この2つはマンフレート・シュヴァイクコフラー演出でボルツァーノ、モデナ、フェッラーラ、ピアチェンツァの劇場をまわった。ほかにワロン王立劇場でパオロ・アリヴァベーニ演出《アイーダ》アムネリスとマッシモ・ザネッティ指揮《仮面舞踏会》ウルリカ、テルアビブで演奏会形式のズービン・メータ指揮《ファルスタッフ》、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で《イル・トロヴァトーレ》アズチェーナ、フィレンツェ五月音楽祭でズービン・メータ指揮アイケ・グラムス演出《ばらの騎士》アンニーナ、トリノのレージョ劇場で《アドリアーナ・ルクヴルール》、マチェラータ音楽祭で《運命の力》、カターニアのベッリーニ劇場でドナート・レンツェッティ指揮によるヴィットーリオ・ニェッキ《カッサンドラ》等に出演した。また、ミラノ・スカラ座でリッカルド・シャイー指揮のプッチーニ《三部作》、ザルツブルク音楽祭でフランツ・ウェルザー＝メスト指揮の新制作《サロメ》ヘロディアス、北京の国家大劇院で《仮面舞踏会》ウルリカ、トリノのレージョ劇場で《ヴィオランタ》バルバラ、フィレンツェ五月音楽祭劇場でプッチーニ《三部作》、東京・新国立劇場で《ドン・カルロ》等に出演している。
今後の予定としては、ザルツブルグ音楽祭で《イントレランツァ1960》或る女、アレーナ・ディ・ヴェローナのシーズン開幕公演でリッカルド・ムーティ指揮《アイーダ》、ピアチェンツァとパルマで《ラ・ファヴォリータ》、パルマのヴェルディ音楽祭で《仮面舞踏会》、ボローニャ市立劇場で《ローエングリン》オルトルート、モスクワのボリショイ劇場で《サロメ》ヘロディアス、ミラノ・スカラ座で《ラ・ジョコンダ》等がある。
コンサート出演では、ニューヨークのリンカーン・センターにおける著名な夏期音楽祭「モストリー・モーツァルト・フェスティバル」とトリノのレージョ劇場でベートーヴェン「交響曲第9番」、プラハのルドルフィヌムとワシントンでヴェルディ《レクイエム》、フィレンツェ五月音楽祭でズービン・メータ指揮のブルックナー《テ・デウム》、パルマのレージョ劇場でユーリ・テミルカーノフ指揮のメンデルスゾーン《真夏の夜の夢》、カターニアのベッリーニ劇場でベルリオーズ《トロイアの人々》、フィレンツェでズービン・メータ指揮のモーツァルト《レクイエム》等が挙げられる。
CD録音には、イシドーロ・カピターニオの現代オペラ《フィレンツェの復活祭》（ボンジョヴァンニ・レーベル）、ベッリーニ《ミサ曲 ト長調》、サンマルティーニ《聖歌》、ぺルト《アガトン師》、サン＝サーンス《クリスマス・オラトリオ》等がある。DVDには、リッカルド・シャイー指揮《仮面舞踏会》のライプツィヒ歌劇場ライブ、同じくシャイー指揮でプッチーニ《三部作》のミラノ・スカラ座ライブ（ライ・トレード・レーベル）、DR放送交響楽団とのダッラピッコラ《囚われ人》母親役等がある。