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お知らせ
2024/01/30

《アイーダ》出演者変更のお知らせ

《アイーダ》の出演者に変更が生じましたのでお知らせいたします。 当初出演を予定しておりましたラダメス役(テノール)のクロディアン・カチャーニは都合により出演ができなくなりました。代わりまして、ルチアーノ・ガンチが出演いたします。

お客様には出演者変更に至りましたことを、心よりお詫び申し上げます。何卒ご了承賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

東京・春・音楽祭実行委員会


《アイーダ》(演奏会形式/字幕付)

2024年4月17日 [水] 14:00開演(13:00開場)
2024年4月20日 [土] 14:00開演(13:00開場)
東京文化会館 大ホール


ラダメス(テノール)
変更前 クロディアン・カチャーニ

変更後 ルチアーノ・ガンチ


※この変更に伴う払戻しはいたしかねます。何卒ご了承ください。


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ルチアーノ・ガンチ(テノール)
Luciano Ganci (Tenor)


新しい世代では最も興味の惹かれる声を持つ一人とみなされているテノール歌手。彼が音楽への最初のステップを踏み出したのは、ドメニコ・バルトルッチが指揮するシスティーナ礼拝堂合唱団のボーイ・ソプラノとしてだった。子どもの頃から歌、ピアノ、オルガンを学び始め、ローマのサンタ・チェチーリア、フロジノーネのリチーニオ・レフィーチェ、ラティーナのオットリーノ・レスピーギといった音楽院でディプロマを取得した。音楽の勉強に加えて、測量の高校卒業資格も取得。その後、ローマ・サピエンツァ大学で都市計画や土地計画における土木工学の学位を取得した。2006年以来、主にローマでオテロ・フェリーチ指導のもとに抒情的な歌唱を勉強した。
たっぷりとした輝かしい声質に恵まれ、09年にモーツァルト《フィガロの結婚》とプッチーニ《ジャンニ・スキッキ》でデビュー、10年にはヴェルディ《椿姫》アルフレードに役デビューした。これらの公演に続いて、ロドルフォ、ピンカートン等でプッチーニの数作品にデビューした他、《十字軍のロンバルディア人》オロンテ、《カヴァレリア・ルスティカーナ》トゥリッドゥに出演した。12年にはザルツブルクでの《椿姫》で国際デビューを果たし、その数カ月後には、《友人フリッツ》、ベートーヴェン《オリーブ山上のキリスト》、モーツァルト《レクイエム》、《イル・トロヴァトーレ》にデビューを飾った。また、12年にはシャンドス・レーベルにマスカーニ作品の新アルバムを録音した。以降さらに新しい役が続き、13年に《海賊》、《アッティラ》、ヴェルディ《レクイエム》、14年に《トスカ》マリオ・カヴァラドッシ、《マクベス》マクダフ、ベートーヴェン「交響曲第9番」、15年にヴェルディ《ルイザ・ミラー》ロドルフォ、ロッシーニ《エジプトのモーゼ》アメノフィ(DVDに収録)、《ノルマ》ポリオーネ、16年に《ジョヴァンナ・ダルコ》カルロ7世(DVDに収録)、17年には《仮面舞踏会》グスタフ3世、ヴェルディ《スティッフェリオ》タイトルロール(DVDに収録)、プッチーニ《ミサ曲》、ドン・ホセを歌っている。
翌年、ザンドナーイ《フランチェスカ・ダ・リミニ》マラテスティーノ、ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》エドガルド、ロッシーニ作曲《小荘厳ミサ曲》にデビュー。19年、ヴェルディ《運命の力》ドン・アルヴァーロと《アンドレア・シェニエ》タイトルロールを歌い、20年にラダメス、21年にはボローニャ市立劇場で《アドリアーナ・ルクヴルール》マウリツィオを演じた。その後、クレモナのポンキエッリ劇場のオープニング・ガラで歌い、マチェラータ音楽祭の開催式では、音楽祭のオペラ100周年を記念して《アイーダ》ラダメスを歌った。また、アムステルダムのコンセルトヘボウでは、演奏会形式のジョルダーノ《フェドーラ》ロリス・イパノフにデビューした。21年には、ウェックスフォード・オペラ・フェスティバルでカタラーニ《エドメア》オベルトにもデビュー、《アドリアーナ・ルクヴルール》と《トスカ》をウィーン国立歌劇場で初めて歌った。22年には、ヴェルディ《アロルド》アロルドでラヴェンナ、ピアチェンツァ、モデナの各劇場にデビューし、《妖精ヴィッリ》ロベルトでトゥールーズのアール・オ・グランにデビューした。ボローニャ市立劇場でアンドレア・シェニエをイタリアで初めて歌い、リエージュのワロニー王立歌劇場で《アルツィーラ》ザモーロ、そして彼の代表的な役柄のひとつであるカヴァラドッシでローマ歌劇場にデビューした。23年には、再びローマ歌劇場で《アイーダ》ラダメス、他に《道化師》、《蝶々夫人》を歌った。
最近および今後の出演としては、ボローニャの新市立劇場でヴェルディ・ガラと《マノン・レスコー》、ワロニー王立歌劇場で《アドリアーナ・ルクヴルール》、ベルリン・コンツェルトハウスで《ダリンダ》、アレーナ・ディ・ヴェローナで《アイーダ》、サッサリで《道化師》、トッレ・デル・ラーゴとオスロで《蝶々夫人》、ピアチェンツァとモデナで《フェドーラ》と《二人のフォスカリ》、東京の新国立劇場で《シモン・ボッカネグラ》、ザルツブルクでヴェルディ《レクイエム》、デュッセルドルフで《ドン・カルロ》、ヴェローナのフィラルモニコ劇場で《仮面舞踏会》と《スティッフェリオ》、ヴェルディ音楽祭の《マクベス》と《アッティラ》等が挙げられる。 ここ数年で歌ってきた会場には、ミラノ・スカラ座、ナポリのサン・カルロ劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ボローニャ市立劇場、パレルモのマッシモ劇場、フィレンツェ五月音楽祭、パルマのヴェルディ音楽祭とレージョ劇場、トッレ・デル・ラーゴのプッチーニ音楽祭、ヴァッレ・ディトリア音楽祭、ザルツブルクのモーツァルトのための劇場、グラーツ歌劇場、ベルリン・コンツェルトハウス、バレンシアのソフィア王妃芸術宮殿、バルセロナのリセウ大劇場、アムステルダムのコンセルトヘボウ、マチェラータのアレーナ・スフェリステリオ、バーリのペトルッツェッリ劇場、アテネのヘロディス・アッティコス音楽堂、ベルギーのアントワープとヘントの歌劇場、モスクワのボリショイ劇場とサンクトペテルブルクのマリインスキー劇場、ブダペスト春の音楽祭、オマーンのマスカット王立歌劇場、アラブ首長国連邦のアブダビ劇場、カザフスタンのアスタナ歌劇場、北京の国家大劇院、兵庫オペラ・フェスティバル、ソウルの芸術の殿堂等がある。
また、コンサートやリサイタルを、ローマ、ナポリ、パルマ、カッラーラ、ミラノ、ブレシア、パドヴァ、アンコーナ、ペルージャ、ルッカ、ヴェローナ、ブッセート、クレモナ、ピアチェンツァの他、インド、カナダ、スイス、スロヴェニア、チェコ、韓国、日本、ハンガリー、オマーン、マルタ、ウクライナ、ロシアでも行なっている。

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