PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
小山裕幾(フルート)
Yuki Koyama(Flute)
Yuki Koyama(Flute)
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
旧東京音楽学校奏楽堂
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
出演
Cast
Flute:Yuki Koyama
Piano:Takuya Uchikado
曲目
【フィンランド放送交響楽団首席フルート奏者による “日本とフィンランドのフルート作品を集めて”】
ロッタ・ヴェンナコスキ:雰囲気から
ユッカ=ペッカ・レヘト:ノクターン
福島和夫:冥[試聴]
吉松 隆:デジタルバード組曲 op.15[試聴]
三浦真理:想い出は銀の笛
細川俊夫: 線Ⅰ[試聴]
ユッカ=ペッカ・レへト:フルート・ソナタ《スクリプト》(世界初演)
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Lotta Wennäkoski:Ilmakehästä
Jukka-Pekka Lehto:Nocturne
Kazuo Fukushima:Mei
Takashi Yoshimatsu:Digital Bird Suite op.15
Mari Miura:Memory Like a Silver Flute
Toshio Hosokawa:SEN I
Jukka-Pekka Lehto:Sonate for Flute and Piano “SCRIPT”(World Premiere)
[ アンコール曲 ]
ユッカ=ペッカ・レヘト:スリラチャシベリウス:「スカラムーシュ」からのフルート・ソロ
[ Encore ]
Jukka-Pekka Lehto:Sriracha for Flute and PianoSibelius:Scaramouche - Flute Solo
チケット情報
Ticket
料金(税込)
全席指定 | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|
¥4,500 | ¥2,000 | ¥1,200 |
Price
All-reserved seat | U-25 | Live Streaming |
---|---|---|
¥4,500 | ¥2,000 | ¥1,200 |
来場チケット
発売スケジュール
2022年12月11日 [日] 10:00
- ※
- 先行発売はございません。
- ※
- U-25は2023年2月16日 [木] 12:00より発売します。
- ※
- 「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
ネット席
発売スケジュール
- 2023年2月25日 [土] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
Release Schedule
December 11 [Sun.], 2022 at 10:00
- ※
- Before you reserve your ticket, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
Streaming ticket
Release Schedule
- February 25 [Sat.], 2023 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロード西村 祐(音楽評論家・フルート奏者)
このリサイタルは、フィンランドと日本の作曲家による現代作品が集められた。現時点におけるフルート音楽の多様性を聴き取ることのできるプログラミングで、すでに古典と言えるものから最新作まで注目すべき作品が並んでいる。フィンランド作品はすべて日本初演と思われ、今回の演奏に注目だ。
小山がいま拠点にしているフィンランドの作品から聴く。ロッタ・ヴェンナコスキ(1970-)はヘルシンキ生まれ。ブダペストでヴァイオリンを、フィンランドのシベリウス・アカデミーで音楽理論と作曲を学んだ。現在まで活発な活動を行なっており、最近大がかりなオペラを完成させたことも話題となった。
ユッカ=ペッカ・レヘト(1958-)はフルート奏者出身。現在も演奏活動を行なっているが並行して作曲のキャリアも豊富で、ラトヴィアの作曲コンクールなどで受賞歴もある。最後に演奏される《ソナタ》は小山の委嘱(世界初演)だが、楽器を知り尽くした作曲家による作品は聴き応えがあるだろう。
福島和夫(1930-)は上野学園大学日本音楽史研究所の所長も務める重鎮。《冥》は1961年に福島の恩人であったシュタイネッケ博士の追悼として作曲された。この世とかの世をつなぐ笛の音。日本人にとっては能管や尺八を想起させるような楽想だが、ヨーロッパを拠点とする小山はどのような音楽を聴かせてくれるだろう。
吉松隆(1953-)は「いわゆる『現代音楽』の非音楽的な傾向に異を唱え」る(自身によるプロフィールより)作曲家。ユーモラスな文章家として著書も多い。デビュー当初は異端視されていたが、現在では大河ドラマのテーマを担当したり、ピアノ曲などでの透明な抒情性、オーケストラ作品での色彩豊かな音楽が多くの支持を集めている。《デジタルバード組曲》(1982)は初期の代表作で「機械じかけの鳥デジタルバードを主人公にした架空のバレエのための架空の音楽」。
三浦真理は1983年に国立音楽大学を卒業、以後各種管楽器のためのものをはじめ多くの作品を精力的に発表している。この《想い出は銀の笛》は1990年にフルート四重奏曲として発表されて以来、フルート三重奏、サックス四重奏、フルート七重奏、木管フレックス五重奏など、様々な編成のために編作(多くは三浦自身の手による)され演奏される超人気作。ソロ版は2016年から翌年にかけて順次出版されている。
細川俊夫(1955-)は1976年からドイツでユン・イサンとクラウス・フーバーに師事し、1980年にダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会に参加して以来、日本の現代音楽シーンの先端を走り続けている。フルート独奏のための《線Ⅰ》(1984)は「音の書」というアイディアの原点となった作品で、現在まで6曲書かれた同タイトルのシリーズ第1作。「音は空白(沈黙)から生まれ、空白(沈黙)へ帰っていく」。休符にもスラーが書かれた記譜法も含め、その後の彼の作曲活動の出発点となる重要な作品。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:フィンランド大使館/公益財団法人 台東区芸術文化財団
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Embassy of Finland/Art & Culture Foundation of Taito
●記載の曲目は、当日の演奏順と異なる可能性がございます。
● 一部のイベントを除き、未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
● ご来場の際、車椅子をご利用のお客様は東京・春・音楽祭実行委員会(03-5205-6443)までお問合せください。
● 急遽、公演内容や実施方法を変更、または公演を中止する可能性がございます。
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● 公演中止以外の理由での払戻しはいたしません。
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東京・春・音楽祭オンライン・チケットサービスでは残席がある限り、公演当日までチケットを販売いたします。
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Illness or any reason related to coronavirus is excluded from the refund request. If you are uneasy or hesitate to reserve early on, we recommend to consider when to reserve carefully.
Tickets will be available on Spring Festival in Tokyo Online Ticket Service until the day of each concert as long as there are remaining seats.
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We don’t take responsibility for any trouble caused by illegal resales.