JOURNAL

Trio Accord――白井 圭(ヴァイオリン)、門脇大樹(チェロ)、津田裕也(ピアノ)よりメッセージ

2023年に結成20周年を迎えるTrio Accord(トリオ・アコード)の3年に亘るシリーズが東京・春・音楽祭2021よりスタートします。
「ボヘミアの大地より」をコンセプトに、ドヴォルザークのピアノトリオ全曲を含むプログラムで、普段光を当てられることの少ないボヘミアの隠れた名曲たちに取り組みます。シリーズ公演に寄せて、Trio Accordの皆さんよりメッセージをいただきました。

2018年にブラームスのピアノ三重奏曲全曲演奏会、2019年にはオールモーツァルトプログラム、そして2020年にはベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲演奏会を行い、その合間にはシューベルトやメンデルスゾーンも取り入れるなど、ピアノ三重奏曲のレパートリーの言わば“王道”に位置する曲目に取り組んで来ました。

今回3年にわたって演奏会を開催していただけるということで、まず単独の演奏会ではなかなか取り上げにくいものに挑戦してみたいと考えました。 そうして検討しているうちに、ドヴォルザークを中心にしたボヘミア由来の作曲家の作品をまとめて取り上げるというアイディアが浮かびました。
いくつかは学生時代に演奏したことはありますが、最近は少し距離が出来ていた曲目と、初めて取り組む曲もあるので、結成20年を目前にした今、改めて新鮮な気持ちで取り組むことができます。

このシリーズを通して普段あまり光のあたらない作品をお客様に楽しんで頂ける機会になりましたら、これ程嬉しいことはありません。




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