東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-
漆原啓子 & 練木繁夫
ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会
プログラム詳細
2012.
《Ⅰ》 3.17 [土] 14:00開演(13:30開場)
《Ⅱ》 3.17 [土] 18:00開演(17:30開場)
※ この公演は終了いたしました。
東京文化会館 小ホール
■出演
ヴァイオリン:漆原啓子
ピアノ:練木繁夫
■曲目
《Ⅰ》14:00開演
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 op.12-1

ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.12-2

ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ホ長調 op.12-3

ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 op.23

ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 op.24《春》

[アンコール]
ピアノとヴァイオリンのためのセレナーデ ニ長調 op.41より 第1楽章、第2楽章
《Ⅱ》18:00開演
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 op.30-1

ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2

ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 op.30-3

ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 op.47《クロイツェル》

ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 op.96

[アンコール]
ピアノとヴァイオリンのためのセレナーデ ニ長調 op.41より 第3楽章、第4楽章
~練木繁夫さん特別寄稿 ~
~関連コラム~
「OTTAVA NET CAST powered by IIJ」で動画をご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。 (配信期間:6月上旬までの予定)
【試聴について】

プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
出演者
ヴァイオリン:漆原啓子 Violin: Keiko Urushihara
1981年、東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞した。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。1986年ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。
これまで、国内外での演奏旅行、TV出演、海外主要音楽祭等に多数出演。国内では特に木曽音楽祭、宮崎国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭等に毎年出演している。また、ウラディーミル・スピヴァコフ、エルヴィン・ルカーチ、イルジー・ビエロフラーヴェク、フェルディナント・ライトナー、ハインリヒ・シフ等の指揮者や、ハンガリー国立交響楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン放送交響楽団等のオーケストラと共演し、賛辞を浴びた。日本国内の主要オーケストラとの共演の他、リサイタル、室内楽でも高い評価を得ている。
デビュー30周年となる2011年は、自身初となるJ.S.バッハの無伴奏録音を日本アコースティックレコーズよりリリース。『レコード芸術』特選盤に選ばれた。各地で30周年を記念したリサイタルや室内楽の公演に出演する。また、練木繁夫とのデュオ活動を積極的に続けており、録音や演奏は各所で高く評価されている。
常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。東京藝術大学を経て、現在は国立音楽大学客員教授として後進の指導にも力を注いでいる。
公式サイト http://www.keiko-uru.com/
©篠原栄治
ピアノ:練木繁夫 Piano: Shigeo Neriki
1976年ツーソンのバイエニアル・ピアノ・コンクールと1979年ピッツバーグのスリー・リヴァーズ・ピアノ・コンクールで1位に輝く演奏を機に、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、デンバー交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ミネソタ管弦楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団等と共演の機会に恵まれる。アメリカ国外でもメキシコ国立交響楽団、フランス国立管弦楽団、そしてNHK交響楽団を含む日本の主要オーケストラと共演。また1976年より、チェロの巨匠ヤーノシュ・シュタルケルとともに世界各地を公演し、絶賛を浴びる。2009年10月、紀尾井ホールでの「デビュー30周年記念リサイタル」は、各方面から高い評価を得た。
室内楽奏者としてもヨーロッパ、アジア、北米のコンサートやフェスティバルに数多く出演。スイスの「Festival der Zukunft」の室内楽シリーズと霧島国際音楽祭に、毎年出演している。2008年より、ヴァイオリニスト漆原啓子との本格的なデュオを結成し、今後の活躍が益々期待されている。漆原とのデュオでは、日本アコースティックレコーズよりベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲をリリースしている。
1993年、第24回サントリー音楽賞を受賞。1990年シュタルケルと収録したD.ポッパー作品のCDが、グラミー賞のソリスト部門にノミネートされる。1997年には、オール・シューマン・プログラムの『パピヨン』が、文化庁芸術祭賞作品賞を受賞。2003年秋には、著書『Aをください』(春秋社)を出版。
現在、インディアナ州立大学教授、桐朋学園大学特任教授、国立音楽大学招聘教授、相愛大学客員教授、エリザベト音楽大学非常勤講師、霧島国際音楽祭企画委員。2007年からは、東邦音楽大学、東邦音楽大学大学院にて定期的にマスタークラスを開講。リサイタルのみならず、室内楽、オーケストラ共演と幅広く活躍中。
©大窪道治
主催:東京・春・音楽祭実行委員会 協力:日本アコースティックレコーズ/タカギクラヴィア株式会社