リッカルド・ムーティがイタリア・オペラの真髄を次世代に継承するプロジェクト、イタリア・オペラ・アカデミー in 東京の5回目が、9月2日［火］～9月15日［月･祝］に開催となります。今回の演目は、ヴェルディの歌劇《シモン･ボッカネグラ》。多くのメディアで昨年のベスト公演に選出された《アッティラ》や、今年の東京･春･音楽祭のオール･イタリア･プログラムで圧巻の演奏を披露したムーティは、実に11年ぶりに《シモン･ボッカネグラ》を日本で指揮します。盤石の歌手陣はもとより、厚い信頼を寄せている東京春祭オーケストラ、東京オペラシンガーズとともに、ムーティが敬愛してやまないヴェルディの傑作をお届けします。

しかし、イタリア･オペラ･アカデミーの魅力はムーティが指揮をする公演だけには留まりません。約2週間にわたるアカデミーの期間中、マエストロはオーディションで選ばれた若い指揮者を徹底的に指導。オペラ作品を指揮する上での技術的なテクニックはもちろん、歌手やオーケストラへの向き合い方、マエストロ自身が受けた恩師たちからのアドバイス、経験談、失敗談などを、厳しい姿勢とたっぷりのユーモアと共に惜しみなく伝えます。連日行われるリハーサルの様子は聴講ができ、音楽の道を目指す方には、まさにすべてが金言。また、ひとりの教育者としてのムーティの姿を知ることもできるため、価値のある体験となることは間違いありません。9月11日［木］には、研鑽を積んだ若手指揮者が指揮する公演を予定。こちらの公演では、指揮者らと共にムーティの指導を受け、一段と実力をつけた日本人歌手たちが出演します。ムーティ自らが作品の魅力を説く「作品解説」（9月2日［火］）も、毎年人気の公演となっています。

イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 vol.5の公演チケットは6月29日［日］10:00に一斉発売開始。なお、アカデミー期間中のスケジュールや聴講申込に関する情報は、追ってお知らせいたします！　今秋もマエストロとの貴重な時間をぜひお楽しみください。

「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」
2019年　ヴェルディ 歌劇《リゴレット》
2021年　ヴェルディ 歌劇《マクベス》
2023年　ヴェルディ 歌劇《仮面舞踏会》
2024年　ヴェルディ 歌劇《アッティラ》
※2020年および2022年は、新型コロナウイルス感染症の影響により開催を延期しました。