ホルンのための作品を数多く初演した作曲家には、ミカエル・ジャレル、ブルーノ・マントヴァーニ、マティアス・ピンチャー、マルク・モネ、マルコ・ストロッパ、アラン・ルヴィエ、ヨハネス・マリア・シュタウト等がある。室内楽奏者としても幅広く活躍し、バーバラ・ハンニガン、ピエール＝ローラン・エマール、バーバラ・ヘンドリックス、パトリック・ガロワ、アンドレ・カザレ、クリスティアン・テツラフ、ピエル＝ルイジ・ファブレッティ等と共演している。
オーケストラ奏者としては、ヨーロッパ室内管弦楽団、パリ・オペラ座、フランス国立管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団等で演奏し、リッカルド・ムーティ、小澤征爾、エサ＝ペッカ・サロネン、ハインツ・ホリガー、クルト・マズアといった指揮者と共演した。アンサンブル・アンテルコンタンポランとは、ソリストとして、ベルリンのブーレーズ・ザール、ルツェルンKKL、アテネ・メガロン、ボザール（ブリュッセル）、スカラ座、サントリーホール、カーネギー・ホール等に出演した。
2017年以来、レザール・フロリサン、パリ管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏家たちとコラボレーションしており、フィラルモニ・ド・パリにおけるアンサンブル・アンテルコンタンポランの室内楽プロジェクトでは、非常に幅広いレパートリーを聴衆に聴かせた。
19年には、ピアニストのセバスティアン・ヴィシャールとともに、フィラルモニ・ド・パリ所蔵のピリオド楽器を用いて、ベートーヴェン「ホルン・ソナタ」、シューマン「アダージョとアレグロ」、ジャレル《アソナンスIVb》を演奏した。
世界各地でマスタークラスを行なう他、1999～2017年まではルツェルン音楽祭のピエール・ブーレーズ・アカデミーでも教えた。23年よりパリ国立高等音楽院で室内楽の教授を務めている。