PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
ライナー・ホーネック(ヴァイオリン)&菊池洋子(ピアノ)
Rainer Honeck(Violin)& Yoko Kikuchi(Piano)
莱纳·霍内克(小提琴)&菊池洋子(钢琴)

プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall
Date / Place
出演
ヴァイオリン:ライナー・ホーネック
ピアノ:菊池洋子
Cast
Violin:Rainer Honeck
Piano:Yoko Kikuchi
曲目
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第34番 変ロ長調 K.378 [試聴]
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574 [試聴]
コルンゴルト:《から騒ぎ》op.11 より 4つの小品 [試聴]
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108 [試聴]
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Mozart:Sonata for Violin and Piano No.34 in B-flat major K.378
Schubert:Sonata for Violin and Piano in A major D574
Korngold:4 Pieces from “Viel Lärmen um Nichts” op.11
Brahms:Sonata for Violin and Piano No.3 in D minor op.108
[ アンコール曲 ]
ドヴォルザーク - クライスラー:スラヴ幻想曲エデ・ポルディーニ:7つのマリオネット - 第2番 踊る人形(F. クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)
クライスラー:
ウィーン風狂想的幻想曲
シンコペーション
ジプシー奇想曲
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574より第4楽章
クライスラー:美しきロスマリン
[ Encore ]
Dvorak - Kreisler:Slavonic FantasyEde Poldini :7 Marionettes: No. 2. La Poupée valsante (arr. F. Kreisler for violin and piano)
Kreisler:
Viennese Rhapsodic Fantasietta
Syncopation
Gipsy Caprice
Schubert:Sonata for Violin and Piano in A major D574 - IV. Allegro vivace
Kreisler:Schön Rosmarin
関連動画
チケット情報
Ticket
料金(税込)
全席指定 | U-25 | ネット席 |
---|---|---|
¥6,500 | ¥2,000 | ¥1,200 |
Price(tax included)
All-reserved seat | U-25 | Live Streaming |
---|---|---|
¥6,500 | ¥2,000 | ¥1,200 |
来場チケット
●オンライン・チケットサービス先行
「Myセレクト3」
2023年12月3日[日]10:00 〜12月6日[水]23:59
●全席指定
2023年12月10日[日]10:00
●U-25
2024年2月15日[木]12:00



ネット席
- 2024年2月23日[金・祝] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
ネット席の詳細はこちら
Streaming ticket
- February 23 [Fri.], 2024 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
details of the LIVE-Streaming ticket
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードライナー・ホーネック(ヴァイオリン)&菊池洋子(ピアノ)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第34番
作曲時期は1780年前後とはっきりしない。ソナタ形式の第1楽章は軽快なアレグロ。ピアノがコケティッシュで抒情的な主題を奏でると、負けじとヴァイオリンがいっそう魅惑的に歌う。第2主題は、ためらいがちな陰りを帯びたメロディ。軽くステップを踏むような第3主題も重なって、全体に光と影が交錯するような趣を呈する。三部形式の第2楽章はアンダンティーノ。ベートーヴェンの緩徐楽章を先取りしたような深みのあるテーマをピアノが奏でる。ヴァイオリンの扱いはオブリガート的。テンポを速めた中間部では緊張感が増すものの、静謐な祈りを感じさせる。第3楽章はアレグロのロンド楽章。軽快でギャラントな音楽に、ほのかな哀愁が忍び込む。力強いピツィカートのあと、急旋回するように曲を閉じる。
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
二十歳の時の作品。「死と乙女」、「音楽に寄す」、「ます」など、珠玉の歌曲を残した年である。すでに交響曲は第5番まで、弦楽四重奏曲は第11番までを書き終えており、通常の意味での「若書き」とは到底いえない。第1楽章はソナタ形式のアレグロ。伴奏音型にしては、あまりに魅力的なピアノの序奏に応え、ヴァイオリンが瞑想的な歌を呟く。旋律が走り始めると、音楽はいっそう輝きを放ち、ピアノが提示する第2主題は軽快で愉悦的。第2楽章は三部形式のスケルツォ。ピアノが主導し、速いテンポに乗ってヴァイオリンが小刻みに音を切りながら走る。中間部では対照的に、ゆったりと半音階的なメロディを歌い上げる。緩徐楽章の第3楽章は変奏曲。哀しみを宿したメロディアスな旋律を3つの変奏が彩る。シューベルトらしい純な佇まいに心惹かれる。第4楽章はソナタ形式のアレグロ。テーマが近似していて、スケルツォ楽章を回顧するような勢いで始まる。ピアノの技巧がきらびやか。ヴァイオリンが奏でる第2主題はレガートな歌。ピアノは最晩年のモーツァルトを想起させる可憐さだ。ヴァイオリンが重音の難技巧で全曲を締める。
コルンゴルト:《から騒ぎ》より 4つの小品
コルンゴルトは、わずか9歳でマーラーに感銘を受け、13歳の時にバレエ音楽《雪だるま》をウィーンで初演し、喝采を浴びた。ミドルネームにモーツァルトと同じ「ヴォルフガング」をもつ少年は、たちまち神童として音楽界に躍り出た。本作は1920年、シェーンブルン宮殿でヴァイオリン奏者のルドルフ・コーリッシュと共演するために、自作のシェイクスピア劇への付随音楽をもとに、4曲のヴァイオリン小品集として編曲された。第1曲「花嫁の部屋の乙女」は、結婚式の準備にとまどう花嫁の姿をコケティッシュかつ優美に描いている。第2曲「ヤマリンゴと桃酒」は、酔っ払った警吏のヤマリンゴ(ドグベリー)と村役⼈の桃酒(ヴァージズ)が練り歩くコミカルな行進曲。第3曲「庭園の音楽」は、ベネディックへのベアトリスの高まる愛が綴られるシーンで、子守唄のような優しいメロディが際立つ。第4曲「仮面舞踏会」では、なりすましに端を発した恋のドタバタ喜劇を、ヴァイオリンの技巧を駆使して華麗に描く。
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
ブラームス最後のヴァイオリン・ソナタで、3曲のなかでは唯一の短調作品。交響曲第4番の初演をすでに終え、同時期の大作はヴァイオリンとチェロのための「二重協奏曲」のみ。作曲家は(「55歳」といういくぶん早い)初老をむかえようとしていた。第1楽章はソナタ形式のアレグロ。ピアノのアルペジオに支えられて、胸が締め付けられるようなメロディをヴァイオリンが奏でる。ピアノによる第2主題は静謐さを湛え、晩年の間奏曲を先取りするかのよう。感情の昂ぶりとメランコリーが激しく交錯する展開部を経て、穏やかに楽章を終える。第2楽章は三部形式のアダージョ。子守唄を想わせる平明なメロディがゆったりと流れる。ピアノ伴奏もシンプルそのもの。やがて音楽はイタリア民謡のような甘美な旋律で高揚する。ヴァイオリンの重音が効果的。第3楽章は三部形式のスケルツォ。何かに憑かれたようにピアノが遁走し、煽られるようにヴァイオリンが暗い情熱を歌う。第4楽章はロンド・ソナタ形式によるプレスト。交響曲の終楽章をピアノとヴァイオリンだけで演奏したような雄大な音楽。激しい重音で幕を開け、ピアノが奏でるコラール風の旋律はまさにシンフォニック。ヴァイオリンの重音やピアノの連打が、金管楽器のトゥッティを連想させる。シンコペーションの嵐のなか、圧倒的な高揚感をともなって終曲する。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Austrian Embassy Tokyo/Austrian Cultural Forum Tokyo
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