ARTIST
アーティスト
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鈴木大介(ギター)
作曲家の武満 徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。2004年~2006年まで8回にわたり、20世紀に生まれたギター音楽を毎回異なる視点でアプローチする演奏会 「ギター・エラボレーション」を白寿ホールで開催。
Daisuke Suzuki(Guitar)
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2005年には、ベルリン・パリ・東京にて、武満 徹の舞台「マイ・ウェイ・ オブ・ライフ」でケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団と共演。同年タイ国際ギター・フェスティバルにも出演し、2006年、再び招かれた。2008年、ワシントンのケネディセンターにて開催されたジャパン・フェスティバルでの「A Tribute to Toru Takemitsu」に渡辺香津美、coba、八尋トモヒロと共に出演。2010年 にも、同メンバーでカーネギーホールおよびオレンジ・カウンティー・パフォーミング・アーツ・センター(カリフォルニア)にて再演、いずれも 大好評を博した。内外の演奏家からの信頼も厚く、これまでに、クロード・ボリング、マーティン・テイラー、渡辺香津美、荘村清志、ブランドン・ ロス、古部賢一、須川展也、天羽明惠、荒川 洋らと共演を重ねている。また、小澤征爾が中心となって行われるサイトウ・キネン・フェスティバル松本には、ゲスト・プレイヤーおよびオーケストラ・メンバーとして、1997年以降頻繁に招かれている。2007年にはジャズギタリストの鬼怒無月とのユニット「The DUO」を結成。各方面から高い評価を得ている。現代音楽の初演も多く、武満 徹作曲『森のなかで』『スペクトラル・カンティクル』の世界初録音を始め、これまで、池辺晋一郎、猿谷紀郎、西村 朗、伊左治直、林 光ら、多くの作曲家による新作を初演している。アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。美術館でのコンサートも数多く行っており、特に都立現代美術館での「田中一光展」(2003年)、国立新美術館での「オルセー美術館展」(2010年)、ブリヂストン美術館での「ドビュッシー、音楽と美術展」(2012年)では、展示作品のテーマに即したプログラムをプロデュースし、大きな話題となった。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、『カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~』は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2006年には武満 徹の没後10年を記念し、映画音楽集『夢の引用』をリリース。2007年、2008年にリリースした『キネマ楽園』『キネマ楽園Ⅱ/夜の太陽』は、ギター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなり、今日に至るまで同シリーズを全7作品リリースしている。また2012年には、ピアソラ没後20年となる年に、世界でも例を見ない、多重録音による《タンゴ組曲》を収録した『アディオス・ノニーノ~アストル・ピアソラ作品集』をリリース。2014年には『伊福部 昭を弾く/鈴木大介』をリリースし、各方面から絶賛された。最新CDは、ベルウッドレコードより『森に夢見る~大聖堂~バリオス練習曲集』を2017年7月12日にリリース。これまでにNHK-FM「クラシック・リクエスト」(1999年~2001年)、「気ままにクラシック」(2002年~2008年3月)のパーソナリティーも務めた。第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘の各氏に、作曲を川上哲夫、中島良史の両氏に師事。ほかに、ザルツブルク・ モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチの両氏に師事。
出演公演
PARTICIPATING PERFORMANCES
20220330
東京国立博物館 平成館ラウンジ
ミュージアム・コンサート
東博でバッハ vol.55 藤木大地(カウンターテナー)
20220330
Tokyo National Museum, Heiseikan, Lounge