PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

都響メンバーによる室内楽
~メンデルスゾーン 《弦楽八重奏曲》

室内楽奏者としての信頼も厚い都響メンバーが集結。ゲストにギタリスト鈴木大介を迎えてのアルペジオーネ、2014年にサンタフェ音楽祭で好評を博したナイクルグの新曲と、奏者たちの音楽性が華やかに舞うメンデルスゾーンの八重奏曲を、第2チェロをコントラバスで演奏する特別編成でお届けします。

プログラム詳細

2017:03:25:19:00:00

■日時・会場
2017.3.25 [土] 19:00開演(18:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
ヴァイオリン:四方恭子双紙正哉吉岡麻貴子渡邉ゆづき
ヴィオラ:鈴木 学村田恵子
チェロ:田中雅弘
コントラバス:池松 宏
ギター:鈴木大介

■曲目
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821(ヴィオラ&ギター版) [試聴]
M.ナイクルグ:ギターと弦楽四重奏のためのアセキアス
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20

(ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1 による編成) [試聴]


【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。



~春祭ジャーナル~


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥5,200 ¥4,100 ¥1,500

 ■発売日
  一般発売:2016年11月27日(日)10:00

  ※ U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始
   (公式サイトのみでの取扱い)


■曲目解説

シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ

ウィーンの楽器製作者シュタウファーが1823年に発案した「アルペジオーネ」というフレット付きの弦楽器は、いわばチェロのように弾くギターだったが、普及には至らなかった。本作は、そのアルペジオーネのために書かれたものとしてはおそらく現存する唯一の楽曲で、ヴィオラ、チェロ、ギターなど様々な楽器で演奏されている。音楽的にはシューベルトならではの哀愁が存分に感じられ、今日に至るまで広く愛聴されている。

ナイクルグ:ギターと弦楽四重奏のためのアセキアス

マーク・ナイクルグは1946年、ニューヨークのチェロ奏者の両親のもとに生まれた。ピアニストとしては30年以上にわたって、名ヴァイオリン奏者ピンカス・ズッカーマンと共演を重ねている。本曲は2014年に書かれ、翌15年に自身が芸術監督を務めるサンタフェ室内楽音楽祭で世界初演された(今回が日本初演)。演奏時間は20分強で、ギターのスペイン的な色合いや、弦のパーカッシブなタイミングなど、スペインとアメリカの文化が混じり合うニューメキシコ州サンタフェの風土を濃厚に映し出している。タイトルの「アセキア」とは、アメリカ南西部で使われる言葉で「スペインの伝統的な灌漑用の水路」を意味する。

メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲

弦楽八重奏曲という編成は非常に珍しく、そのなかではメンデルスゾーンの本作がもっとも有名で演奏機会も多い。1825年、メンデルスゾーン16歳の秋にわずかな期間で書き上げられ、1832年に改訂を施し、1842年に出版された。ヴァイオリン奏者で幼い頃からの友人でもあったエドゥアルト・リーツに捧げている。第1楽章は、勢いのある第1主題と柔らかな雰囲気の第2主題によるソナタ形式。第2楽章は、大胆な転調を交えて展開する緩徐楽章。第3楽章は、ゲーテ『ファウスト』の「ワルプルギスの夜」の最後の語句に霊感を得たとされるスケルツォ。終楽章は、自由なフーガ形式によって大きなクライマックスを形成し、力強く全曲を閉じる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/03/24更新)

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