にパリで出版、5つの組曲で全72曲所収。その第4組曲・第4曲「目覚まし時計」は、可愛らしい楽想と目覚ましのベルを想わせる楽想とが交互に現れるロンド。また第2巻に戻り、その第8組曲・第8曲「パッサカリア」は、半音階の進行を含んで上行するパッサカリアの主題に8つのクプレが入るロンド。
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエールは、初期フランス・バロック音楽の作曲家である。クラヴサン奏者としても偉大で、クープランやラモーなどにつながるフランスのクラヴサン楽派の創始者とも目されている。シャンボニエールの作品はいくつかの写本にも見られ、なかでも17世紀フランスのアンドレ・ボーアン・ド・ベルサンが所有していた《ボーアン写本》は重要。これは3巻からなり、その第1巻にはシャンボニエールの作品が多数収録されている。シャコンヌは3拍子の古い舞曲で、バロック時代には変奏曲として流行した。
J.S.バッハの作品BWV972~BWV987は、ヴィヴァルディなど様々な作曲家の協奏曲をバッハがクラヴィーア独奏用に編曲したもの。若きバッハのヴァイマール時代に作られ、のちの《イタリア協奏曲》につながる作品群である。「協奏曲 ト長調」は、ヴィヴァルディの「ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV381」にもとづくもので、緩急緩の全3楽章からなり、きらびやかなイタリアの風を感じさせる曲調。「半音階的幻想曲とフーガ」は、作曲年代は定かでないが、おそらくケーテン時代の1719年頃に作られたものとされる。バッハのクラヴィーア作品のなかでも人気がある曲で、演奏機会も多い。「幻想曲」と「フーガ」の2つの部分からなり、「レチタティーヴォ」と記された「幻想曲」の後半ではめまぐるしく転調する。「フーガ」は半音階的な書法による三声のフーガとなっている。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:アメリカ大使館
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Embassy of the United States of America
●記載の曲目は、当日の演奏順と異なる可能性がございます。
● 一部のイベントを除き、未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
● ご来場の際、車椅子をご利用のお客様は東京・春・音楽祭実行委員会(03-5205-6443)までお問合せください。
● 急遽、公演内容や実施方法を変更、または公演を中止する可能性がございます。
最新情報を音楽祭公式サイトやSNSにてご確認ください。
出演者・曲目変更による払戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
● チケット代金のお支払い後、お客様のご事情による変更・キャンセルは承りません。
● 公演中止以外の理由での払戻しはいたしません。
お客様ご自身または近しい方の体調不良や新型コロナウイルス感染などの事由は、払戻しの対象外となります。
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