PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
N響メンバーによる室内楽
Chamber Music with Members of the NHK Symphony Orchestra
NHK交响乐团成员演奏室内乐
ベートーヴェン生誕250年によせて
Celebrating the 250th Anniversary of Beethoven's Birth
纪念贝多芬诞辰250周年
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
東京文化会館 小ホール
Date / Place
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
Date / Place
东京文化会馆 小音乐厅
出演
Cast
Violin:Masahiro Morita
Viola:Ryo Sasaki
Cello:Hiroshi Miyasaka
Contrabass:Eiji Inagawa
Oboe:Shoko Ikeda
Clarinet:Kenji Matsumoto
Bassoon(Fagott):Hironori Ugajin
Horn:Hiroshi Kigawa
Piano:Takashi Sato
曲目
ベートーヴェン:
アレグレット 変ロ長調 WoO.39[試聴]
ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変ホ長調 WoO.32 《2つのオブリガート眼鏡付き》 より 第1楽章 アレグロ [試聴]
ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 op.16[試聴]
七重奏曲 変ホ長調 op.20[試聴]
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
Program
Beethoven(1770-1827):
Allegretto for Piano Trio in B-flat major WoO.39
Duo for Viola and Cello in E-flat major WoO.32 “Mint 2 obligaten Augengläsern” – 1st. mov. Allegro
Quintet for Piano and Winds in E-flat major op.16
Septet in E-flat major op.20
チケット情報
Ticket
料金(税込)
席種 | S席 | A席 | U-25※ |
---|---|---|---|
料金 | ¥5,500 | ¥4,000 | ¥1,500 |
Price(tax included)
S | A | U-25* |
---|---|---|
¥5,500 | ¥4,000 | ¥1,500 |
先行発売:2019年12月1日 (日) 10:00(先行対象の席種:S席 A席)
※終了日:2019年12月9日 (月) 18:00
一般発売:2019年12月15日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2020年2月13日(木)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)
Advanced Reservation
December 1 at 10:00 – December 9 at 18:00
Onsale to General Public
December 15 at 10:00
* U-25: February 13, 2020 at 12:00
曲目解説
Song Commentary
曲目解説PDFダウンロードベートーヴェンの作品
アレグレット 変ロ長調 WoO.39
「WoO」とは「Werk ohne Opuszahl(作品番号なしの作品)」の略で、ベートーヴェンの生前は未出版だったことを表す。本曲は1812年に書かれた単一楽章の作品。ベートーヴェンの友人ブレンターノ夫妻の娘で、ピアノを巧みに奏でたというマクシミリアーネ(当時10歳)に捧げられた(出版は1830年)。ロンド形式で、メロディは素朴だが、各楽器がバランス良く掛け合う。
ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変ホ長調 WoO.32 《2つのオブリガート眼鏡付き》より 第1楽章 アレグロ
この一風変わったタイトルを持つ二重奏曲は1796年頃、おそらくベートーヴェンの知り合いの二人の奏者のために作曲され、その二人がともに眼鏡をかけていたため、それをからかうような意味合いがあったと思われる。ソナタ形式の第1楽章と、不完全な形で発見された第2楽章メヌエット、そして断片のみの第3楽章という構成だが、演奏されるのは通常、第1楽章アレグロのみである。ヴィオラとチェロの軽妙な掛け合いが楽しく、しかしそれなりに技術的難度が高いため、曲名と相まって演奏機会の少ない曲となっている。
ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 op.16
1800年頃までのベートーヴェンは多くの娯楽音楽を作曲した。本曲もその一つで、この種の作品としては最も成功した例である。1796~97年にウィーンで作曲され、97年の初演は大好評だったと伝えられている。ピアノと4つの管楽器(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)という変わった編成だが、1801年に出版されたのちも、作曲者自身によって様々な編曲版が出版された。
3楽章構成で、第1楽章グラーヴェは、優雅な落着きを持った序奏部を経て、ソナタ形式による主部では、軽やかな2つの主題が展開する。第2楽章アンダンテ・カンタービレは、変奏ロンド形式。用いられる2つのエピソードはどちらも短調で、非常に美しい。ロンド・ソナタ形式の第3楽章は、軽快なフィナーレとして最後を飾る。
七重奏曲 変ホ長調 op.20
1792年11月に音楽の都ウィーンに出てきたベートーヴェンは、作曲家として成功するためにも、当時のウィーン聴衆の耳にかなう娯楽音楽を書かなければならなかった。1800年に完成されたこの七重奏曲は、そうしたウィーン趣味の集大成とも言える華やかさを持っている。木管3(クラリネット、ホルン、ファゴット)と弦4(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)という珍しい編成を採用しており、ベートーヴェンにしては軽やかな明るい音楽だが、各楽器の特性をうまくとらえており、単なる娯楽作品とは一線を画した、隠れた名作である。1800年4月、ウィーンのブルク劇場で「交響曲第1番」とともに初演され、大成功を収めた。
全体は6楽章からなる。第1楽章アダージョは、序奏付きのソナタ形式。堂々とした序奏ののち、ヴァイオリンが主題を軽快に奏でる。第2楽章アダージョ・カンタービレは、ソナタ形式。クラリネットが美しい主題を朗々と歌い、ヴァイオリンへと受け渡す。第3楽章テンポ・ディ・メヌエットは、主部で弦が奏するメロディに、ピアノ・ソナタ第20番第2楽章のメヌエット主題が使われている。トリオでは管楽器が活躍する。第4楽章テーマ・コン・ヴァリアツィオーニは、主題と5つの変奏およびコーダ。行進曲風の軽やかな主題は、ライン民謡からの引用と言われている。第5楽章は、ホルンとヴァイオリンとの呼応で始まる諧謔的なスケルツォ。トリオではチェロが流麗な旋律を奏でる。第6楽章アンダンテ・コン・モート・アラ・マルチャは、序奏付きのソナタ形式。厳粛な序奏に続いて、軽快に刻む第1主題と流麗な第2主題のコントラストが鮮やか。再現部の前にはヴァイオリンのカデンツも挿入され、いっそう優美な雰囲気を醸し出す。最後はプレストで畳みかけるようにヴァイオリンが躍動し、曲を閉じる。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
認証:Beethoven Jubiläums GmbH
Organizer:Spring Festival in Tokyo Executive Committee
Certified:Beethoven Jubiläums GmbH
- ※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
- ※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
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