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新規公演発表!ポーランドの魂の歌を聴け——トマシュ・コニエチュニー来日!

当代屈指のバス・バリトン、トマシュ・コニエチュニーのリサイタル公演を発表いたします。これまで何度も東京春祭に出演し、ワーグナー作品で強烈な存在感を放ってきたコニエチュニー。この度、祖国ポーランドの歌曲を中心としたリート公演に出演いたします。ピアノは同じくポーランド出身のレフ・ナピェラワ。関口時正さんによるお話付きでお届けいたします。ご期待ください。
東京春祭 歌曲シリーズ vol.45
トマシュ・コニエチュニー(バス・バリトン)&レフ・ナピェラワ(ピアノ)
祖国への想いーー“若きポーランド”、そして現在
日時・会場
4月14日 [月] 13:30
東京文化会館 小ホール
出演
バス・バリトン:トマシュ・コニエチュニーピアノ:レフ・ナピェラワ
お話:関口時正
曲目
シマノフスキ:《6つの歌》op.2
全世界が遠のいた
君は死んでいない
霧の中
時おりつらつら、うとうと夢見ていると
君の声が聞こえた
巡礼者
ミェチスワフ・カルウォーヴィチ:
暗く穏やかな海の上で
錆びた木の葉を
広い、広い海原を
おだやかで明るい黄金の日々を
わが魂いたく憂いて
夜の光を浴びて
永遠の夜がくる前に
私のために泣くのはよせ
話しつづけて
ワーグナー:《ヴェーゼンドンク歌曲集》
第1曲 天使
第2曲 止まれ
第3曲 温室にて
第4曲 悩み
第5曲 夢
スタニスワフ・モニューシュコ:
爺と婆
爺さん伍長
コサック
ヘンリク・チシュ:2つのアリア・ブッフォ
トマト博士
そんな気がした
料金
全席指定 5,000円 / U-25 2,000円 / ネット席 1,500円
チケット発売 3月7日[金] 10:00U-25、ネット席も同時に発売開始いたします
トマシュ・コニエチュニーからメッセージ
(メッセージ全文はこちらでお読みいただけます)
東京・春・音楽祭からの招待を受け、レフ・ナピェラワと共に、2025年4月14日にポーランド歌曲の全体像に迫るコンサートをお届けいたします。スタニスワフ・モニューシュコの作品によるロマン派歌曲も欠かしません。特に、国内では“ヤング・ポーランド”と呼ばれるポーランドのセセッション期に焦点を当てます。(中略)締めくくりとして、傑出したポーランドの指揮者/教育者/作曲家であるヘンリク・チシュが作曲した、声楽とピアノのための「2つのアリア・ブッフォ」を演奏いたします。これは現代音楽であり、ややグロテスクな風味を持っています。第一のアリアは「トマト博士」というタイトル、第二は非常にユーモラスで魅惑的なパロディ「そんな気がした」という作品です。
もちろん、東京で開催するポーランドをテーマにしたこの公演において、私が愛するドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーを取り入れないわけにはいきません。ワーグナーの《ヴェーゼンドンク歌曲集》を演奏いたします。これは文学史上最も美しい歌曲の一つであり、世界の主要な歌劇場でワーグナーのオペラを日々演奏する歌手にとって、特に意味深く心に響く作品です。
皆様に多くの感動と喜びをもたらす、素晴らしい体験をお約束いたします。