PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
ミュージアム・コンサート
Museum Concert
博物馆·音乐会
N響メンバーによる室内楽
Chamber Music with Members of the NHK Symphony Orchestra
NKH交响乐团乐手们的室内乐
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
国立科学博物館 日本館2階講堂
Date / Place
National Museum of Nature and Science, Japan Gallery, 2F, Lecture Hall
Date / Place
国立科学博物馆 日本馆2层讲堂
出演
Cast
Violin:Rintaro Omiya, Hiroyuki Matsuda
Viola:Gentaro Sakaguchi
Cello:Shunsuke Yamanouchi
曲目
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第2番 ト長調 op.9-1 [試聴]
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 op.101 [試聴]
弦楽四重奏曲 第5番 変ロ長調 op.92 [試聴]
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
国立科学博物館で開催される公演へのご入場について(ご来場予定の方へ)
Program
Beethoven:String Trio No.2 in G major op.9-1
Shostakovich:
String Quartet No.6 in G major op.101
String Quartet No.5 in B-flat major op.92
チケット情報
Ticket
料金(税込)
全席自由 | ネット席 |
---|---|
¥4,500 | ¥1,200 |
Price(tax included)
All non-reserved seat | Live Streaming |
---|---|
¥4,500 | ¥1,200 |
ネット席
- 2024年2月23日[金・祝] 12:00
ライブ配信のみとなります。会場で開催する公演と同時刻に、ご自身のPC・スマホ・タブレット画面にてご鑑賞いただけます。公演終了後のアーカイブ配信はございません。
ネット席の詳細はこちら
Streaming ticket
- February 23 [Fri.], 2024 at 12:00
Only Live-Streaming is available. You can enjoy the concert through your devices (e.g. computer). There is no archive streaming.
details of the LIVE-Streaming ticket
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードN響メンバーによる室内楽
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 第2番
1798年、楽聖28歳の時の作品。(時代遅れとなりつつあった?)ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる三重奏というスタイルを採りながらも4楽章構成なのは、交響曲あるいは弦楽四重奏曲への足掛かりを感じさせる。第1楽章はゆったりした導入部で始まる。すぐに快活なアレグロに転じるが、第2主題で悲壮感を帯びた雄渾さを聴かせるあたりはベートーヴェンらしい。第2楽章はヴァイオリンが主導するアダージョ。アンニュイな歌が全体を包む。対照的に第3楽章は優雅なスケルツォ。中間部でわずかな翳りを見せるが、最後は軽やかに楽章を終える。第4楽章プレストでヴァイオリンが奏でる細かく速いパッセージには覇気が漲っている。強弱のコントラストをつけながら、ヴァイオリンを中心に疾走し、一気呵成にゴールする。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第6番
この第6番が作曲された1956年は、フルシチョフがスターリン批判を行ない、東西に「雪どけ」がもたらされた年だった。第1楽章はソナタ形式のアレグレット。表面上は陽気に、屈託なく始まる。タタターンという三音が、ベートーヴェンの運命動機のように全体を支配する。やがてヴァイオリンが神経質にまくし立て、各楽器が不安や疑いを言い募るが、ある種の長閑さは健在。第2楽章はロンド形式のスケルツォ。全音階的で平易な第1主題と、半音階的に典雅に揺れる中間部が対照的。パッサカリア形式の第3楽章は、荘厳な雰囲気に満ちたレント。チェロが厳粛なメロディを弾き終えると、それに乗って各楽器が次々に7つの変奏を歌う。作曲家の卓越したポリフォニック技法が聴きどころ。第4楽章はロンド=ソナタ形式。レントを引きずったまま開始され、すぐに軽快なアレグレットに転ずる。第1楽章と同様のムードが三音動機の回帰によって強められる。前楽章のパッサカリアも登場して、チェロとヴィオラがカノンを聴かせる。最後は平穏に、静かに閉じられる。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第5番
ショスタコーヴィチは終生、面従腹背を生きたとされる。交響曲はオモテの顔、弦楽四重奏曲はウラの顔、と言われるが、本作と同時期に作曲された交響曲は第10番。スターリンの死は、この二曲が初演された1953年のこと。オモテの顔のわりに交響曲の意図は露骨で、独裁者を揶揄する死神のダンスが登場し、フィナーレでは歓喜が爆発し、狂喜乱舞する。弦楽四重奏曲のほうは、ソナタ形式の第1楽章で「DSCH音型」がいきなり現われる。これは作曲家のイニシャルで自身の署名。重厚な諧謔性を表現した第1主題とは対照的に、第2主題は清々しいくらいおおらか。交響曲のような大きな音楽が志向されている。ヴァイオリンの高いヘ音が、緩徐な第2楽章につなげる。密やかな歌が忍び込んでくると、それぞれの楽器が鬱々と歌う。主要なテーマは2つだが、ソナタ形式の展開部を欠く。ヴァイオリンの短い清澄なメロディに救われる。今度は和音の持続が終楽章へのつなぎとなる。ロンド・ソナタ形式で、第2ヴァイオリンが奏でる主題は悲痛。やがて少々居丈高なワルツが闖入すると、音楽はどんどん高揚して、狂騒状態となっていく。再現部を終えると落ち着きを取り戻し、冒頭主題を慈しむように奏でながら終曲する。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
共催:国立科学博物館
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Co-presenter:National Museum of Nature and Science
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