PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
ミュージアム・コンサート
Museum Concert
博物馆·音乐会
藤木大地(カウンターテナー)&大塚直哉(チェンバロ)
Daichi Fujiki(Countertenor)& Naoya Otsuka(Cembalo)
藤木大地(假声男高音)&大塚直哉(大键琴)
![](https://www.tokyo-harusai.com/wp/wp-content/uploads/2023/10/0407Fujiki-e1698578245543.jpg)
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
国立科学博物館 日本館2階講堂
Date / Place
National Museum of Nature and Science, Japan Gallery, 2F, Lecture Hall
Date / Place
出演
Cast
Countertenor:Daichi Fujiki
Cembalo:Naoya Otsuka
曲目
「イタリア古典歌曲集」へのディスカヴァリー
G.B.ファゾーロ:望みを変えよ
G.カッチーニ:アマリッリ [試聴]
L.マンチャ:側にいることは
G.フレスコバルディ:トッカータ 第8番
A.チェスティ:あこがれの人のまわりに
G.B.バッサーニ:眠っているのか、美しい女よ
G.トレッリ:あなたは知っている
G.フレスコバルディ:パッサカリアによる100のパルティータ
A.ロッティ:美しい唇よ、お前は言ったのだ
F.ガスパリーニ:カンタータ《いとしい絆よ》(室内カンタータ集 op.1 より)
A.カルダーラ:たとえつれなくとも(牧歌劇《愛の誠は偽りに打ち勝つ》より)
G.B.ボノンチーニ:お前を讃える栄光のために
F.ドゥランテ:愛に満ちた処女よ
D.スカルラッティ:
ソナタ ト長調 K.146
ソナタ ロ短調 K.87
ソナタ ニ長調 K.492
A.スカルラッティ:すみれ
ヘンデル:
私を泣かせてください(歌劇《リナルド》HWV7 より)
シャコンヌ ト長調 HWV435
T.ジョルダーニ:カーロ・ミオ・ベン
J.P.マルティーニ:愛のよろこびは
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
国立科学博物館で開催される公演へのご入場について(ご来場予定の方へ)
Program
Giovanni Battista Fasolo : Cangia, cangia tue voglie
Giulio Caccini : Amarilli
Luigi Mancia : Star vicino
Girolamo Frescobaldi : Toccata otava
Antonio Cesti : Intorno all’idol mio
Giovanni Battista Bassani : Dormi bella
Giuseppe Torelli : Tu lo sai
Girolamo Frescobaldi:Cento Partite sopra Passacagli
Antonio Lotti : Pur dicesti, o bocca bella
Francesco Gasparini :Cantata “Caro laccio” (Cantate da camera a voce sola op.1)
Antonio Caldara : Sebben crudele (“La costanza in amor vince l’inganno”)
Giovanni Battista Bononcini: Per la gloria d’adorarvi
Francesco Durante: Vergin, tutto amor
Domenico Scarlatti:
Sonata in G major K.146
Sonata in B minor K.87
Sonata in D major K.492
Alessandro Scarlatti: Le Violette
Händel:
Lascia ch’io pianga (“Rinaldo” HWV7)
Chaconne in G major HWV435
Tommaso Giordani: Caro mio ben
Jean Paul Martini: Plaisir d’amour
[ アンコール曲 ]
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ[ Encore ]
Händel:Ombra mai fùチケット情報
Ticket
料金(税込)
全席自由 | ネット席 |
---|---|
¥4,500 | ¥1,200 |
Price(tax included)
All non-reserved seat | Live Streaming |
---|---|
¥4,500 | ¥1,200 |
ネット席
- 2024年2月23日[金・祝] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
ネット席の詳細はこちら
Streaming ticket
- February 23 [Fri.], 2024 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
details of the LIVE-Streaming ticket
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロード藤木大地(カウンターテナー)&大塚直哉(チェンバロ)
17世紀イタリアの作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・ファゾーロは、オルガン奏者としても活躍した。「望みを変えよ」は、優しいリフレインが印象的。
典雅な響きの有名曲「アマリッリ」は、ルネサンス末期からバロック初期にかけて活躍したイタリアの作曲家ジュリオ・カッチーニが書いたマドリガーレの一つ。声楽を志す人ならば、必ず歌う曲。
「側にいることは」は、17世紀後半のイタリアの作曲家ルイージ・マンチャが書いたアリア。この曲は長らくサルヴァトル・ローザ作と言われていたが、近年の研究でマンチャのオペラ《幼き王》のアリアであることが判明した。
初期バロック音楽の作曲家ジローラモ・フレスコバルディは、特にその鍵盤曲で知られる。「トッカータ 第8番」は、1615年に出版された《トッカータ集 第1巻》所収。
アントニオ・チェスティは17世紀イタリアのフィレンツェで活躍したオペラ作曲家。「あこがれの人のまわりに」の悲しみにあふれた清冽なメロディは、イタリア古典歌曲のなかでも際立っている。
イタリア・パドヴァ出身の作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニが書いた「眠っているのか、美しい女よ」は、報われぬ愛を歌っているが、どこか吹っ切れたような明るさがある。
ジュゼッペ・トレッリはイタリア盛期バロックの作曲家で、主に器楽曲で知られている。「あなたは知っている」は、シンプルがゆえに心をうつメロディ。
フレスコバルディの《パッサカリアによる100のパルティータ》は1637年に出版された改訂版《トッカータ集 第1巻》所収。非常に実験的な作品。
アントニオ・ロッティはヴェネツィアで活躍した盛期バロックの作曲家。「美しい唇よ、お前は言ったのだ」は、彼の代表作として親しまれていたが、近年はそのオペラやミサ曲なども再評価されている。
フランチェスコ・ガスパリーニは、ヴェネツィアのピエタ慈善院の合唱長も務めた人物で、作曲家としては教会音楽が多い。「いとしい絆よ」は短い曲だが、品のあるイタリア語が美しい。この曲が収められている「室内カンタータ集 作品1」は1695年に出版された。
アントニオ・カルダーラは、カール6世に仕え、ウィーンの宮廷副楽長にまでのぼりつめた人物。「たとえつれなくとも」は、牧歌劇《愛の誠は偽りに打ち勝つ》の中のカンツォネッタ。
イタリア・バロック音楽の作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニは、チェロ奏者としても活躍した。「お前を讃える栄光のために」は、オペラ《グリゼルダ》のアリア。
フランチェスコ・ドゥランテは、イタリア後期バロック音楽の作曲家で、宗教曲の大家。教師としても名高く、パイジエッロやペルゴレージの師でもある。「愛に満ちた処女よ」とは、もちろん聖母マリアのこと。
鍵盤作品の大家として知られるナポリ出身のドメニコ・スカルラッティは、後半生をスペインの宮廷に仕えた。500を超えるソナタを作曲しており、それぞれ3分に満たない曲だが、味わい深い。本日はソナタ3曲を演奏する。
清らかな旋律の「すみれ」は、ドメニコの父アレッサンドロ・スカルラッティ作曲のオペラ《ピッロとデメートリオ》のアリア。数多くのオペラやカンタータを残したスカルラッティは、オペラにおけるナポリ楽派の始祖とされる。
ヘンデルの歌劇《リナルド》は、1711年の初演で大成功を収め、ロンドンでのオペラ活動への活路を開いた作品。その第2幕の劇中でリナルドの恋人アルミレーナが歌うアリア「私を泣かせてください」は、静けさを湛えた旋律が胸を打つ名曲。
シャコンヌはバロック時代に流行した変奏曲の一種で、ゆったりした3拍子が特徴。ヘンデルが残したシャコンヌの中でも「シャコンヌ ト長調」(1710年)は人気が高い。21の変奏からなり、大きく三部分に分かれる。
イタリア・ナポリ出身の作曲家トンマーゾ・ジョルダーニが作曲した「カーロ・ミオ・ベン」は、イタリア古典歌曲のなかでも代表的なもの。歌詞はイタリア語だが、ジョルダーニはその生涯のほとんどをロンドンで過ごしたので、本曲もイギリス時代の作品である。
ジャン・ポール・マルティーニはドイツ出身のフランスの作曲家。「愛のよろこびは」は、日本でもおなじみのメロディだが、作曲家を知る人は少ないだろう。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:国立科学博物館
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Co-presenter:National Museum of Nature and Science
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