東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018-
東京春祭チェンバー・オーケストラ
~トップ奏者と煌めく才能が贈る極上のアンサンブル
7年目の活動を迎える東京春祭レジデント・オーケストラ。名手たちと若き精鋭による編成で、前回も緻密かつ躍動感に満ちた演奏で評判の高かったモーツァルトと、没後150年のロッシーニなどの名曲を奏でます。
プログラム詳細
2018:03:21:15:00:00
2018.3.21 [水・祝]15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール
■出演
ヴァイオリン: 堀 正文、 森田昌弘、 枝並千花、 小川響子、 北田千尋、
城戸かれん、 城所素雅、 小林壱成、 三輪莉子
ヴィオラ: 佐々木 亮、 今川 結、 湯浅江美子
チェロ: 辻本 玲、 伊東 裕、 宮坂拡志
コントラバス: 吉田 秀
オーボエ: 荒 絵理子、 森枝繭子
ホルン: 日橋辰朗、 熊井 優
■曲目
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第1番 ト長調 [試聴]
I. Moderato
II. Andantino
III. Allegro
モーツァルト:
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190 (Vn:城戸かれん、北田千尋) [試聴]
I. Allegro spiritoso
II. Andantino grazioso
III. Tempo di menuetto. Vivace
交響曲 第13番 へ長調 K.112 [試聴]
I. Allegro
II. Andante
III. Menuetto e trio
IV. Molto allegro
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1 (Vc:辻本 玲) [試聴]
I. Moderato
II. Adagio
III. Allegro molto
[アンコール]
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調「プロシャ王第3番」K.590 より 第4楽章 Allegro
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
チケットについて チケットについて
■チケット料金(税込)
席種 | S席 | A席 | U-25※ |
---|---|---|---|
料金 | ¥5,700 | ¥4,100 | ¥1,500 |
■発売日
先行発売:2017年11月12日(日)10:00 2017:11:12:10:00:00:2017:11:23:23:59:59
(先行対象の席種:S席 A席)
※ 先行発売はお電話では11月22日(水)18:00まで、インターネットでは11月23日(木・祝)23:59までの受付となっております。
一般発売:2017年11月26日(日)10:00
※ U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第1番
この第1番を含む全6曲の「弦楽のためのソナタ」が作曲されたのは1804年、まだ12歳の頃とされ、彼がいかに早熟の天才であったかの一つの証となっていた(近年の研究では16歳の作に修正されている)。オリジナルは弦楽4部で、ヴァイオリン(2)、チェロ、コントラバスという、ヴィオラを欠いた編成だが、逆に風通しのよい清々しい響きを醸し出している。急/緩/急の3楽章構成で、第1楽章モデラートは、ソナタ形式。小鳥がさえずるようなフレーズが愛らしい。第2楽章アンダンティーノは、後年のロッシーニを予感させる優美な旋律を聴かせる。第3楽章アレグロは、ロンド形式。天真爛漫な喜びを力いっぱい表現するような微笑ましさを感じさせる音楽である。
モーツァルト:2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ
1774年、モーツァルト18歳の頃の作品。自筆譜には「コンチェルトーネ」とのみ記されている。これは往時オーストリアから北イタリアの地域で流行した曲名で、2名以上の独奏者を有する協奏曲というほどの意味である(しかし、この曲名で残っているのは、本作品くらいしかない)。独奏楽器としては2つのヴァイオリンがメインだが、全曲を通じて独奏オーボエ、後半の楽章では独奏チェロも活躍する。第1・第2楽章には、それぞれモーツァルト自筆のカデンツァが置かれ、終楽章はトリオ付きメヌエットの長大なフィナーレとなっている。モーツァルトにとっても自信作だったらしく、独奏楽器に派手な名人芸が要求されるわけではないが、素朴で優美な旋律を堪能できる魅力的な作品と言える。
モーツァルト:交響曲 第13番
第2回イタリア旅行中の1771年11月にミラノで作曲された。この前月には、ミラノでマリア・テレジアの四男フェルディナント大公の婚礼の儀が執り行なわれており、モーツァルトは祝典劇《アルバのアスカニオ》を初演して大成功を収めている。第1楽章アレグロは、ソナタ形式。シンプルで明朗な響きを持つ旋律が美しい。第2楽章は、弦楽のみの充実したアンダンテ。第3楽章は、優雅なトリオ付きメヌエットとなっており、トリオは弦楽のみで演奏される。第4楽章モルト・アレグロは、ロンド風のフィナーレ。悲しげな挿入楽句がほど良いアクセントになっている。
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番
ハイドンのチェロ協奏曲は、現存するものが2曲知られている。1761年、ハイドンはアイゼンシュタットのエステルハージ候の宮廷に副楽長として赴任し、爾来30年近くを2代の侯爵に仕えた。本曲は1765~67年に書かれたと推定されており、一説には同宮廷楽団にいたチェロ奏者ヨーゼフ・ヴァイグルのために書かれたと言われている。楽曲自体は長らくその存在を知られずにいたが、ようやく1961年にプラハで発見され、人気曲となった。第1楽章モデラートは、協奏風ソナタ形式。バロック時代の協奏曲に多く用いられたリトルネロ形式を彷彿とさせる。人気曲たる主な所以はその伸びやかな旋律美だろう。第2楽章アダージョは三部形式。独奏チェロと弦楽伴奏のみで演奏され、優美な旋律にあふれている。中間部では部分的に短調へと流れ、ハイドンの旋律が持つ内面的な幅の広さを感じさせる。第3楽章アレグロ・モルトは冒頭楽章と同じ形式だが、チェロの独奏部分にも技巧が要求され、さらに躍動感が増している。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。
(2018/03/22更新)