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【速報】「東京・春・音楽祭2026」ラインナップ発表!
 
桜咲く春の上野を舞台にした国内最大級のクラシック音楽の祭典 「東京・春・音楽祭2026」 を、2026年3月13日[金]から4月19日[日]まで開催いたします。 文化の集積地・上野公園の各施設(東京文化会館、各美術館・博物館等)を拠点に、国内外一流アーティストによるオペラ、オーケストラ、室内楽、リサイタルなど、幅広いコンサートを多様な空間でお届けし春の訪れを彩ります。
 東京春祭の“顔”となってきた「ワーグナー・シリーズ」にはアレクサンダー・ソディを指揮に迎え、NHK交響楽団とともに《さまよえるオランダ人》を演奏します。これまで「ワーグナー・シリーズ」をけん引してきたマレク・ヤノフスキは「合唱の芸術シリーズ」でシェーンベルクの大作《グレの歌》を、来年に創立100年を迎えるN響と、東京オペラシンガーズと演奏。また、現代最高のピアニスト ルドルフ・ブッフビンダーは、東京春祭オーケストラとともに、 二夜にわたってベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を弾き振りいたします。
 2024年に《ラ・ボエーム》でタクトをとったピエール・ジョルジョ・モランディが、再び「プッチーニ・シリーズ」に出演。読売日本交響楽団、新国立劇場合唱団らと《マノン・レスコー》をお届けします。来春は2プログラムを予定している「合唱の芸術シリーズ」では、上記の《グレの歌》に加え、ハイドン《四季》をアイヴァー・ボルトン指揮/東京都交響楽団と。演奏機会が少ない、貴重な作品をお楽しみいただけます。
 2005年以来、音楽祭の拠点である東京文化会館は来年5月から改修休館となります。日本の音楽史に揺るぎない功績を残す殿堂で、20年以上にわたり公演を重ねてきた想いを込めて、東京春祭にゆかりのあるメンバーによる室内楽ガラ公演も予定しています。
 東京春祭3年目の出演となる気鋭の現代音楽集団アンサンブル・アンテルコンタンポランや、2024年のシェーンベルク弦楽四重奏曲全曲演奏会で人気を博したディオティマ弦楽四重奏団、バッハの大家トレヴァー・ピノックによる2公演や、欧州で活躍する注目の歌手陣をはじめ、国内外の一流アーティストによる室内楽やリサイタル、没後30周年を迎える武満徹をフィーチャーしたプログラム、人気のミュージアム・コンサート、ドイツ・バイロイト音楽祭提携による「子どものためのワーグナー」、上野の街を舞台に小さな音楽会を展開する「桜の街の音楽会」も開催いたします。22年の歴史を振り返るとともに、新たな舞台に向かうための大切な年となる音楽祭に、ぜひご期待ください。
 桜咲く上野の杜で、皆様のご来場をお待ちしております!
1.2つのオペラ作品、4つのオーケストラ公演 巨匠と俊英がそろい踏み
 東京春祭の“顔”となってきた「ワーグナー・シリーズ」を過去8回にわたり指揮したマレク・ヤノフスキは「合唱の芸術シリーズ」でシェーンベルクの大作《グレの歌》を、信頼するNHK交響楽団、東京オペラシンガーズ、世界の第一線で活躍する歌手陣と演奏します。2026年は同楽団の創立100年というアニバーサリー・イヤー。欧米でも様々な名門楽団が記念年に演奏している演目を、東京春祭でお楽しみいただけます。同じく「合唱の芸術シリーズ」として、ドレスデン祝祭管弦楽団やモーツァルテウム管弦楽団を率いてきた、古典派を得意とするアイヴァー・ボルトン指揮/東京都交響楽団によるハイドン《四季》も予定。演奏機会の少ない名作をご堪能いただけます。
 「ワーグナー・シリーズ」には、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍し、ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場等、著名な劇場から引く手あまたな俊英アレクサンダー・ソディを迎え、NHK交響楽団とともに《さまよえるオランダ人》をお届けいたします。
 「プッチーニ・シリーズ」は、2022年、2024年と、同シリーズでの指揮で好評を博した、イタリア・オペラに精通する名匠ピエール・ジョルジョ・モランディが、読売日本交響楽団、新国立劇場合唱団と《マノン・レスコー》を演奏します。
 東京藝術大学奏楽堂では、加藤昌則が「ザ・ヴォーン・ウィリアムズ」と題した公演を神奈川フィルハーモニー管弦楽団と。作曲家や演奏作品にまつわるお話も交えた公演を予定しています。
2. ベートーヴェン×ブッフビンダー×東京春祭オーケストラ!ついに大ホールで公演!
2024年から3年連続での出演となる、現代最高のピアニスト ルドルフ・ブッフビンダー。これまで、ベートーヴェンピアノ・ソナタ全曲演奏会とシューベルト世界3公演を通じ、その度に円熟味あふれる演奏で観客を魅了してきたブッフビンダーですが、2026年はついに東京文化会館大ホールで公演。リッカルド・ムーティ指揮の公演でも評価の高い東京春祭オーケストラとともに、ブッフビンダーが生涯をかけて向き合ってきたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会を二夜にわたって弾き振りいたします。2027年に没後200年という大きな記念年を迎えるベートーヴェン。その前哨イヤーにふさわしいプログラムとなりました。
3. オペラ、オーケストラ、室内楽など、国内外一流アーティストが奏でるクラシック音楽
 20年以上にわたり、国内外の一流アーティストが一斉に集う音楽祭として不動の地位を築いてきた東京・春・音楽祭。世界水準の公演を日本のみならず、アジアや世界の音楽ファンにお届けするため毎年彩り豊かなラインナップをそろえてきました。
 バッハの大家トレヴァー・ピノックは昨春に続き、首席指揮者を務める紀尾井ホール室内管弦楽団を率いての公演に加え、エマニュエル・パユらとともに、ソロを交えたそれぞれの魅力を存分に堪能できるバロック・プログラムを。
 2026年に没後30周年をむかえる武満 徹をフィーチャーした公演として、委嘱作品も多い荘村清志のギター公演と、村松稔之の歌曲公演を予定。人気・実力ともに高い藤木大地は、昨春にスタートしたシリーズ「にほんの歌」を2公演にわたって展開し、近現代の日本歌曲の魅力を再発見します。待望の日本初リサイタルとなる、人気急上昇中のマリア・ドゥエニャス、若い世代のピアニストの中でも多くの聴衆を魅了しているアレクサンダー・マロフェーエフ、最注目のバリトン アンドレ・シュエン、再始動するジュピター・カルテット・ジャパンら、最旬の音楽を紹介する公演の数々に、東京春祭でしか聴くことのできないプログラムで春の上野を彩ります。
4. 近現代~コンテンポラリーのプログラムも充実
 古典から近現代、コンテンポラリーまで、幅広い音楽を楽しめるのも東京春祭の魅力の一つ。20世紀後半のイギリスを代表する作曲家であり、2026年に没後50年を迎えるブリテンのカンティクルを中心にした公演では、四半世紀以上にわたって作られた全5作の歌曲を。
 毎回、その斬新なプログラムと追随を許さない高い演奏力で会場を静かな熱気に包むアンサンブル・アンテルコンタンポランは、来年に生誕100年を迎えるジェルジュ・クルターグの作品に加え、ジョージ・ベンジャミンが手掛けた最初のオペラ《小さな丘へ》を含む2公演をお届け。世界中で再演される注目作品が満を持して日本初演を迎えます。
 2024年におよそ6時間をかけたシェーンベルク弦楽四重奏曲全曲演奏会を展開し、その高い集中力と実力で観客を圧倒したディオティマ弦楽四重奏団が再び東京春祭に出演。彼らの名前の由来となったルイジ・ノーノの「断片―静寂、ディオティマへ」は必聴。また、ミュージアム・コンサート 上野の森美術館でもコンテンポラリーな響きを現代美術に囲まれた特別な空間でお楽しみいただけます。
5. ありがとう、そしてまた会う日まで!東京文化会館改修休館前の最後の響き
20年以上にわたり東京春祭の拠点である東京文化会館は、2026年5月から約3年間の改修休館に入ります。世界でもトップレベルの見事な音響を誇り、日本の音楽史をけん引してきた殿堂で、2005年より演奏会を重ねてきた想いを込めて「オープニング・ガラ・コンサート室内楽の夕べ」と称した、音楽祭にゆかりのあるメンバーによる2公演を予定。東京春祭と共に経験を積んできた演奏家らを中心に、まさにこの年、東京文化会館でしか聴くことができない必聴のプログラムで、音楽祭の開幕を飾ります。
6. 東京春祭ならではの、個性的なシリーズ企画の数々
世界で活躍するソリストやオーケストラから選りすぐりの名手が集まり、またとない音楽との出会いの場があるのも東京春祭ならではの魅力のひとつ。多彩なテーマや編成で、音楽の魅力を余すことなくお届けします。 「マラソン・コンサート」や郷古廉&加藤洋之による「〈Geist und Kunst〉室内楽シリーズ」、「ディスカヴァリー・シリーズ」も聴き逃せません。来春に通算50回目の開催を迎える「歌曲シリーズ」では、珠玉の歌い手がそれぞれの得意なレパートリーを披露。オペラや合唱とはまた一味も二味も違う、親密な空間ならではの歌とピアノのハーモニーをご堪能いただけます。
7. 上野公園の美術館・博物館を舞台にした「ミュージアム・コンサート」
 上野公園内に点在する、日本を代表する美術館・博物館の展示室内や講堂で開催される人気のミュージアム・コンサート。2006年からスタートしたこの企画は、美術館や博物館が持つ荘厳な空間で、国内外のアーティストたちが、各特別展や会場の特徴に合わせたコンサートを開催いたします。
 人気展覧会とのコラボレーション企画は、その時代を生きた芸術家たちの息吹に触れることができる貴重な機会です。展示室内での公演や、重要文化財である建物内での公演など、文化の集積地上野ならではの特別な空間での鑑賞もお楽しみください。
8. 子どもたちがクラシック音楽と出会う場!「東京春祭for Kids」
 未就学のお子様から高校生まで、幅広い年代を対象とした様々なプログラムを提供し、毎年好評の「東京春祭for Kids」。バイロイト音楽祭提携の「子どものためのワーグナー」では《さまよえるオランダ人》を親しみやすくアレンジしてお届け。同音楽祭の総監督カタリーナ・ワーグナーが監修をつとめます。
 また、毎年人気の子どものための絵本と音楽の会や公開リハーサルなど、様々な年齢のお子様を対象にクラシック音楽の魅力をお伝えします。(2026年1月詳細発表予定)
9. 舞台は上野の街中!「桜の街の音楽会」など無料イベント多数開催
上野周辺のみならず、オフィス街など都内の様々な場所を舞台に無料のミニ・コンサートを展開している「桜の街の音楽会」。今春は合計29か所で56公演を行い、多くのお客様に音楽をお届けしました。次春も、3月初旬ごろから4月中旬にかけて開催予定。気軽に音楽に触れあえる最高の場を創出します。お出かけの際は、音楽祭公式サイトで開催スケジュールのチェックをお忘れなく!(2026年2月詳細発表予定)
10. 高音質・高画質・自由視点映像でのライブ・ストリーミング配信(有料)を実施
会場にご来場いただけない方にも、東京春祭の公演をお楽しみいただけるように始めた「東京・春・音楽祭LIVE Streaming」。これまでに引き続き、高音質・高画質・自由視点映像で実施いたします。ライブ配信ならではの臨場感を、皆さまそれぞれのスタイルでお楽しみください。(2026年2月詳細発表予定/権利関係の都合により配信されない公演もございます。)
チケットは 2025年11月30日[日]10:00より 順次一般発売開始
一般発売に先駆け、東京・春・音楽祭オンライン・チケットサービスにて先行発売を実施
詳しくはチケットページをご覧下さい
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