PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
Trio Accord――白井 圭(ヴァイオリン)、門脇大樹(チェロ)、津田裕也(ピアノ)
Trio Accord - Kei Shirai(Violin), Hiroki Kadowaki(Cello), Yuya Tsuda(Piano)
Trio Accord--白井圭(小提琴), 门胁大树(大提琴), 津田裕也(钢琴)
ベートーヴェン ピアノ三重奏曲 全曲演奏会 III
Complete Beethoven's Piano Trios III
贝多芬钢琴三重奏曲 全曲演奏会III
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
旧東京音楽学校奏楽堂
Date / Place
Sogakudo of the Former Tokyo Music School
Date / Place
前东京音乐学校奏乐堂
出演
Cast
曲目
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲 第10番 変ホ長調 op.44 《創作主題による14の変奏曲》 [試聴]
ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 op.1-3[試聴]
ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 op.97 《大公》[試聴]
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Beethoven(1770-1827):
Piano Trio No.10 in E-flat major op.44 “14 Variations on an Original Theme”
Piano Trio No.3 in C minor op.1-3
Piano Trio No.7 B-flat major op.97 “Archduke”
[ アンコール曲 ]
ベートーヴェン:ピアノ三重奏のためのアレグレット 変ロ長調 WoO.39[ Encore ]
Beethoven:Allegretto for Piano Trio in B-flat major WoO.39チケット情報
Ticket
料金(税込)
席種 | 全席指定 | U-25※ |
---|---|---|
料金 | ¥4,500 | ¥1,500 |
Price(tax included)
All reserved-seat | U-25* |
---|---|
¥4,500 | ¥1,500 |
先行発売:2019年12月1日 (日) 10:00(先行対象の席種:指定席)
※終了日:2019年12月9日 (月) 18:00
一般発売:2019年12月15日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2020年2月13日(木)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)
Advanced Reservation
December 1 at 10:00 – December 9 at 18:00
Onsale to General Public
December 15 at 10:00
* U-25: February 13, 2020 at 12:00
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードベートーヴェンのピアノ三重奏曲
ピアノ三重奏曲 第10番 変ホ長調 op.44 《創作主題による14の変奏曲》
1792年頃、ベートーヴェンがまだ22歳前後の作品。主題は、当時人気を博していたディッタースドルフのジングシュピール《赤ずきん》のアリアの一部から採られている。
ユニゾンのアルペジオがスタッカートで愛らしく始まったあと、14の変奏が続く。第7と第13変奏はゆったりとしたテンポになり、最終変奏は躍動感に満ちたアレグロで、アンダンテのコーダを経て、最後はピアノが引っ張って、プレストで力強く終わる。
ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 op.1-3
ベートーヴェンの記念すべき作品1には3つのピアノ三重奏曲が含まれており、1794~95年に作曲されたと推定されている。3曲のなかではもっとも演奏機会が多く、充実度も高い。何よりベートーヴェンならではのパッションに満ち、後年の大作を予感させる。
4楽章構成で、第1楽章アレグロ・コン・ブリオは、第1主題がユニゾンで情感を掻き立てるように始まり、対照的に明るい第2主題が現れてほっとしたのもつかの間、再び不安の影が差し、気持ちが不安定に揺れ動く。第2楽章アンダンテ・カンタービレ・コン・ヴァリアツィオーニは、主題と5つの変奏およびコーダからなり、激情的な前楽章から一転して、穏やかな静けさに満たされる。第3楽章メヌエットは、メヌエットらしからぬ重厚さで、トリオでは下降音階を軽やかに転がるピアノに呼応して、チェロが朗々と歌う。第4楽章フィナーレはソナタ形式。フォルテッシモの序奏で始まり、冒頭楽章を上回る情熱を帯びている。最後はピアニッシモでコーダに入り、そっとため息をつくように曲を閉じる。
ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 op.97 《大公》
ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のみならず、ピアノ三重奏曲というジャンルにおいて、一つの結実点に達した大曲である。作品が完成したのは1811年、あの輝かしいピアノ協奏曲第5番《皇帝》が初演された年であった。「大公」という別名は、ルドルフ大公に献呈されたこと、そして大公自身がこの作品に感激したことに由来する。1814年の初演ではベートーヴェンがピアノを弾いた。
4楽章構成で、内容の充実度、規模ともに比類がない。ソナタ形式の第1楽章アレグロ・モデラートは、第1主題を雄大に奏でるピアノ独奏に始まり、明るさのなかにも伸び伸びとした大らかさが感じられる。第2主題もピアノがスタッカートで歌い出し、チェロに受け渡される。各楽器が有機的に絡み合い、最後はコーダで第1主題が奏されて、華やかに楽章を終える。第2楽章スケルツォは三部形式。軽やかにリズムを刻むスケルツォ主題に続いて、中間部では突然チェロがうねるような半音階の動機を奏し、華々しいピアノの旋律へとつながる。第3楽章アンダンテ・カンタービレ・マ・ペロ・コン・モートは、主題と4つの変奏からなる長大な楽章。主題はピアノ独奏で始まり、弦へと引き継がれ、ベートーヴェンの旋律美の極みを奏でる。特に最終変奏はたとえようもなく美しい。コーダでもとのテンポに戻ったのち、そのまま間断なく最終楽章へと続く。第4楽章アレグロ・モデラートはロンド形式。前楽章の余韻を断ち切るように勢いよく始まり、軽やかに踊るようなロンド主題が奏される。終始ピアノが主導権を持って華麗に弾きまくり、最後はフォルテッシモで全曲を閉じる。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:公益財団法人 台東区芸術文化財団
認証:Beethoven Jubiläums GmbH
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Support:Art & Culture Foundation of Taito
Certified:Beethoven Jubiläums GmbH
- ※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
- ※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
- ※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
- ※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
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