ARTIST
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海野幹雄(チェロ)
バロック、古典、ロマン派から現代音楽までと非常に広いレパートリーを持ち、ソロ、アンサンブル、全国の各オーケストラへ首席奏者として客演、小学校等へのアウトリーチ活動、また編曲や指揮も行うなど、幅広いジャンルで高い評価を得ているマルチなチェリスト。最近では、バロック弓と裸ガット弦によるバロック音楽の演奏にも取り組んでいる。音楽一家に生まれ(父は元NHK交響楽団コンサートマスター海野義雄、母は元東京都交響楽団首席チェリスト土田由紀子、祖父は元N響ヴァイオリニスト海野次郎、
Mikio Unno(Cello)
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伯父は元札幌交響楽団首席チェリスト土田英順)、14歳より母にチェロの手ほどきをうける。桐朋女子高等学校音楽科(共学)を経て、桐朋学園大学アンサンブル・ディプロマコース修了。洗足学園大学付属ソリストコース修了。第20回霧島国際音楽祭で特別奨励賞、第14回川崎市音楽賞コンクール第1位。第12回全日本ソリストコンテストグランプリ受賞。倉田澄子、堤 剛、木越 洋、山崎伸子の各氏に師事。またドイツ・ベルリンへの短期留学中にルートヴィヒ・クヴァント氏に師事。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、群馬交響楽団、広島交響楽団、山形交響楽団、富士山静岡交響楽団、千葉交響楽団など数多くのオーケストラにゲスト首席奏者として招かれている。毎年東京文化会館や銀座王子ホールにて開催してきたソロリサイタルでは、ベートーヴェンの残したチェロを含む二重奏曲全曲演奏会、バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会など意欲的な企画を次々と打ち出し、音楽の友誌等で「作品の本質に迫り、深層からの解答を得ようとするかの様に確信に満ちた演奏を貫く」「覇気と情熱と、そして冷静沈着な洞察力を兼ね備えたチェリスト」と評され、また2017年には仲間達による室内オーケストラと共に10回記念公演を成功させた。2018年からは会場をHAKUJU HALLに移し、ブリテンの無伴奏チェロ組曲を軸とした新しいシリーズを展開。また2009年より毎月横浜市イギリス館で開催しているサロンコンサート「Salon de violoncello」は、2021年春には120回を超え、益々好評を得ている。2015 年には神奈川フィルとドヴォルザークのチェロ協奏曲を、2017年にはNIPPON SYMPHONYとベートーヴェンの三重協奏曲を共演し成功を収めた。公益財団法人ソニー音楽財団が企画する「Concert for KIDS」にも度々出演。映画『おくりびと』では12人のチェリストの一人としてサウンドトラックのレコーディングに参加した。一般財団法人地域創造主催「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティストとしても活躍。室内オーケストラARCUS(アルクス)、ピアノトリオ海(Meer)、作曲家・新垣 隆とのデュオ・オリゴ等、数多くのアンサンブルや室内オーケストラに所属。「こどものためのクラシック」登録アーティスト(ソニー音楽財団)。NPO法人「ハマのJACK」理事。東邦音楽大学講師。弦楽器専門誌サラサーテの2018年8月号では表紙&巻頭特集に起用され注目を集めた。2021年8月には2枚目のアルバムとなる『白鳥~珠玉のチェロ小品集~』をリリース。コロナ禍以降、YouTubeにて「海野幹雄と仲間たち」という動画シリーズを定期的に配信している。