PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
東京春祭 歌曲シリーズ vol.35
Tokyo-HARUSAI Lieder Series vol.35
Tokyo-HARUSAI Lieder Series vol.35
ブリン・ターフェル(バス・バリトン)&アナベル・スウェイト(ピアノ)
Bryn Terfel(Bass-Baritone)& Annabel Thwaite(Piano)
Bryn Terfel(Bass-Baritone)& Annabel Thwaite(Piano)
Canceled
プログラム詳細
Detail
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
出演
バス・バリトン:ブリン・ターフェル
ピアノ:アナベル・スウェイト
Cast
Bass-Baritone:Bryn Terfel
Piano:Annabel Thwaite
曲目
シューベルト:
愛の使い D957-1(《白鳥の歌》 より)
タルタルスの群れ D583
万霊節のための連禱 D343
水の上で歌う D774
鳩の便り D965a(《白鳥の歌》 より)
ブラームス:《4つの厳粛な歌》op.121
第1曲 人の子らの運命は
第2曲 私は顔を向けて見た
第3曲 おお死よ、なんとつらいものか
第4曲 たとえ私が人の子の言葉で語ろうとも
ヴォーン・ウィリアムズ:《旅の歌》(抜粋)
第1曲 放浪者
第3曲 道端の火
第7曲 私はいずこにさすらうか
第9曲 私は坂を上って、下りた
G.フィンジ:《花束を運ばせてほしい》op.18
第1曲 来たれ、来たれ、死よ
第2曲 シルヴィアって誰?
第3曲 もはや灼熱の太陽を怖れるな
第4曲 おい、俺のカノジョ
第5曲 恋する若者とその彼女
ベートーヴェン:
グレンコーの虐殺 WoO.152-5(《25のアイルランド民謡》 より)
クルーイドの谷 WoO.155-19(《26のウェールズ民謡》 より)
おお、素晴らしい時だった op.108-3(《25のスコットランド民謡》 より)
※当初予定しておりました曲目より変更となりました。
Program
Schubert:
Liebesbotschaft D957-1 (“Schwanengesang”)
Gruppe aus dem Tartarus D583
Litanei auf das Fest Aller Seelen D343
Auf dem Wasser zu singen D774
Die Taubenpost D965a(“Schwanengesang”)
Brahms:“4 ernste Gesänge” op.121
I. Denn es gehet dem Menschen
II. Ich wandte mich, und sahe an
III. O Tod, wie bitter bist du
IV. Wenn ich mit Menschen
Vaughan Williams:“Songs of Travel”(excerpts)
I. The Vagabond
III. The Roadside Fire
VII. Whither must I wander
IX. I have trod the upward and the downward slope
Gerald Finzi:“Let Us Garlands Bring” op.18
I. Come away, come away, death
II. Who is Silvia?
III. Fear no more the heat o’ the sun
IV. O Mistress Mine
V. It Was a Lover and His Lass
Beethoven:
On the Massacre of Glencoe WoO.152-5(“25 Irish Songs”)
The Vale of Clwyd WoO.155-19(“26 Welsh Songs”)
O sweet were the hours op.108-3(“25 Scottish Songs”)
*The program have been changed from the initial announcement.
チケット情報
Ticket
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(受付開始:2022年4月15日[金]10:00~)
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曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードシューベルトの歌曲
歌曲集《白鳥の歌》の冒頭を飾る「愛の使い」は、ゆったりとした愛の歌。「タルタルスの群れ」はシラーの詩による。タルタルスとは、ギリシア神話における冥界の最奥のことで、その恐ろしい牢獄の様子を描いている。「万霊節のための連禱」は、万霊節の日の連祷のために書かれた静かな祈りの歌。詩はドイツの詩人ヨハン・ゲオルク・ヤコービによる。「水の上で歌う」の歌詞は、ゲーテとも親交のあったシュトルベルク伯爵による。水の流れを模したピアノ伴奏とともに、夕暮れのうつくしい光景が描かれる。「鳩の便り」は、死の一ヵ月前に作曲されたシューベルトの絶筆とされる歌曲。詩は友人でもあったザイドルによる。軽快な伴奏に乗せて、一つの小さな物語が完結する。
ブラームス:《4つの厳粛な歌》
《4つの厳粛な歌》は、ブラームスが亡くなる前年の1896年5月7日の誕生日に完成した、バスとピアノのための連作歌曲集。テクストには聖書の詩句を用いており、ブラームスにとっては最後の声楽曲となった。3月には最愛のクララ・シューマンが亡くなっており、自身の死も予感した作品と言える。第1曲、第2曲は旧約聖書「伝道の書」、第3曲は旧約聖書「シラ書」、そして第4曲は新約聖書「コリント人への第一の手紙」から採られている。
ヴォーン・ウィリアムズ:《旅の歌》 (抜粋)
《旅の歌》は1901~04年にかけて、ヴォーン・ウィリアムズが初めて本格的に手掛けた連作歌曲集。全9曲のうち、まず8曲が1904年に初演されたが、作曲家の死後、第9曲が発見され、全曲そろって出版されたのは1960年だった。歌詞はイギリスの作家スティーヴンソンの同名詩集から採られている。本日は同曲集から4曲をお届けする。
第1曲「放浪者」は、放浪者の自己紹介。他のさすらい人と違うのは、この放浪者が確固たる矜持を抱いているところ。行進曲調の伴奏がその覚悟を支えている。第3曲「道端の火」は、生き生きとした明るい曲調で、放浪生活の醍醐味を歌う。第7曲「私はいずこにさすらうか」は、逆に放浪者の厳しさを歌う。過ぎ去った日々、うしなった故郷を取り戻す術はもうないのだ、と。第9曲「私は坂を上って、下りた」はわずか4行の詩で、放浪生活の終わり(死)を暗示する。最期に彼は自らの人生に「諾」を唱えるのだった。
G.フィンジ:《花束を運ばせてほしい》
20世紀前半のイギリスを生きたジェラルド・フィンジが、シェイクスピア作品に付曲した歌曲集《花束を運ばせてほしい》は、第二次世界大戦中の1942年に完成し、ヴォーン・ウィリアムズの70歳の誕生日に捧げられた。全5曲からなり、第1曲「来たれ、来たれ、死よ」と第4曲「おい、俺のカノジョ」は『十二夜』から、第2曲「シルヴィアって誰?」は『ヴェローナの二紳士』、第3曲「もはや灼熱の太陽を怖れるな」は『シンベリン』、第5曲「恋する若者とその彼女」は『お気に召すまま』から採られている。
ベートーヴェンの民謡編曲
1803年にベートーヴェンが知り合ったイギリスの出版商ジョージ・トムスンは、スコットランド、ウェールズ、アイルランド民謡の蒐集保存に注力し、様々な作曲家に編曲を依頼した。ベートーヴェンもその依頼を受け、いくつかの民謡編曲集を書いた。
「グレンコーの虐殺」は《25のアイルランド民謡》(1814)所収。1692年にスコットランドのグレンコー村で起きた、政治的理由により罪なき民が虐殺された事件を扱ったシリアスな歌。スコットランドの作家サー・ウォルター・スコットの詩による。「クルーイドの谷」は《26のウェールズ民謡》(1817)所収。ウェールズ北東部デンビーシャーにあるクルーイドの谷を舞台にした悲恋を描く。イギリスの作家アメリア・オーピーの詩による。「おお、素晴らしい時だった」は《25のスコットランド民謡》(1818)所収。生の喜びにあふれた酒の讃歌で、イギリスの詩人・歴史学者ウィリアム・スミスの詩による。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:ブリティッシュ・カウンシル
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:British Council
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