NEWS

お知らせ
2025/02/27

新規公演発表!ポーランドの魂の歌を聴け——トマシュ・コニエチュニー来日!

当代屈指のバス・バリトン、トマシュ・コニエチュニーのリサイタル公演を発表いたします。これまで何度も東京春祭に出演し、ワーグナー作品で強烈な存在感を放ってきたコニエチュニー。この度、祖国ポーランドの歌曲を中心としたリート公演に出演いたします。ピアノは同じくポーランド出身のレフ・ナピェラワ。関口時正さんによるお話付きでお届けいたします。ご期待ください。


東京春祭 歌曲シリーズ vol.45
トマシュ・コニエチュニー(バス・バリトン)&レフ・ナピェラワ(ピアノ)
祖国への想いーー“若きポーランド”、そして現在いま

日時・会場

4月14日 [月] 13:30
東京文化会館 小ホール

出演
バス・バリトン:トマシュ・コニエチュニー
ピアノ:レフ・ナピェラワ
お話:関口時正
曲目

シマノフスキ:《6つの歌》op.2
 全世界が遠のいた
 君は死んでいない
 霧の中
 時おりつらつら、うとうと夢見ていると
 君の声が聞こえた
 巡礼者
ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:
 暗く穏やかな海の上で
 錆びた木の葉を
 広い、広い海原を
 おだやかで明るい黄金の日々を
 わが魂いたく憂いて
 夜の光を浴びて
 永遠の夜がくる前に
 私のために泣くのはよせ
 話しつづけて
ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集》
 第1曲 天使
 第2曲 止まれ
 第3曲 温室にて
 第4曲 悩み
 第5曲 夢
スタニスワフ・モニューシュコ:
 じじばば
 爺さん伍長
 コサック
ヘンリク・チシュ:2つのアリア・ブッフォ
 トマト博士
 そんな気がした

料金

全席指定 5,000円 / U-25 2,000円 / ネット席 1,500円

チケット発売 3月7日[金] 10:00

U-25、ネット席も同時に発売開始いたします

トマシュ・コニエチュニーからメッセージ

(メッセージ全文はこちらでお読みいただけます)
 東京・春・音楽祭からの招待を受け、レフ・ナピェラワと共に、2025年4月14日にポーランド歌曲の全体像に迫るコンサートをお届けいたします。スタニスワフ・モニューシュコの作品によるロマン派歌曲も欠かしません。特に、国内では“ヤング・ポーランド”と呼ばれるポーランドのセセッション期に焦点を当てます。(中略)締めくくりとして、傑出したポーランドの指揮者/教育者/作曲家であるヘンリク・チシュが作曲した、声楽とピアノのための「2つのアリア・ブッフォ」を演奏いたします。これは現代音楽であり、ややグロテスクな風味を持っています。第一のアリアは「トマト博士」というタイトル、第二は非常にユーモラスで魅惑的なパロディ「そんな気がした」という作品です。
 もちろん、東京で開催するポーランドをテーマにしたこの公演において、私が愛するドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーを取り入れないわけにはいきません。ワーグナーの《ヴェーゼンドンク歌曲集》を演奏いたします。これは文学史上最も美しい歌曲の一つであり、世界の主要な歌劇場でワーグナーのオペラを日々演奏する歌手にとって、特に意味深く心に響く作品です。

皆様に多くの感動と喜びをもたらす、素晴らしい体験をお約束いたします。

Copyrighted Image