「東京・春・音楽祭2020」は、やむなく3月27日以降200公演に及ぶ公演を中止いたしました。
一部の公演は、「無観客でのライブ・ストリーミング配信」での公演に切り替えるなど、その時実施できる形で音楽をお届けしてまいりましたが、客席に聴衆の皆様をお迎えし、ステージの音楽家と共有する、形に残らない時間の共有が何にも勝ると、改めて感じております。

公演を心待ちにしてくださった多くの聴衆の方からの温かい励ましや、開催できるかどうかわからない状況下でもリハーサルを重ね準備をしてきた音楽家や関係者の気持ちに応えることができなくなったことは、主催者として大変心残りでなりません。来春には、中止になった公演の一部延期も含め、今春の分もより一層皆様に喜んでいただけるようなプログラムを用意したいと考えております。

しかしながら、中止や無観客公演に伴う膨大な量の払戻しに加え、実施できた公演でもご来場を控えられた方への対応として１/３以上のチケットの払戻し対応などから、予定されていた入場料収入がほぼない状態となっており、経済的に甚大な影響が出ております。来年も春の訪れとともに、上野の杜で音楽とともに皆様をお迎えするには、まず今の苦境を乗り切らなくてはなりません。 今年に限り、1,000円からお申込みいただける緊急支援のお願いをさせていただきます。いただきましたご寄付は、今後予定しておりますオンデマンド配信の準備等、東京・春・音楽祭2020の活動のための資金として、大切に使用させていただきます。

「東京・春・音楽祭2020」への皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。