初年度には偉大なトロンボーン奏者ジル・ミリエールとともに活動した後、ファブリス・ミリシェーのもとで研鑽を積んだ。パリ音楽院管弦楽団の一員として数回のツアー（ウィーン、マンチェスター、サンパウロ）に参加し、その後フランス青少年オーケストラに加わった。修士課程2年次には首席トロンボーン奏者としてパリ音楽院受賞者オーケストラのメンバーとなった。
すぐに現代音楽へと傾倒し、アンサンブル・アンテルコンタンポランとともにフランス国内外（プラハ、ヘルシンキ、ポルト、モスクワ、ベルリン、ウィーン、ロサンゼルス、ローマ、ハダースフィールド、東京）で演奏した後、24年3月、同アンサンブルにソリストとして加わった。
22年、アンサンブル・アンテルコンタンポランのシーズン公演の一環として、フィラルモニ・ド・パリでルチアーノ・ベリオ《セクエンツァⅤ》を演奏、またニューヨークのアメリカン・ソサエティ財団でトロンボーン独奏のための4つの小品を初演した。オーストリアのグラーフェネック音楽祭の期間中には、グラーフェネック・アカデミーのメンバーとなった。
これらのレパートリー演奏に加え、フランス国内外の数多くのオーケストラと共演しており、例えばルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、パリ国立歌劇場管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、パリ室内管弦楽団、ヴェルビエ室内管弦楽団、リール国立管弦楽団、ボルドー国立管弦楽団等がある。また室内楽奏者としても活動しており、ドデカボン・アンサンブルやク・アンテルブラス五重奏団等に加わっている。
また、23年にオデオン劇場で上演された、フィリップ・ロスの最後の小説に基づく戯曲《ネメシス》（ティフェーヌ・ラフィエ演出）にも出演した。