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アカデミー
2025/09/03

イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.5 リッカルド・ムーティ指揮《シモン・ボッカネグラ》出演者変更のお知らせ

9月13日[土]・15日[月・祝]公演予定の三井不動産 presents イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.5《シモン・ボッカネグラ》の出演者に変更が生じましたのでお知らせいたします。

当初出演を予定しておりましたヤコポ・フィエスコ役(バス)のイルダール・アブドラザコフが、予期せぬご家族の事情により、来日ができなくなりました。
代わりまして、マエストロ リッカルド・ムーティとも協議し、ミケーレ・ペルトゥージが出演することになりました。

お客様には出演者変更に至りましたことを、心よりお詫び申し上げます。何卒ご了承賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

東京・春・音楽祭実行委員会


イルダール・アブドラザコフからのメッセージ

親愛なる日本の皆さまへ
このたび、イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.5《シモン・ボッカネグラ》への出演を中止せざるを得なくなったことを、心よりお詫び申し上げます。予期せぬ家族の事情により、来日を断念せざるを得なくなりました。この知らせにより、皆さまをがっかりさせてしまうことを、大変心苦しく思っています。

この決断は非常に難しく、軽々しく決めたものではありません。これまで皆さまからいただいた温かいご支援とご厚意に、心より感謝申し上げます。そして、いつかまた皆さまと素晴らしい時間を共有できる日を、心から楽しみにしています。
このたびの事情をご理解いただき、変わらぬご声援を賜れましたら幸いです。次はより良い状況で、皆さまとお目にかかれることを願っております。

感謝の気持ちを込めて。

イルダール・アブドラザコフ


リッカルド・ムーティ指揮《シモン・ボッカネグラ》(演奏会形式)

2025年9月13日 [土] 15:00開演(14:30開場)
2025年9月15日 [月・祝] 19:00開演(18:30開場)
東京音楽大学 100周年記念ホール(池袋キャンパス A館)


ヤコポ・フィエスコ(バス)
変更前 イルダール・アブドラザコフ

変更後 ミケーレ・ペルトゥージ


※この変更に伴う払戻しはいたしかねます。何卒ご了承ください。


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ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
Michele Pertusi(Bass)


現代のオペラ界で最も優れた歌手の一人と高い評価を受けている。イタリアのパルマに生まれ、アッリーゴ・ボーイト音楽院でピアノと歌を学んだ。その後、アリゴ・ポーラ、カルロ・ベルゴンツィ、ロドルフォ・チェレッティにも師事。
2005年2月、コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団(ライブ収録)とのヴェルディ《ファルスタッフ》タイトルロールで、グラミー賞の最優秀オペラ録音を受賞。1995年には「国際アッビアーティ賞」を受賞した他、デッカ・レーベルに収録されたリッカルド・シャイー指揮《イタリアのトルコ人》はグラモフォン賞を受賞している。イタリア共和国大統領からは文化功労章として金メダルが授与され、2018年にはマルティーナ・フランカのヴァッレ・ディートリア音楽祭で栄えある「ロドルフォ・チェレッティ」賞を受賞した。
世界の一流指揮者のほとんどと共演しており、例えばリッカルド・ムーティ、カルロ・マリア・ジュリーニ、ズービン・メータ、ゲオルク・ショルティ、ダニエル・バレンボイム、ジェイムズ・レヴァイン、大野和士、チョン・ミョンフン、アントニオ・パッパーノ等が挙げられる。また、世界の主要な歌劇場やコンサートホール、音楽祭に出演している。
近年はヴェルディ歌いとして地歩を固めており、《ドン・カルロ》フィリッポ二世(ウィーン国立歌劇場、テアトロ・レアル、ヴェルディ音楽祭、スカラ座)、《アッティラ》タイトルロール(スカラ座、フェニーチェ劇場、ヴェルディ音楽祭、リエージュ歌劇場)、《十字軍のロンバルディア人》パガーノ(ヴェルディ音楽祭、モンテカルロ歌劇場)、《リゴレット》スパラフチーレ(ヴェルディ音楽祭、ウィーン)、《シモン・ボッカネグラ》フィエスコ(ウィーン国立歌劇場、トリノ、パルマ)、《運命の力》グァルディアーノ神父(リエージュ、リヨン)、《ルイザ・ミラー》ヴァルター伯爵(バイエルン国立歌劇場、ローマ歌劇場)、《エルナーニ》デ・シルヴァ(スカラ座、パレルモ、ヴェネツィア)、《群盗》マッシミリアーノ(スカラ座、バレンシア)、《ナブッコ》ザッカリーア(ヴェルディ音楽祭、アレーナ・ディ・ヴェローナ)、《マクベス》バンコ(ヴェルディ音楽祭)、《シチリアの晩鐘》プロシダ(ローマ)、《アイーダ》ラムフィス(アレーナ・ディ・ヴェローナ)、《レクイエム》等を、リッカルド・シャイー、ズービン・メータ、チョン・ミョンフン、ダニエレ・ガッティ等による指揮で歌った。
ロッシーニ作品の役どころにおいても優れた歌手であり、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルの常連として、1992年に《セミラーミデ》アッスールでデビューして以来、《モイーズとファラオン》、《マオメット2世》、《ウィリアム・テル》、《ランスへの旅》、《コリントの包囲》、《トルヴァルドとドルリスカ》、《泥棒かささぎ》、《セビリアの理髪師》等、数多くの作品に出演、同フェスティバルにおけるその功績に対し、「ロッシーニ・ドーロ」賞を受賞した。
収録した作品には、デッカ・レーベルからリッカルド・シャイー指揮でロッシーニ《小荘厳ミサ曲》、《スターバト・マーテル》、《教皇ピウス9世を讃えるカンタータ》、《チェレネントラ》、同レーベルからゲオルク・ショルティ指揮で《ドン・ジョヴァンニ》、《コジ・ファン・トゥッテ》、ソニーからズービン・メータ指揮で《フィガロの結婚》、リコルディから《セミラーミデ》、《マオメット2世》、エラートからダニエル・バレンボイム指揮で《ドン・ジョヴァンニ》、またロンドン交響楽団とのライブ収録でコリン・デイヴィス指揮による《ファウストの劫罰》、《ファルスタッフ》等がある。
最近の主な出演としては、トッレ・デル・ラーゴのプッチーニ音楽祭で《トゥーランドット》、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭とリヨン国立オペラで《運命の力》、スカラ座で《ノルマ》、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場で《アッティラ》の他、ヴェルディ《レクイエム》をズービン・メータ指揮でフィレンツェ五月音楽祭、ダニエレ・ガッティ指揮でシュターツカペレ・ドレスデン、アントニオ・パッパーノ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団でザルツブルク復活祭音楽祭に出演した。さらにローマ歌劇場、ナポリのサン・カルロ劇場で《シモン・ボッカネグラ》、モデナとピアチェンツァで《エジプトのモーゼ》、パルマのヴェルディ音楽祭でフランス語版《マクベス》、フェニーチェ劇場とブリュッセルのモネ劇場で《トゥーランドット》、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルで《セビリアの理髪師》、スカラ座でミケーレ・マリオッティ指揮の《ウィリアム・テル》とリッカルド・シャイー指揮の《ドン・カルロ》、アレーナ・ディ・ヴェローナで《ナブッコ》等に出演した。
2025/26年シーズンは、ヴェルディ《レクイエム》でパルマのヴェルディ音楽祭、《運命の力》でチューリッヒ歌劇場、《ナブッコ》でナポリのサン・カルロ劇場、《ランメルモールのルチア》でトゥールーズ・キャピトル劇場、《ナブッコ》と《ランメルモールのルチア》でスカラ座に出演する予定。

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