これまでに、《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・エルヴィーラ、《愛の妙薬》アディーナ、《リゴレット》ジルダなどで出演。19年にはサントリーホール オペラ・アカデミー公演《フィガロの結婚》伯爵夫人で出演している。
藤原歌劇団には、19年《蝶々夫人》のタイトルロールで鮮烈なデビューを飾って高評を博し、21年《フィガロの結婚》伯爵夫人、22年《イル・カンピエッロ》ルシエータ、《コジ・ファン・トゥッテ》フィオルディリージ、24年《ファウスト》マルグリートで好評を得るなど、実力派若手ソプラノとして注目を集めている。今後は、24年11月《ピーア・デ・トロメイ》のピーアで出演を予定している。
近年では、NISSAY OPERA 2021《ラ・ボエーム》（日本語訳詞上演）ミミ、東京文化会館Music Program TOKYO シアター・デビュー・プログラム《ショパン》フローラ、東京文化会館オペラBOX《トスカ》タイトルロールで出演。24年兵庫県立芸術文化センター／佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2024《蝶々夫人》のタイトルロールを務め、絶賛を博したことは記憶に新しい。その他、ソリストとしては、G.サッバティーニ指揮《第九》、ロッシーニ《小荘厳ミサ曲》に出演する他、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の《第九》ソプラノソロを務めるなど各方面で活躍している。また21年、東京音楽コンクール入賞者として「迫田美帆ソプラノ・リサイタル」を開催。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」にも出演するなど、いずれも磨かれたテクニックと深い解釈に裏づけされた、安定したのびやかな歌唱が高く評価されている。国際的にも活躍を初めており、23年夏アメリカ・ジョージア州にて開催されたサバンナ・ボイス・フェスティバルにて《蝶々夫人》で海外デビューを果たしている。
藤原歌劇団団員。東京都出身。アメリカ在住。