東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
佐藤晴真（チェロ）
Haruma Sato（Cello）
Haruma Sato（Cello）
齋藤秀雄メモリアル基金賞 受賞記念コンサート
Concert Commemorating the Winning of the "Hideo Saito Memorial Fund Award"
Concert Commemorating the Winning of the "Hideo Saito Memorial Fund Award"
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall
出演
Cast
Cello：Haruma Sato
Piano：Wataru Hisasue
曲目
メンデルスゾーン：
協奏的変奏曲 ニ長調 op.17
[試聴]
チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 op.45[試聴]
無言歌 op.62-1
無言歌 op.109[試聴]
チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 op.58[試聴]
【試聴について】 [試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス･ミュージック･ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京･春･音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Mendelssohn：
Variations concertantes in D major op.17
Sonata for Violoncello and Piano No.1 in B-flat major op.45
Lied ohne Worte op.62-1
Lied ohne Worte op.109
Sonata for Violoncello and Piano No.2 in D major op.58
[ アンコール曲 ]
メンデルスゾーン：6つの歌 op.34 より 第2曲 歌の翼に（チェロとピアノ版）[ Encore ]
Mendelssohn：6 Gesänge op.34 - No.2. Auf Flugeln des Gesänges (arr. for Cello and Piano)チケット情報
Ticket
料金（税込）
| S | A | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
|---|---|---|---|
| ¥4,000 | ¥2,500 | ¥2,000 | ¥1,200 |
パンフレット第2版（2022年12月発行）の記載料金に誤りがございました。
誤）U-25￥1,500
正）U-25￥2,000
深くお詫び申し上げますとともに、謹んで訂正させていただきます。
Price
| S | A | U-25 | Live Streaming |
|---|---|---|---|
| ¥4,000 | ¥2,500 | ¥2,000 | ¥1,200 |
来場チケット
発売日
2023年1月22日 [日] 10:00
- ※
- 先行発売はございません。
- ※
- U-25は2023年2月16日 [木] 12:00より発売します。
- ※
- 「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
ストリーミング配信チケット
発売日
- 2023年2月25日 [土] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
Release Date
January 22 [Sun.], 2023 at 10:00
- ※
- Before you reserve your ticket, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
Streaming ticket
Release Date
- February 25 [Sat.], 2023 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードメンデルスゾーンの作品
協奏的変奏曲
メンデルスゾーンの3歳下の弟パウルは、アマチュアながらもチェロの名手だった。本曲は1829年に作曲され、パウルに捧げられた。流麗なアンダンテ・コン・モートの主題に続いて、8つの変奏、そしてコーダで曲を閉じる。変奏曲といっても、技巧を誇るものではなく、むしろピアノのほうが雄弁に展開するが、チェロの深い音色を活かして朗々とロマン的な旋律を歌い継いでいくところに、弟パウルへの愛情が感じられる。
チェロ・ソナタ 第1番
本曲もやはり弟パウルのために書かれた作品で、1838年の作曲。全3楽章からなり、古典派の書法に則っているが、情熱的な旋律はメンデルスゾーンならでは。第1楽章は、暖かい情感のこもった第一主題と、青年らしい翳りのある第二主題からなるソナタ形式。第2楽章は三部形式のアンダンテ。愁いを帯びた曲調だが、中間部では夢見るような旋律があふれ出す。第3楽章は変則的なソナタ形式。気品のある主題旋律が伸びやかに歌い、次第に気分を高揚させ、最後は静かに曲を終える。
無言歌 op.62-1
「無言歌」とは、「言葉のない歌」の意で、メンデルスゾーンの姉ファニーが考案したと言われている。メンデルスゾーンの《無言歌集》は、全8巻（各6曲）からなり、ピアノの性格小品集の傑作に数えられている。本曲は第5巻の第1曲で、1844年の作。作曲家自身が付けた標題ではないが、《5月のそよ風》と称されているように、少し物憂げな春を想わせる。
無言歌 op.109
メンデルスゾーン最後の「無言歌」で、作曲は1845年頃。メンデルスゾーンの死後に発見され、1868年に出版。ピアノ独奏ではなく、チェロとピアノのための作品で、当時は珍しかった女性のチェロ奏者リザ・クリスティアーニに捧げられている。三部形式で、メンデルスゾーンらしい優美な旋律が印象的。中間部は短調に転じ、情熱の炎が揺らめくが、最後は再び優しい表情に戻ってそっと曲を閉じる。
チェロ・ソナタ 第2番
メンデルスゾーンの短い生涯（享年38）では晩年と言える1843年（34歳）の作。この年は自ら奔走してライプツィヒ音楽院を設立するなど、充実した時期でもあった。本曲は、弟パウルや親友のチェロ奏者アルフレード・カルロ・ピアッティの助言を受けて書かれた。4楽章構成で、ソナタ形式の第1楽章は、晴れやかな旋律が自由を謳歌するように歌う。第2楽章は、おどけたような微妙な表情を見せる。第3楽章は、まるで「無言歌」のようなピアノの長い前奏に続いてチェロが登場し、深い情緒を込めた旋律を奏でる。ロンド形式の終楽章は、生き生きとした速いパッセージの応酬で最後を飾る。
主催：東京・春・音楽祭実行委員会／公益財団法人ソニー音楽財団（Sony Music Foundation）
Organizer：Spring Festival in Tokyo Executive Committee／Sony Music Foundation
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