PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
東京春祭 歌曲シリーズ vol.32
Tokyo-HARUSAI Lieder Series vol.32
Tokyo-HARUSAI Lieder Series vol.32
エギルス・シリンス(バス・バリトン)&マールティンシュ・ジルベルツ(ピアノ)
Egils Silins(Bass-Baritone)& Mārtiņš Zilberts(Piano)
Egils Silins(Bass-Baritone)& Mārtiņš Zilberts(Piano)
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
出演
バス・バリトン:エギルス・シリンス
ピアノ:マールティンシュ・ジルベルツ
Cast
Bass-Baritone:Egils Silins
Piano:Mārtiņš Zilberts
曲目
チャイコフスキー:
祝福あれ、森よ op.47-5[試聴]
再び、前のように、ただひとり op.73-6[試聴]
騒がしい舞踏会のなかで op.38-3[試聴]
ドン・ファンのセレナード op.38-1[試聴]
ラフマニノフ:
昨日私たちは会った op.26-13[試聴]
夢 op.8-5[試聴]
いや、お願いだ、行かないで op.4-1[試聴]
ムソルグスキー:《死の歌と踊り》[試聴]
第1曲 子守歌
第2曲 セレナード
第3曲 トレパーク
第4曲 司令官
エミールス・ダールジンシュ:
その時を、その瞬間を教えて[試聴]
わたしの幸せ[試聴]
スペインのロマンス[試聴]
ヤーゼプス・ヴィートルス:
あの静かな夜を今でも思い出す[試聴]
蘭の夢[試聴]
聞いて、きれいな目をした少女よ[試聴]
アルフレーツ・カルニンシュ:思うに……[試聴]
シューベルト:
さすらい人の月に寄せる歌 D870[試聴]
死と乙女 D531[試聴]
春の小川のほとりで D361[試聴]
魔王 D328[試聴]
R. シュトラウス:
献呈 op.10-1[試聴]
ああ悲しい、不幸なる者よ op.21-4[試聴]
私はおまえを愛する op.37-2[試聴]
【試聴について】 [試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
※当初発表の曲目より一部変更となりました。
Program
Tchaikovsky:
I bless you, Forests op.47-5
Again, as before, alone op.73-6
Amid the din of the ball op.38-3
Don Juan’s Serenade op.38-1
Rachmaninoff:
Yesterday we met op.26-13
A dream op.8-5
Oh, stay, my love, forsake me not! op.4-1
Mussorgsky:”Song and Dances of Death”
I. Lullaby
II. Serende
III. Trepak
IV. The Field Marshal
Emīls Dārziņš:
Tell me the hour, the moment
My Happiness
Spanish romance
Jāzeps Vītols:
I still recall that quiet night
Listen, bright-eyed maiden
The orchid’s dream
Alfrēds Kalniņš:I wonder…
Schubert:
Der Wanderer an den Mond D870
Der Tod und das Mädchen D531
Am Bach in Frühling D361
Erlkönig D328
R.Strauss:
Zueignung op.10-1
Ach, weh mir unglückhaftem Mann op.21-4
Ich liebe dich op.37-2
*The programs have been changed from the initial announcement.
[ アンコール曲 ]
ヤーニス・メディンシュ:愛撫シューベルト:万霊節のための連禱 D343
[ Encore ]
Jānis Mediņš:GlāstsSchubert:Am Tage aller Seelen D.343 "Litanei auf das Fest aller Seelen"
チケット情報
Ticket
料金(税込)
S席 | A席 | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|---|
¥6,500 | ¥5,000 | ¥1,500 | ¥1,100 |
Price(tax included)
S | A | U-25 | Live streaming |
---|---|---|---|
¥6,500 | ¥5,000 | ¥1,500 | ¥1,100 |
来場チケット
※先行発売はございません。
- S・A席
- 2021年12月19日[日]10:00
- U-25
- 2022年2月17日[木]12:00
ご購入にあたって
必ず、「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
基礎疾患(糖尿病・心不全・呼吸器疾患等)をお持ちの方や妊娠中の方、その他体調に不安のある方は、医師の判断や関係機関の情報をご確認の上、慎重なご判断をお願いいたします。
ネット席
- 2022年3月1日[火]12:00
ご購入にあたって
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
- S・A
- December 19 [Sun.], 2021 at 10:00
- U-25
- February 17 [Thu.], 2022 at 12:00
Before buying ticket
Before you reserve your ticket of Spring Festival in Tokyo 2022, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
If you have an underlying condition or are pregnant, be extra cautious about your decision to come, taking into consideration the advice of your doctor and information from relevant institutions.
Please check the latest information on our official website and SNS before coming to the concert.
Streaming ticket
- March 1 [Tue.], 2022 at 12:00
Before buying ticket
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードチャイコフスキーの歌曲
「祝福あれ、森よ」(1880)は、孤独な巡礼者が自身を取り巻く世界のすべてに祝福を捧げ、静かに旅を続ける。詩はアレクセイ・トルストイによる(文豪のトルストイとは別人)。「再び、前のように、ただひとり」(1893)は、深い寂寥感に包まれたチャイコフスキー最後の歌曲。詩はまだ無名の学生だった詩人ダニル・ラートガウスによる。「騒がしい舞踏会のなかで」(1878)は、舞踏会の喧騒のなかで美しい女性に一目惚れしてしまった男の歌。詩はA.トルストイによる。「ドン・ファンのセレナード」(1878)は、威勢よく啖呵を切るドン・ファンの口上を歌ったもの。詩はA.トルストイ。
ラフマニノフの歌曲
「昨日私たちは会った」(1906)は、悲劇的な情感を込めて愛の破局を描く。詩はヤーコフ・ポロンスキーによる。「夢」(1893)は、遠い故里への望郷の念を歌ったハイネの詩に付曲。「いや、お願いだ、行かないで」(1892)は、ロシア象徴主義の詩人ディミトリー・メレシュコフスキーの詩をもとにした失恋の歌。
ムソルグスキー:《死の歌と踊り》
ムソルグスキーの友人だった詩人ゴレニシチェフ=クトゥーゾフの詩に、1875~77年にかけて音楽を付けた作品。4つの死が描かれており、第1曲「子守歌」は幼い子供、第2曲「セレナード」は若い乙女、第3曲「トレパーク」は貧しい酔っ払いの老農夫、第4曲「司令官」は戦場に斃れた若い兵士たち。いずれも語り部による情景描写のあと、死神が一人称で言葉巧みに死へ誘う構成になっている。
エミールス・ダールジンシュの歌曲
1901年、ラトビアの故郷リガに戻ったダールジンシュは、作曲や同時代の音楽批評などでラトビアの音楽界に貢献したが、34歳の若さで亡くなった。「その時を、その瞬間を教えて」(1905)は、恋の諾否を問う歌。同年代に生きたラトビアの詩人ヤーニス・ポルクスの詩による。「わたしの幸せ」(1903)は、素朴な愛の歌。「スペインのロマンス」(1905)は、プーシキンの詩を用いたロマンスで、異国の夜に見初めた美しい女性を讃える。
ヤーゼプス・ヴィートルスの歌曲
ヴィートルスは、ラトビアの「クラシック音楽の父」とも言われ、民族的ロマン主義を主導した人物。「あの静かな夜を今でも思い出す」(1911)は、過ぎし恋の一夜を想うセンチメンタルな歌。「蘭の夢」(1918)は、同時代ラトビアの詩人フリツィス・バールダの詩による怪奇幻想にみちた歌。「聞いて、きれいな目をした少女よ」(1903)は、19世紀ラトビアの詩人エドゥアルド・ツァイボーツの詩をもとに、愛する娘に若かりし頃の妻の面影を見出す男を歌う。
アルフレーツ・カルニンシュの歌曲
カルニンシュは、サンクトペテルブルク音楽院でダールジンシュとともに学んだラトビアの作曲家。「思うに……」(1901)は、ラトビアの政治家で作家でもあったアンドリーフス・ニードラの詩による、劇的な緊張をはらんだ悲しい愛の歌。
シューベルトの歌曲
「さすらい人の月に寄せる歌」(1826)は、さすらい人が天空をさすらう月への憧れを歌う。詩は19世紀オーストリアの詩人ヨハン・ガブリエル・ザイドルによる。「死と乙女」(1817)は、マティアス・クラウディウスの詩にもとづく、死神と乙女との対話。シューベルトはのちにこの旋律を弦楽四重奏曲第14番の第2楽章で用いた。「春の小川のほとりで」(1816)の作詞はシューベルトの友人ショーバーで、愛らしい佳品。「魔王」(1815)は、ゲーテの詩を読んだシューベルトが一気に書き上げた名作。
R.シュトラウスの歌曲
「献呈」(1885)は、19世紀オーストリアの詩人ヘルマン・フォン・ギルムの詩に付曲した、演奏会の定番レパートリー。作曲当時シュトラウスはまだ10代後半だったが、書法はすでに完成しており、優美な旋律が心を打つ。「ああ悲しい、不幸なる者よ」(1889)は、男の滑稽な妄想をコミカルに歌う。歴史学者でもあったドイツの作家フェリックス・ダーンの詩に付曲。「私はおまえを愛する」(1898)は、リーリエンクローンの詩による愛の歌で、熱い情熱がほとばしる。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:駐日ラトビア共和国大使館
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Embassy of the Republic of Latvia in Japan
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