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お知らせ 2014/12/04

モスクワで「12月の夕べ」音楽祭が開幕!
~リヒテル生誕100年にむけて

開幕を告げる記者会見の様子 Photos:www.rosneft.com
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スヴャトスラフ・リヒテルとプーシキン美術館館長(当時)イリーナ・アントーノヴァが1981年に創設した「スヴャトスラフ・リヒテル 12月の夕べ」国際音楽祭(モスクワ)が、去る12月2日に開幕いたしました。

年明けにリヒテルの生誕100年を控えた今年の第34回「12月の夕べ」は、12月30日まで、プーシキン美術館を会場に盛大に催されます。

音楽祭では、年明け3月20日の"誕生日"に生誕100年を迎えるリヒテルを偲び、彼が好んで演奏したレパートリーが多数プログラミングされており、地元モスクワの音楽ファンはもとより、世界のリヒテル・ファンの注目を集めています。

なかでも目を引くのは、リヒテルがこよなく愛したフランシス・プーランクの舞踊協奏曲《オーバード》の舞踊付の上演。ボロディン弦楽四重奏団の創設メンバー(ベルリンスキー/チェロ)の娘リュドミラ・ベルリンスカヤ(ピアノ)とムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団、ドミトリー・アンティポフ(振付兼)とヤロスラヴァ・ナグマノヴァの踊りで、リヒテルが名録音を遺した同作を上演します。

《オーバード》といえば、リヒテルが晩年に再演を熱望し、叶わなかったことで知られる作品。生前にリヒテルと交流を深めたベルリンスカヤが、巨匠の遺志へオマージュを捧げます。

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このほか、ナターリヤ・グートマン、 ユーリー・バシュメット、エリーザベト・レオンスカヤ、エリソ・ヴィルサラーゼ、アレクサンドル・メルニコフら、リヒテルとゆかりのある音楽家たちが、今年の「12月の夕べ」の出演者として名を連ねています。

東京・春・音楽祭2015「リヒテルに捧ぐ(生誕100年)」シリーズでは、リュドミラ・ベルリンスカヤを迎えてこの《オーバード》が舞踊付きで上演されるほか、上述のエリーザベト・レオンスカヤ、アレクサンドル・メルニコフのピアノ・リサイタルも予定しております。

東京・春・音楽祭は、モスクワで一足はやくスタートした「リヒテル・イヤー2015」の熱気を皆さまと共有できるよう、今後も様々な "リヒテル関連ニュース"を発信してまいります。

どうぞお楽しみに!



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