PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
イタリア~狂熱のバロック歴遊
Italia -Passionate Journey to the Baroque
Italia -Passionate Journey to the Baroque
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
旧東京音楽学校奏楽堂
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
出演
Cast
Cembalo & Baroque Harp:Marie Nishiyama
Tenor:Makoto Sakurada
Violin:Anna Kodama、Shiho Hiromi
Baroque Cello:Takashi Kaketa
Percussion:Tomoyuki Hamamoto
曲目
アルカデルト(トラバーチ編):ハープのための《どうぞ私の命を絶って》
ディンディア:獣も岩も私の嘆きに涙を流し
トラバーチ:トッカータ 第2番 ハープのためのリガトゥーレ
ディンディア:君は私を捨て、おお、無慈悲な人、美しい人よ!
モンテヴェルディ:これほどに甘い苦しみが
モンテヴェルディ:音楽寓話《オルフェオ》より
トッカータ
リトルネッロ
天上の薔薇、世の命
ぼくは帰ってくる
覚えているだろうか、深き森よ
モレスカ
グレコ:2台の弦楽器のためのシンフォニア 第3番 ト長調
マッテイス:古風なサラバンダ上の様々な逸脱またはチャッコーナ
スカルラッティ:トッカータとバレット イ短調
スカルラッティ:愛の神、このろくでなしめ!
Program
Arcadelt(arr. by Trabaci): Ancidetemi pur, per l’Arpa
D’India:Piangono al pianger mio le fere, e i sassi
Trabaci:Toccata Seconda, & Ligature per l’Arpa
D’India:Tu mi lasci, o cruda, o bella!
Monteverdi:Si dolce è’l tormento
Monteverdi:Favola in musica “Orfeo”
Toccata
Prologo:Ritornello
Atto Primo:Rosa del ciel, vita del mondo
Atto Secondo:Sinfonia – Ecco pur ch’a voi ritorno
Ritornello ~ Vi ricorda o boschi ombros
Atto Quinto:Moresca
Greco:Sinfonia Terza à due viole in sol maggiore
Matteis:Diverse Bizzarrie sopra la Vecchia Sarabanda ò pur Ciaccona Ciaccona
Scarlatti:Toccata in la minore – Balleto (Allegro)
Scarlatti:Ammore, brutto figlio de pottana
[ アンコール曲 ]
モンテヴェルディ:金髪の可愛いお嬢ちゃんチケット情報
Ticket
料金(税込)
全席指定 | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|
¥4,500 | ¥1,500 | ¥1,500 |
Price
All reserved-seat | U-25 | Live streaming |
---|---|---|
¥4,500 | ¥1,500 | ¥1,500 |
来場チケット
発売スケジュール
※先行発売はございません。
※座席は定員の50%以下で販売をいたします。今後の状況により、追加でチケットを販売する可能性がございます。
- 全席指定
- 2021年2月23日(火・祝)10:00
- U-25
- 2021年3月11日(木)10:00
ご購入にあたって
必ず、「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
基礎疾患(糖尿病・心不全・呼吸器疾患等)をお持ちの方や妊娠中の方、その他体調に不安のある方は、医師の判断や関係機関の情報をご確認の上、慎重なご判断をお願いいたします。
ネット席
発売スケジュール
- 2021年3月7日(日)12:00
ご購入にあたって
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
Release Schedule
- All reserved-seat
- February 23,2021 at 10:00
- U-25
- March 11,2021 at 10:00
Before buying ticket
Before you reserve your ticket of Spring Festival in Tokyo 2021, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
If you have an underlying condition or are pregnant, be extra cautious about your decision to come, taking into consideration the advice of your doctor and information from relevant institutions.
Please check the latest information on our official website and SNS before coming to the concert.
Streaming ticket
Release Schedule
- March 7,2021 at 12:00
Before buying ticket
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロード解説:西山まりえ(バロック・ハープ&チェンバロ)
本日のプログラムは、オール・イタリア・バロックでお届けします。バロック・ハープ、バロック・ヴァイオリン、バロック・チェロ、チェンバロと古楽器を使用し、各楽器によるトッカータ、チャッコーナ、シンフォニアなどの作品と、語りながら歌う〈レチタール・カンタンド〉様式の味わい深い歌曲、さらに打楽器を加えたダンサブルなリズムの魅惑的なオペラのワンシーン、そして最後にはカンタータ! という盛り沢山の構成です。春爛漫の上野で『バロック小劇場』をお楽しみいただけましたら幸いです。
プログラムは、1600年代初頭、この時代に愛されたバロック・ハープ(別名:トリプル・ハープまたはアルパ・ドッピア)の独奏からスタートします。トラバーチ(ca.1575-1647)はナポリの宮廷楽長を務め、その才能を存分に発揮して名声を博しました。彼自身がハープ弾きでもあったことから、「ハープのための」と題された作品は、古いハープの奏法が具体的に示されている貴重な資料となっています。原曲はルネサンス時代の音楽家アルカデルトの作品「どうぞ私の命を絶って/ああ悲痛なる苦しみ/死はわたしの喜びとなる」という歌詞のマドリガーレです。この詩には当時の文学的慣習(法悦や官能的な比喩)で、二重、三重の意味が込められていることを忘れてはなりません。
続くディンディア(1582-1629)の2作品と、モンテヴェルディ(1567-1643)のアリア「甘美なる苦しみ」は、えも言われぬ情緒たっぷりな旋律の歌曲です。愛の苦悩とは恋する相手への最高の賛辞であり、その心情が言葉に即した旋律線や妙なる半音使いなどで表現されています。前半最後は、当時まだオペラという言葉ではなく「音楽寓話」(Favola in musica)と題された《オルフェオ》から抜粋した、類稀なる琴の名手である半神オルフォオが結婚を仲間たちに祝福され、妻の死の知らせを告げられる直前の幸福絶頂に昇りつめるシーンをお聞きいただきます。
後半はイタリア弦楽器の隆盛の響きを中心にお届けします。まずはロッコ・グレコ(1657-ca.1717)のチェロ独奏から始まります。グレコはアルボレア、スプリアーニ、ランゼッティなどの名手を輩出した、偉大なるナポリのチェロの伝統の創始者と言えるでしょう。続いては、ナポリに生まれ、1670年代にイギリスに渡って当地で大成功を収めたヴァイオリニスト、ニコラ・マッテイス(ca.1650- after 1713)です。本日は珍しい2声バージョンでのチャッコーナを演奏いたします。そしてトリはナポリの至宝、アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)のカンタータを奏します。タイトルは原語で「Ammore, brutto figlio de pottana」、これはナポリの方言で、“amore”の“m”がひとつ多いなど、いわゆる標準的なイタリア語と多々違う点があります。直訳すると「売春婦の息子」とのこと。恋に苦しむナポリ男が愛の神アモーレに向かって吐き捨てるスラングです。野菜を比喩にしたエロティックな表現もあります。さてさて、ドキドキの続きはステージで! どうぞイタリアンなバロックの午後をお楽しみください。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:公益財団法人 台東区芸術文化財団
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Art & Culture Foundation of Taito
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