PROGRAM
プログラム
東京・春・音楽祭
Spring Festival in Tokyo
ミュージアム・コンサート
Museum Concert
Museum Concert
N響メンバーによる室内楽
Chamber Music with Members of the NHK Symphony Orchestra
Chamber Music with Members of the NHK Symphony Orchestra
プログラム詳細
Detail
※この公演は終了しました。
日時・会場
国立科学博物館 日本館講堂
Date / Place
National Museum of Nature and Science Japan Gallery Auditorium
Date / Place
National Museum of Nature and Science Japan Gallery Auditorium
出演
Cast
Violin:Nobuko Obayashi, Rintaro Omiya
Viola:Gentaro Sakaguchi
Cello:Shunsuke Yamanouchi
Flute:Masayuki Kai
曲目
モーツァルト:フルート四重奏曲 第3番 ハ長調 K.Anh.171 (285b)
ルーセル:フルート三重奏曲 op.40
ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲 第7番 嬰ヘ短調 op.108
弦楽四重奏曲 第9番 変ホ長調 op.117
Program
Mozart(1756-91):Flute Quartet No.3 in C major K.Anh.171 (285b)
Roussel(1869-1937):Trio for Flute, Viola and Cello op.40
Shostakovich(1906-75):
String Quartet No.7 in F-sharp minor op.108
String Quartet No.9 in E-flat major op.117
チケット情報
Ticket
料金(税込)
| 事前収録ストリーミング配信 |
|---|
| ¥1,500 |
Price(tax included)
| Streaming(Pre-recorded) |
|---|
| ¥1,500 |
■発売日 2021年4月1日(木)12:00
<ご購入にあたって>
無観客で事前収録した公演をストリーミング配信します。
視聴は、上記日時からの1回のみとなり、途中で巻き戻し/早送りしての再生はできません。
また、再配信はございません。
■Release Date April 1, 2021 at 12:00
<Before buying ticket>
The concert is recorded beforehand without an audience. The concert will be streamed only once from the date and time above.
When you start watching in the middle of the concert, it will be streamed from the point that you start and cannot be played with turning back or fast forwarding.
There is no archive streaming.
曲目解説
モーツァルト:フルート四重奏曲 第3番
宮廷楽団に職を求めてマンハイムに滞在していたモーツァルトが、裕福な医者でアマチュア・フルート奏者のフェルディナント・ドゥジャンのために書いた3つのフルート四重奏曲のうちの一つ。しかし、マンハイムで実際に作曲されたのはフルート四重奏曲第1番のみで、それ以外は別の機会に作られたという説もある。
比較的規模の大きな二つの楽章で構成される。第1楽章アレグロは、生気みなぎる闊達なソナタ形式。第2楽章アンダンティーノは、主題と6つの変奏からなり、4つの楽器が魅力的な対話を繰り広げる。
父レオポルトと交わした手紙をもとに「モーツァルトはフルート嫌い」といった説も囁かれているが、この佳曲を聴く限りとうてい信じられない。
ルーセル:フルート三重奏曲
フランスの作曲家ルーセルは、海軍で軍務に就いたのち、音楽家を志したという異色の経歴の持ち主。世代的にはドビュッシーとラベルのあいだに位置する。
本曲は1929年の作品。第1楽章はソナタ形式で書かれ、弦楽器のリズミカルな伴奏に乗ってフルートが躍動する。第2楽章は緩徐楽章。フルートと弦楽器の絡みが緻密な対位法によって浮き彫りにされる。第3楽章はロンド形式。ヴァイオリン、チェロの多彩な奏法と相変わらず快調なフルート。途中、アンニュイな主題が現れたのち、最後はテンポをあげて終曲する。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第7番
1960年に作曲された本曲は、作曲家が手がけた最初の短調クァルテットとなった。初演はベートーヴェン四重奏団によりレニングラードで行なわれ、1954年に死去した最初の妻ニーナ・ヴァルザルに捧げられた。
3つの楽章が休みなく演奏される。第1楽章アレグレットは展開部を欠いたソナタ形式。ベートーヴェンの「運命」交響曲に似た動機で開始される。この短い動機がスピッカートを用いるなどして、ある種の変奏のように多様に姿を変えていく。第2楽章レントでは、第2ヴァイオリンの伴奏に導かれて第1ヴァイオリンが陰鬱な歌をうたう。第3楽章アレグロ−アレグレットでは、4つの楽器が荒れ狂う。ダウンボウで切断される旋律のなか、第1楽章の動機がところどころに顔を出す。息が詰まりそうなワルツを経て、祈りの言葉を呟くように静かに曲を結ぶ。
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第9番
1964年に完成し、同年、ベートーヴェン四重奏団によりモスクワで初演。1962年に再婚したイリーナ・スピーンスカヤに捧げられた。
間断なく演奏される5つの楽章からなる。ソナチネ形式の第1楽章モデラート・コン・モートは、いかにもショスタコーヴィチらしい第1ヴァイオリンの旋律で幕を開けるが、不安を隠すかのようにのびやかな音楽が展開する。第2楽章アダージョは前楽章の雰囲気をそのままに、音楽が静謐さを増す。第3楽章アレグレットでは、一転してリズミックな音楽が展開される。ロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」、完成したばかりの映画『ハムレット』から自作の音楽、さらには弦楽四重奏曲第7番の「運命」動機などが顔をのぞかせる。第4楽章アダージョは三部形式。悲哀に満ちた歌が奏でられる。第5楽章アレグロはロンド・ソナタ形式で、これまでの楽章が総括される。道化じみたポーズで苦みきった音楽が疾走する。すべてを断ち切るような強烈なピツィカートのあと、短い祈りの調べが現れ、音楽は再び走り始める。
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