PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
藤村俊介(チェロ)&安田謙一郎(チェロ)
Shunsuke Fujimura(Cello)& Ken-ichiro Yasuda(Cello)
Shunsuke Fujimura(Cello)& Ken-ichiro Yasuda(Cello)
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
旧東京音楽学校奏楽堂
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
出演
Cast
Cello:Shunsuke Fujimura*
Cello:Ken-ichiro Yasuda**
曲目
F.クープラン(P.バズレール編):2つのチェロのためのコンセールよりI、II、III、IV※[試聴]
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009*[試聴]
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調(2本チェロ版)
R.カリムリン:無伴奏チェロ・ソナタ 第2番**[試聴]
R.グリエール:2つのチェロのための10のデュオ op.53 より No.1、2、3、4※
D.ポッパー:2つのチェロのための組曲 op.16[試聴]
※当初予定しておりました曲目より、変更となりました。
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
F.Couperin(1668-1733)(arr.by Paul Bazelaire):Concerts for 2 Cellos – I, II, III, IV※
J.S.Bach(1685-1750):Suite for Violoncello Solo No.3 in D minor BWV1009*
Rossini(1792-1868):Duet for Cello and Contrabass in D major
Rashid Kalimullin (1957-):Cello Sonata No.2**
Reinhold Glière(1875-1956):10 duos for 2 Cellos op.53 – No.1,2,3,4※
David Popper(1843-1913):Suite for 2 Cellos op.16
※The programs have been changed from the initial announcement.
[ アンコール曲 ]
R.グリエール:8つの小品 Op.39より 3.子守唄A.ルナール:さくらんぼの実る頃
[ Encore ]
R. Glière:8 Pieces op.39 - No.3 BerceuseA. Renard:Le Temps des cerises
チケット情報
Ticket
料金(税込)
全席指定 | U-25 | ライブ・ストリーミング配信 |
---|---|---|
¥4,500 | ¥1,500 | ¥1,500 |
Price(tax included)
All reserved-seat | U-25 | Live streaming |
---|---|---|
¥4,500 | ¥1,500 | ¥1,500 |
来場チケット
※先行発売はございません。
※座席は定員の50%以下で販売をいたします。今後の状況により、追加でチケットを販売する可能性がございます。
- 全席指定
- 2021年2月14日(日)10:00
- U-25
- 2021年3月11日(木)10:00
ご購入にあたって
必ず、「新型コロナウイルス感染拡大予防への取組みとお客様へのお願い」をお読みいただき、内容をご確認・ご同意いただいた上でチケットをお申込みください。
基礎疾患(糖尿病・心不全・呼吸器疾患等)をお持ちの方や妊娠中の方、その他体調に不安のある方は、医師の判断や関係機関の情報をご確認の上、慎重なご判断をお願いいたします。
ネット席
- 2021年3月7日(日)12:00
ご購入にあたって
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
Admission ticket
- All reserved-seat
- February 14,2021 at 10:00
- U-25
- March 11,2021 at 10:00
Before buying ticket
Before you reserve your ticket of Spring Festival in Tokyo 2021, please make sure to read through and understand the “Coronavirus Prevention Measures and Visitor Rules”.
If you have an underlying condition or are pregnant, be extra cautious about your decision to come, taking into consideration the advice of your doctor and information from relevant institutions.
Please check the latest information on our official website and SNS before coming to the concert.
Streaming ticket
- March 7,2021 at 12:00
Before buying ticket
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードF.クープラン(P.バズレール編):2つのチェロのためのコンセールより
フランソワ・クープランが1722年に出版した《王宮のコンセール》(全4曲)は、ルイ14世の宮廷で毎週日曜日に催された演奏会のために書かれた室内楽作品。1724年には、続編として《新しいコンセール》(全10曲)が出版された。この2作は通し番号で呼ばれることが多い。
チェロ二重奏への編曲を行なったポール・バズレールは、パリ音楽院のチェロ科教授も務めたフランスのチェロ奏者で、フルニエの師としても知られている。今回は全5楽章のなかから4楽章までをお届けする。「プレリュード」は明るく溌剌とした動きが魅力的。「エール」は愁いを帯びた旋律を聴かせる。「サラバンド」はゆったりとした穏やかな気分に包まれ、「シャコンヌ」は王宮にふさわしい典雅な気品に満ちている。これら4曲は、コンセール第13番(《新しいコンセール》第9番)から採られている。
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番
J.S.バッハの《無伴奏チェロ組曲》が書かれた年代は、ケーテン宮廷楽長時代(1717-23)の前期と推定されている。各組曲は「アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ」の4つの舞曲を基本としながら、第1曲に「プレリュード(前奏曲)」を、ジーグの前の第5曲に「メヌエット/ガヴォット/ブーレ」のいずれかの流行舞曲を置く構成になっている。
第3番の第1曲プレリュードは、16分音符が淀みなく流れるスケールの大きな音楽。第2曲は、軽やかな愛らしさを感じさせるアルマンド。第3曲は、音階的な分散和音とスラーで奏されるイタリア型クーラント。第4曲は、典型的なサラバンドのリズムに旋律が勝っていく瞬間が美しい。第5曲ブーレは、演奏会用の小品として奏されることも多い。第6曲は、終曲にふさわしい堂々としたジーグとなっている。
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲(2本チェロ版)
銀行家でアマチュアのチェロ奏者だったデイヴィッド・サロモンズ卿が伝説的なコントラバスの名手ドミニコ・ドラゴネッティとの共演を願い、1824年に作曲された。その後、長らく未出版のままサロモンズ家に所蔵されていたが、1969年に再発見された。
第1楽章では2つの弦の楽しい掛け合いから、旋律と伴奏を交代しながら繰り返す。第2楽章は、伴奏のピチカートに乗せて朗々と歌われる旋律に、ロッシーニならではの美しさが際立っている。第3楽章は印象的な主題の背後で活躍する低弦の刻みが聴きどころ。
R.カリムリン:無伴奏チェロ・ソナタ 第2番
ラシド・カリムリンは、タタール自治共和国の作曲家同盟議長も務めた人物。本曲は、1990年に作曲された単一楽章の作品である。冒頭はレント、ルバートに始まり、次第に高揚感を得て、ソット・ヴォーチェへと至る。提示部のあとに続く三連音符をかたどった神秘的なリズムは、作曲家の言によれば「抗いがたい脅威を表す」という。中間部には衒いのない旋律が現れ、再現部からは加速度を増して、コーダは胸の痛みを吐露するように終わる。
R.グリエール:2つのチェロのための10のデュオより
レインゴリド・グリエールは、ソビエト初期の音楽界において指導的な役割を果たした作曲家で、モスクワ音楽院作曲科教授も務めた。本曲は1911年に書かれた作品で、小品10曲から構成されるが、今回はその中から4曲を選んで演奏する。第1曲コモドは、優雅にたゆたうような音楽。第2曲レッジェーロは、16分音符のユニゾンが基調となっている。第3曲コン・モートでは、美しく伸びやかな旋律が表情ゆたかに歌う。第4曲は重音の刻みが決まると気持ち良い、躍動感あふれるヴィヴァーチェ。
D.ポッパー:2つのチェロのための組曲
ダーヴィト・ポッパーは、19世紀後半に活躍したプラハ生まれの名チェロ奏者で、作曲家としても数多くのチェロ曲を残した。本曲は1876年に書かれたチェロ二重奏のための組曲。第1曲アンダンテ・グラツィオーソは、ゆったりとしたサロン的で甘美な旋律に始まり、第2曲ガヴォットは、長調と短調を繰り返してスラヴの香りを漂わせ、中間部では朗々と抒情を響かせる。第3曲スケルツォは、溌剌とした躍動的な音楽。中間部の重音のハーモニーが美しい。第4曲ラルゴ・エスプレッシーヴォは、陰のある情熱を秘めた旋律を歌う。第5曲はフィナーレにふさわしい、技巧の見せ場となる輝かしい行進曲となっている。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:公益財団法人 台東区芸術文化財団
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Art & Culture Foundation of Taito
- ※今後の新型コロナウイルス感染症拡大状況によっては、公演内容や実施方法を変更、または公演を中止する可能性がございます。最新情報は当公式サイトやSNSにてご確認ください。
- ※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
- ※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
- ※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
- ※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
- ※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
- ※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。
- * The plan and the way of implementation are subject to change or the concerts are subject to be canceled due to the affection of the coronavirus. Please check the latest information on our official website and SNS.
- * Program order is subject to change.
- * Preschool-aged children are not admitted to entry.
- * We are not able to accept changes or cancellations after tickets have been purchased.
- * Any changes or cancellation of tickets would not be acceptable even if programs and artists changed.
- * Ticket prices are inclusive of tax.
- * Any resales with a profit objective are strictly prohibited. We don’t take responsibility for any trouble caused by illegal resales.