PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
昼下がりのアルゼンチン・タンゴ
The Argentine Tango
午后的阿根廷探戈
タンゴ史に輝く古今の名曲を集めて
An Afternoon of Glorious Tango Masterpieces throughout History
探戈古今名曲集锦
プログラム詳細
Detail
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
Date / Place
东京文化会馆 小音乐厅
出演
Cast
Bandoneon:Hitoshi
Guitar:Yosuke Tanaka
piano:Atsushi Abe
Violin:Momoko Aida
Contrabass:Kazuhiro Tanabe
Dance:Tzu-Han & Kyoko
曲目
ガルデル:首の差で [試聴]
アローラス:マイポ ※
サルガン:ドン・アグスティン・バルディに捧ぐ
仁詩: フェリクス
ピアソラ:天使のミロンガ
カルロス・コビアン: 酔どれたち
ラウレンス:私に愛しいミロンガ ※
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ[試聴]
メロ: 心の底から ※
プラサ:ノスタルヒコ
ピアソラ:鮫
ロビーラ:エバリスト・カリエゴに捧ぐ ※
仁詩: タンゴ・テンペスト
ピアソラ:忘却
ピアソラ:アディオス・ノニーノ [試聴]
※ダンス付き
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Gardel (1890-1935) : Por una cabeza
Arolas (1892-1924):Maipo
Salgán (1916-2016):A Don Agustin Bardi
Hitoshi (1983- ):Felix
Piazzolla (1921-92):Milonga del angel
Carlos Cobián (1896-1953):Los Mareados
Laurenz(1902-72): de mis Amores
Piazzolla : Verano Porteno
Matos Rodríguez: La cumparsita
Melo(1897-1981):Desde el Alma
Plaza (1928-2003):Nostalgico
Piazzolla : Escualo
Oscar Rovira (1925-80):A Evarristo Carriego
Hitoshi:Tango Tempest
Piazzolla: Oblivion
Piazzolla: Adios Nonino
チケット情報
Ticket
公演中止に伴い払戻しを承ります。詳細は「払戻しに関するご案内」をご参照の上、お手続きくださいます様、お願い申し上げます。
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロード文・飯塚久夫(日本アルゼンチンタンゴ連盟&日本タンゴ・アカデミー会長)
ガルデル:首の差で
タンゴ界最高の歌手、カルロス・ガルデルが1935年6月、人気絶頂の最中に飛行機事故で亡くなる4カ月前の作品。近年、映画やスケートで使われ、タンゴ・ダンス・ブームにひと役買った。
アローラス:マイポ
アローラスはタンゴ初期のバンドネオン奏者。1922年パリに渡り、24年に32歳で客死した。「デレーチョ・ビエホ」「ラ・カチーラ」などスケールの大きい不朽の名作を残している。
サルガン:ドン・アグスティン・バルディに捧ぐ
サルガンは2016年に百歳で亡くなったピアニスト。シンコペーション的な彼独特のリズム感覚がタンゴに新世界を開いた。バルディはタンゴ初期のピアニストにして大作曲家。
仁詩:フェリクス
演奏者の自作。題名はラテン語で「幸福」。バンドネオンや音楽を通じて感じる幸せ、そして未来への希望を込めて作ったという。暖かな春の季節を思わせる響きが魅力的。
ピアソラ:天使のミロンガ
「天使の導入」「天使の死」「天使の復活」というピアソラの〈天使と悪魔〉シリーズの一つ。ブエノスアイレスの下町の神話を人間の純真さとして表している。
カルロス・コビアン:酔どれたち
コビアンは1920年代、タンゴが大きく進展した頃の優れた作曲家。この曲は「郷愁」「わが両親の家」「私の隠れ家」などと並ぶコビアンの傑作。1922年「麻薬中毒者」という題名で作られたが、44年に今のタイトルに変更された。しかし内容は素晴らしい。
ラウレンス:私の愛しいミロンガ
ラウレンスはタンゴ史に名を残すバンドネオン奏者。大草原から発した古いタンゴ(ミロンガ)やギターの響きに加え、新しいリズム感覚もある。哀愁と華やかさがミックスしている。
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
ピアソラの〈ブエノスアイレスの四季〉シリーズの中で最初に作られ、最も迫力ある作品。暑さにあえぐリズムと夜の川風を思わせるメロディが強い印象を与える。
マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
タンゴの魅力はリズムと一体化したメロディ進行、この曲はその典型でもある。大学生だったマトス・ロドリゲスがカーニバルの行進曲として作り、巨匠フィルポが対旋律や第三部を付加し、今日まで続くタンゴの代表曲となった。
メロ:心の底から
ブエノスアイレスにはいわば三拍子のタンゴもあり、“バルス・クリオージョ”と言われる。1922年、メロ(女性)が25歳の時に作った。タンゴのワルツはこのように美しいメロディをもった曲が多い。
プラサ:ノスタルヒコ
題名は「ノスタルジックな」という意味。第一部は古いタンゴの雰囲気が隠されており、間奏を挟んだ第二部のメロディが郷愁を感じさせる。
ピアソラ:鮫
ピアソラの趣味は鮫釣り。そのスリルを感じさせるような曲だ。出だしから強いリズムに乗って、繰り返しの多いメロディが威厳をもって展開される。
ロビーラ:エバリスト・カリエゴに捧ぐ
カリエーゴは20世紀初頭のブエノスアイレスの下町風景や民衆感情を詠った詩人。重厚な低音の響きと今日的なメロディが調和している。
仁詩:タンゴ・テンペスト
バンドネオン、ピアノ、ギターの強烈なサウンドがタンゴとして共鳴し、テンペスト(嵐)となる。嵐の前の静けさから始まり、荒れ狂う夜を駆け抜ける。
ピアソラ:忘却
シェイクスピアの『ヘンリー4世』をモチーフにした映画『エンリコⅣ』(1984年、M.マストロヤンニ主演)の音楽をピアソラが担当。題名はその中の台詞「お前など知らない・・・」から来ているのか? 人間の裏切や変節を深く表しているのか!?
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
1959年、プエルトリコ巡業中のピアソラが父の訃報に接し、数時間部屋に引き籠もって書いた。父の死の悲しみとともに、経済的にも技術的にも苦境にあった当時の心が反映されている。ピアソラの最高傑作。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:アルゼンチン共和国大使館
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Embassy of the Republic of Argentine in Japan
- ※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
- ※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
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