二期会公演には2010年《メリー・ウィドー》サン・ブリオッシュで初出演し、11年《ドン・ジョヴァンニ》マゼットで注目を集めた。11年新国立劇場《アラベッラ》ツィンマーケルナー、12年小澤征爾音楽塾《蝶々夫人》では、ゴロー役のカヴァーを務め、鎌倉で行われた特別演奏会に同役で出演。13年新国立劇場オペラ研修所公演にてヒンデミット《カルディヤック》（日本初演）に難役であるタイトルロールで出演し好評を博した。ロームミュージックファンデーションの奨学生としてドイツ・ハンブルクで研鑽を積む。同地ではハイドン「四季」でソリストを務め、コンサートの模様が北ドイツ放送局にて放映された。11年マーラー没後100年を記念した演奏会にて、ミッテルベルガー指揮「さすらう若人の歌」、またドイツでも屈指のホール“ライス・ハッレ”にて、ハンブルク・ブラームス合唱団定期演奏会とともにオルフ《カルミナ・ブラーナ》でバリトン・ソロを務め、好評を博した。また、テレマン《結婚カンタータ》（世界初演）ソリストとしても出演。13年日生劇場ライマン《リア》（日本初演）フランス国王、14年・15年沼尻竜典作曲歌劇《竹取物語》（世界初演）石上麻呂足、15年小澤征爾指揮《子供と魔法》に時計役で出演。2016年1月、新国立劇場《魔笛》パパゲーノに出演し好評を博した。以後も、二期会《ナクソス島のアリアドネ》ハルレキン、《タンホイザー》ビーテロルフ、《魔笛》パパゲーノ、日生劇場《リア》フランス国王、《ラ・ボエーム》ショナール、東京芸術劇場《ドン・ジョヴァンニ》マゼット、小澤征爾音楽塾《カルメン》ダンカイロ、グランドオペラ共同制作《カルメン》モラレス等出演。2020年には新国立劇場《夏の夜の夢》ディミトーリアスで急遽出演、続けて同鑑賞教室関西公演《魔笛》パパゲーノでも出演し共に好評を博した。近年も、二期会《フィガロの結婚》フィガロ、東京・春・音楽祭子どものためのワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》コートナー、新国立劇場《魔笛》パパゲーノ、同鑑賞教室《蝶々夫人》シャープレス等数多く出演。24年新国立劇場シーズンオープニング公演《夢遊病の女》に出演。また、バッハ《カンタータ》、ヘンデル《メサイア》、モーツァルト《レクイエム》、ベートーヴェン《第九》、フォーレ《レクイエム》等コンサート・ソリストとしても活躍している。二期会会員。