PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
ミュージアム・コンサート
Museum Concert
Museum Concert
成田達輝(ヴァイオリン) ~現代美術と音楽が出会うとき
Tatsuki Narita(Violin) - When Music Meets Modern Art
Tatsuki Narita(Violin) - When Music Meets Modern Art
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
上野の森美術館 展示室
Date / Place
The Ueno Royal Museum, Exhibition Room
Date / Place
The Ueno Royal Museum, Exhibition Room
出演
ヴァイオリン:成田達輝
Cast
Violin:Tatsuki Narita
曲目
V.グロボカール:?肉体の[試聴]
吉田 文:ヴァイオリン・ソロのためのDrape(世界初演)
A.ジョリヴェ:呪文《イメージが象徴となるため》[試聴]
平 義久:コンヴェルジェンス(収束) III[試聴]
G.ブレクト:ヴァイオリン・ソロ
J.ケージ:4分33秒[試聴]
一柳 慧:フレンズ
梅本佑利:プラスチック・ヴァギナ〜ヴァイオリンのための(世界初演)
山根明季子:うねうね動くオブジェα
増井哲太郎:無伴奏ヴァイオリンのための可変双魚室(世界初演)
【試聴について】 [試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Vinko Globokar:?Corporel
Aya Yoshida:Drape for violin solo(World Premiere)
André Jolivet :Incantation “Pour que l’image devienne symbole”
Yoshihisa Taira:Convergence III
George Brecht:Drip Music
John Cage:4’33”
Toshi Ichiyanagi:Friends
Yuri Umemoto:Plastic Vagina for Violin(World Premiere)
Akiko Yamane:windingly moving objects α
Tetsutaro Masui:Variant Pisces House for solo violin(World Premiere)
[ アンコール曲 ]
塩見允枝子(成田達輝編):パッシング・ミュージック[ Encore ]
Mieko Shiomi(arr.by Tatsuki Narita):Passing Musicチケット情報
Ticket
料金(税込)
全席自由 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|
¥4,000 | ¥1,100 |
Price(tax included)
All non-reserved seat | Live streaming |
---|---|
¥4,000 | ¥1,100 |
来場チケット
※先行発売はございません。
- 全席自由
- 2022年1月30日[日]10:00
ご購入にあたって
必ず、「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
基礎疾患(糖尿病・心不全・呼吸器疾患等)をお持ちの方や妊娠中の方、その他体調に不安のある方は、医師の判断や関係機関の情報をご確認の上、慎重なご判断をお願いいたします。
ネット席
- 2022年3月1日[火]12:00
ご購入にあたって
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
- All non-reserved seat
- January 30 [Sun.], 2022 at 10:00
Before buying ticket
Before you reserve your ticket of Spring Festival in Tokyo 2022, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
If you have an underlying condition or are pregnant, be extra cautious about your decision to come, taking into consideration the advice of your doctor and information from relevant institutions.
Please check the latest information on our official website and SNS before coming to the concert.
Streaming ticket
- March 1 [Tue.], 2022 at 12:00
Before buying ticket
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロード成田達輝
V.グロボカール:?肉体の
1985年作の衝撃的な作品です。文字通り「肉体」を用いて、楽器としての可能性が極限まで試されます。作曲したのは、スロベニア人の両親を持つフランスの作曲家ヴィンコ・グロボカール。彼はトロンボーン奏者でもあり、その作品を貫く根幹には即興があります。
吉田 文:ヴァイオリン・ソロのためのドレープ(世界初演)
吉田文さんは、デンマークとオランダを拠点に活動する神戸出身の新進作曲家。作品を委嘱したキッカケは、吉田さんの室内オペラの世界観が好きだったからです。本作は、私の好きなデザイナー、リック・オウエンスの美しい服のドレープをもとに作曲されています。
A.ジョリヴェ:呪文《イメージが象徴となるために》
フルートの名品を数多く残したフランスの作曲家アンドレ・ジョリヴェが1937年に作曲した独奏曲。音楽愛好家でもあり、ヴァイオリンも弾いた写真家リプニツキのために書かれました。他の楽器でも演奏可能ですが、ヴァイオリン独奏の場合、G線のみが用いられます。呪文のように絡みつき、舞台上に立ちのぼるフレーズが象徴的な余韻を残します。
平 義久:収束Ⅲ
A.ジョリヴェにも作曲を学んだ平義久さんは、生涯の大半をパリで過ごしました。「収束(Convergence)」シリーズは、マリンバ奏者、安倍圭子さんのために書かれた独奏曲として1975年にスタートしました。3番目となる本曲はフランスのヴァイオリニスト、ドヴィ・エルリーの委嘱により1976年に書かれました。日本的な響きや「間」が感じられる超絶技巧な作品です。
G.ブレクト:ヴァイオリン・ソロ
初期フルクサスでも活動したニューヨークの芸術家ジョージ・ブレクト(彼の名前はドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトに由来する)が1962年に発表したユニークなパフォーミングアート。楽器ケースを手に登場した奏者(演者?)が、ヴァイオリンを弾くのかと思いきや……。ヴィオラ、チェロ、コントラバスでも演奏可能とされる(さもありなん!)。
J.ケージ:4分33秒
言わずと知れた現代音楽のマイルストーン。この曲には音そのものは書かれていませんが、3楽章形式(2楽章がいちばん長い)という指定があります。この曲から感じるメッセージは「私はあらゆる立場に立ち、同時にどんな立場も取りません」というもので、「音楽体験とは何か」という根本的な問題を我々に突きつけます。皆さんはこの曲に、何を感じとりますか?
一柳 慧:フレンズ
ジョン・ケージを日本に初めて紹介して、「ケージショック」とも言わしめた一柳慧さんのヴァイオリン独奏曲です。たった3分にヴァイオリンの「哲学的な」モチーフが凝縮され、非常に簡潔ながら、豊かな音風景を思い起こさせます。一柳慧さんの作品には、いつも音世界の持つ原理や真理の提示のようなものが感じられ、演奏するたびに新鮮な感動を覚えます。
梅本佑利:プラスチック・ヴァギナ〜ヴァイオリンのための(世界初演)
2002年生まれの作曲家、梅本佑利さんの新作。梅本さんとは2019年秋に初めて会ってからの3年間で10曲以上の委嘱と初演をさせてもらい、その中にはモーツァルトの協奏曲のカデンツァ「タギング」、ヤマハ自動演奏ピアノとのコラボ作品「スーパーヤマハボーイ」、電話の保留音のための作品「050-5857-9289」など、音楽と現代美術の分水嶺的な作品があります。
山根明季子:うねうねとうごくオブジェα
山根明季子さんの2009年の作品で、うねうねとうごく音の形作る具象が宙を漂うような曲です。山根さんは梅本さんとの共同作品「管弦楽のためのOo./x」も発表しており、方向性の近さを感じます。過去に山根さんのオーケストラ作品「アーケード」を聴き、その斬新さに感動して、今回、作品を演奏させていただくことになりました。
増井哲太郎:無伴奏ヴァイオリンのための可変双魚室(世界初演)
1989年生まれの作曲家・増田哲太郎さんの新作。彼の音楽の特徴は、直截的なアイデアの展開と、1曲聴いただけで世界中を旅する気分になる想像力の豊かさにあります。本曲では、カズーという楽器を咥えながら弾いたり、叫んだり、弓をV字に振ったり、本日のプログラムの1曲目にも共通する「表現への渇望」が感じられます。長引くコロナ禍において、人は夢見ることを忘れてしまったのではないかと感じ、彼に新作を書いてもらい、今回のプログラムの終曲におきました。
作曲家自身による【プログラムノート】
吉田 文:ヴァイオリンソロのためのDrape(世界初演)
優美に覆われた
都会的なデザイン
流れる柔らかい自然な襞(ひだ)
ドレープの中の空間
グラマラスとアンダーグラウンドの非対称な組み合わせ
ミニマルな色彩
ベールのような不安
平 義久
ジョリヴェと時期を同じくして、コンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)に入学し卒業したという事実を時々思い出しては懐かしんでいる。ただし、向こうは教師で、こちらは学生(1966~1971)の身分であったが。私はすでに日本で作曲家としての教育を受けており、ジョリヴェ門下のクラスメートとの比較で言うと、これぞクラシックといった曲を書いていたものだ。
教師としてのジョリヴェは、具象に関して、器楽の実態に関して、また器楽奏者の心理に関して、そのベースとなる感性を有していた。ジョリヴェはより具体的で、メシアンはより学問的に厳密であったと言ってよいだろう。コンセルヴァトワールを卒業後、私はジョリヴェに会いに自宅へ通い続けた。彼はユーモアを好み、常にとてもストレートに自分の考えを述べていた。
私がイエロフォニー第5を仕上げようとしていた時のことである。ジョリヴェのクラスで1969年からこの5部作からなる作品に取り掛かっていたのだが、その完成時に立ち会えて彼は大喜びの様子であった。日本で伝統音楽のみならず新世代の作曲家にも触れる機会を得た彼は帰国後、「平は日本の伝統音楽を模倣せず、心の底から何かを感じている。」と語った。
私は思考がジョリヴェにとても似通っていると感じるとともに、彼の内にあって言葉のインスピレーションを生み出す霊的な神秘主義に近いと感じていた。彼の「5つの祭礼舞曲」のような初期の作品だけでなく、「チェロ協奏曲第1番」の中にも、第一級の手法でそれが織り込まれている。
私は、彼のオーケストレーションの技量と同じくらい、瞑想的で幻想的な彼の性格に魅了されていた。もっともジョリヴェは私に「ムッシュー瞑想さん」とのあだ名を付けていたのだが。それは、私が作品の中で「瞑想的に」「とても瞑想的に」「思い耽って」と何度も指示しているからであり、彼自身チェロ協奏曲第1番の楽章のタイトルに、瞑想的に-厳かに-簡潔にとの表現で指示していたのである。
私の作品タイトルのイエロフォニーは神聖を意味するイエロと声を意味するフォノスからなっており、私の成長の転換点にすぐさま気づいたジョリヴェにその由来がある。「とうとうやったぞ! 平が自分の道を見つけた。」との言葉に。
学生たちの話では、現代音楽の祭典であるロワイアン・フェスティバルへの曲を私に依頼するよう、作曲家ジルベール・アミが音楽評論家クロード・サミュエルに即座に約束させたとのことである。それはリゲティ、シュトックハウゼン、ブーレーズの時代であり、ジョリヴェが距離を置いていた音楽領域の時代であった。私は知性主義を否定はしないが、ダルムシュタット後の音楽を支えるために知性主義が音楽の先を行っていたと言える。私自身の音楽は、ジョリヴェが「礼拝堂」の音楽と呼んだものに比べれば、とても新鮮に見えたに違いない。この小さな礼拝堂よりも彼は一般大衆の方を好んでいたのだ。
今日、私はアンドレ・ジョリヴェが私自身の中に発見させてくれた道を歩み続けている。もし彼が今生きていたなら、私が作る音楽を愛してくれると確信している。
(『アンドレ・ジョリヴェ:肖像』Actes Sud 出版、1994年刊、146-148頁より抜粋)
(訳:加藤芳孝)
梅本佑利:プラスチック・ヴァギナ(世界初演)
女性の膣を模った「オナホール」は、男性の性対象として作り上げられたミニマムな女性器の具現化である。
“優れた「機能」を持つ性器”は「商品」として、大量に生産され、消費される。店頭に陳列されたパッケージには、性欲を刺激する卑語や女性器の断面図、美少女キャラクターが描かれ、過剰にカラフルでポップに装飾される。
性的対象のために作り上げられた、実際には存在し得ない人工の「内臓」。この作品が表すのは、その気持ち悪さと違和感である。
音楽は長音階、それが交差するだけの、極めてミニマムな構造であり、楽譜は全て八分音符で書かれている。二つのセクションがあり、一つ目のセクションでは、過剰で均一なヴィブラート、二つ目のセクションでは、重音以外すべての音符に掛かったトリルとサーキュラーボーイングで演奏される。
山根明季子:うねうねとうごくオブジェα(2009)
あなたは今、とある部屋に入ってきました。白い壁に囲まれたこの空間の、端の方にただひとつ物体がちょこんと在りました。白い物体で、人の顔かそれより少し大きいくらいです。そしてこの物体はあなたが部屋に入る前から動いているようで、見ている今もずっと動いています。うねうねと動いています。見たところはどうも無機的で石膏像のように白くてなめらかな質感をしています。機械的な動きではなく、しかし淡々と動いています。時々胴体の様々な箇所から出ては引っ込むような動きもしています。もくもく端正に動いています。しばらく観察して、あなたはこの動くオブジェを残して部屋を出ました。
増井哲太郎:無伴奏ヴァイオリンのための可変双魚室(世界初演)
私は作曲のアプローチとして、おもに2つの視点を大事にする。せっかく上野の森美術館で初演されるので、絵画形式に例える。肖像画と風景画の二通りの視点だ。
肖像画的視点とは、たとえば「成田さんが無伴奏ヴァイオリンのための拙作を上野の森美術館で演奏する肖像」を私が描くとしたら…という視点である。そこから「成田さん」「無伴奏ヴァイオリン」「拙作(つまり自画像)」など幾つかのキーワードを抜き出し、掘り下げていく。ちなみに作曲当時「上野の森美術館で」ということは決まっていなかったので、これだけは曲に反映されていない。
それで、もっとも重要視した点は「成田さん」という存在である。
題名の「可変双魚室」も彼の星座に因んだもの。また、彼が Twitter や Youtube で語った言葉やエピソード、使用している楽器の愛称までも発想のきっかけとしている。くわしくは後述の由来・引用リストを参照していただきたい。
一方で風景画的視点が何を意味するかというと、より社会的なことをあらわしている。いまだ出口の見えないコロナ禍による不安には、当然ながら大きく影響を受けた。曲全体が切迫した雰囲気をおびたように思える。また「可変双魚室」の英題は「Variant Pisces House」だが、「可変」を「Variant」としたのは、楽曲がウイルスのようにどんどん変異することを暗喩したものだ。
それから、肖像画や風景画という書き方をすると、写実的で自分の内面が反映されてないように思われるかもしれないが、全然反対である。あくまでも私から見た写実なので、小説でいえばむしろ私小説的といえる。
それに写実的といっても、楽想の呼び水でしかない。引用を除き、楽想自体は抽象的な動きに重点を置いた。いつも作品の外部と内部の視点が上手くバランスすることを心がけている。作品は、きわめて個人的であると同時に、総合的であるべきだと思うからだ。
それでは、以下に由来・引用リストを書き添える。
【題名に関して】
・「双魚室」→成田さんが星座に関心を持っていることに因む。双魚は彼の星座である双魚宮(=魚座)から。また室(英題 House)は占星術で星座を分類する概念。双魚室というのは造語。
・「可変」→上述の理由に加えて、Youtube において成田さんが Bach のシャコンヌを演奏することを「これから私は何回も生まれ変わるという感じ」と発言したことに関係する。また、双魚宮の神話ではアフロディーテとエロスが怪物テュポーンに驚いて魚に変身するため。英題の Variant はアフロディーテのローマ神話での呼び名であるヴィーナスの頭文字Vとも関連させた。作品全体に頭文字Vが散りばめられている。この手法自体もトマス・ピンチョンの小説『V.』の引用。そのためエロスのローマ名キューピッド(Cupid)の頭文字CよりもVに偏った。
【由来・引用】
・マスネ「タイスの瞑想曲」→成田さんが高校時代の通学中、地元のバスで運転手さんにタイスの瞑想曲を演奏していたエピソードから(2020年12月の Tweet)。また、タイスがヴィーナス信者であることにもまつわる。
・タルティーニ「悪魔のトリル」→使用する楽器の愛称タルティーニより。
・グレゴリオ聖歌「怒りの日」→成田さんがエリザベート王妃国際音楽コンクールでウジェーヌ・イザイ賞を受賞したため。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番で「怒りの日」が使われているから。
・ワーグナー《タンホイザー》→「タンホイザー」にヴェヌス(ヴィーナス)が登場するから。当初の題が「ヴェーヌスベルク」(ドイツ語でヴィーナス山)だったほど関連が深い。
・ハイドン「交響曲第88番 《V字》」→Vだからというこじつけ。なのだが、トマス・ピンチョンの小説『V.』→陰謀論的ポストモダン小説でネオナチが好む→ネオナチは88(アルファベットの8番目Hなので、HHすなわちハイル・ヒトラーをあらわす)という数字を好む、という連想から、社会の暗黒面を象徴している。ちなみにタイスでもタンホイザーでもヴィーナスは堕落の象徴。悪魔のトリルから悪魔も飛び回っているし、妖しさを強調する側面もある。
・ヴェールの使用→ヴェール(Veil)も頭文字V。ヴェールは古今東西で魔除を意味する事が多い。ヴェールをとることでパンドラの箱が開くようなイメージ。
・カズーの使用→トマス・ピンチョンの『V.』よりさらに陰謀論めいた小説『競売ナンバー49の叫び』に登場するヴィヴァルディ「カズー協奏曲」から。もちろん実在しない曲。
・開放弦A線、E線の多用→アフロディーテ(Aphrodite)の頭文字Aとエロス(Eros)の頭文字Eより。
・バッハ 教会カンタータ「時は日と年を作り」 BWV134a →ちょっとした自画像。この曲は34歳になる年に作ったので、バッハがほぼ同い歳のときに作曲したカンタータを引用。BWV の下二桁も34なので。
以上ご参考までに。
ところで今回の演目を眺めてみると、拙作以外では和洋近現代の名曲に加え、期待の若手作曲家お二人の初演まで予定されている。そんな中で拙作がトリに演奏されることは、有り難いながらも些か気後れする。だから私としては、成田さんが拙作を演奏することが、まるでカミオカンデがニュートリノを偶然発見したように、私以外にとっても良きものになることを、切に望むばかりです。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:上野の森美術館
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Co-presenter:The Ueno Royal Museum
- ※政府や自治体によるイベント開催要件に変更があった場合は、開演時間の変更や、販売枚数の追加または販売の一時停止、入場者数上限の変更等を行います。
- ※今後の新型コロナウイルス感染症拡大状況によっては、公演内容や実施方法を変更、または公演を中止する可能性がございます。最新情報は当公式サイトやSNSにてご確認ください。
- ※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
- ※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
- ※ご来場の際、車椅子をご利用のお客様は東京・春・音楽祭実行委員会(03-5205-6497)までお問合せください。
- ※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
- ※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
- ※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
- ※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。
- * Capacity limitation, suspension of ticket sales, and a change in the performance’s start time could occur if the guidelines are changed by the government or local authorities.
- * The plan and the way of implementation are subject to change, or the concerts are subject to be canceled due to the affection of the coronavirus. Please check the latest information on our official website and SNS.
- * Program order is subject to change.
- * Preschool-aged children are not admitted to entry.
- * Please contact in advance if you use a wheelchair.
- * Any changes or cancellations of tickets for the reason of the purchaser after payment would not be accepted.
- * Any changes or cancellations of tickets would not be acceptable even if programs and artists changed.
- * Ticket prices are inclusive of tax.
- * Any resales with a profit objective are strictly prohibited. We don’t take responsibility for any trouble caused by illegal resales.