東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2016-
ミュージアム・コンサート東博でバッハ vol.31 エマヌエーレ・セグレ(ギター)
彼が演奏すると、すべての曲が名作になるクラシック・ギター界で今、最も注目を集め、世界中の名だたるオーケストラやソリストとも共演を重ねるセグレによる、至高のバッハ。
プログラム詳細
2016:04:13:19:00:00
2016.4.13 [水] 19:00開演(18:30開場)
東京国立博物館 法隆寺宝物館エントランスホール
■出演
ギター:エマヌエーレ・セグレ
■曲目
J.S.バッハ:
前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998

リュート組曲 ハ短調 BWV997

リュート組曲 ト短調 BWV995

シャコンヌ
(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 より) [試聴]
[アンコール]
S.L.ヴァイス:シャコンヌ
【試聴について】

~東博でバッハ~
チケットについて
■チケット料金(税込)
席種 | 全席自由 |
---|---|
料金 | ¥3,600 |
残席状況 | 本公演は終了いたしました。 |
■一般発売日
2015年12月10日(木)10:00

J.S.バッハの作品より
前奏曲、フーガとアレグロ BWV998
1740~45年頃に書かれたとされており、当代随一のリュート奏者であったシルヴィウス・レオポルト・ヴァイスと親交を結んだことが、作品の成立に寄与していると言われる。前奏曲(プレリュード)、フーガ、アレグロの全3楽章からなり、簡素化されたソナタのような楽章構成となっている。リュートまたはチェンバロのために書かれた曲で、低弦の動きにも撥弦楽器の妙を生かした響きを聴くことができる。
リュート組曲 BWV997
編曲されたものではなく、リュートのために書かれたとされる希少な作品で、おそらく1740年頃、バッハのライプツィヒ時代に作曲されたと推測されている。変わった構成となっていて、前半はバロック時代のソナタ風にプレリュード、フーガが置かれ、後半に組曲(パルティータ)のように舞曲が並ぶ。全体に哀愁を帯びており、落ち着いた美感を醸し出している。
リュート組曲 BWV995
バッハのリュート組曲は4曲あるが、そのうち2曲は自作の無伴奏作品から編曲されたものである。この「ト短調 BWV995」は《無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011》を原曲としており、編曲された時期は1730年前後とされる。フランス風序曲の前奏曲(プレリュード)に始まり、全体的に典雅な響きを基調としているが、どこか内省的でほの暗い情熱を秘めているように感じられる。最後は印象的な付点リズムのジーグで締めくくられる。
シャコンヌ
「シャコンヌ」は《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 BWV1004》の第5楽章(終楽章)に置かれた大曲で、バッハの無伴奏作品のなかでも屈指の名曲とされ、単独で取り上げられる機会も多い。冒頭で呈示される8小節の主題が、4小節ずつ前後半に分かれて同じ和声進行を繰り返し、その8小節の主題がさらに30回にわたって変奏されていく。
「シャコンヌ」は多くのギタリストによって愛奏されており、撥弦楽器独自の響きが、ヴァイオリン演奏とはひと味違った緊張感と昂揚感をもたらしてくれるだろう。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:東京国立博物館 後援:イタリア大使館
協力:日本音響エンジニアリング株式会社
※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。
(2016/04/12更新)