PROGRAMプログラム

福川伸陽 (ホルン)& Friends ~モーツァルト、藤倉 大、ブラームス

福川伸陽(ホルン)& Friends
~モーツァルト、藤倉 大、ブラームス

世界で活躍するホルニスト福川が同世代の仲間たちと贈る一夜。17年ヴェネツィア国際現代音楽祭で世界初演された藤倉大への委嘱作を室内オーケストラ版で。

プログラム詳細

2019:03:30:18:00:00

■日時・会場
2019/3/30 [土] 18:00開演(17:30 開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
ホルン:福川伸陽
ヴァイオリン:水谷 晃小関 郁
ヴィオラ:佐々木 亮
チェロ:横坂 源
コントラバス:幣 隆太朗
フルート:上野星矢
オーボエ:荒 絵理子
クラリネット:亀井良信
ファゴット:福士マリ子
打楽器:竹島悟史
ピアノ:中川 賢一

■曲目
モーツァルト(フランセ編):九重奏曲 (ピアノと管楽器のための五重奏曲)[試聴]
 I. Largo - Allegro moderato
 II. Larghetto
 III. Allegretto
藤倉 大:ホルン協奏曲 第2番 よりパート1 (室内オーケストラ版/世界初演)
ブラームス(ネックス編):セレナーデ 第1番 ニ長調 op.11 (十重奏版)[試聴]
 I. Allegro molto
 II. Scherzo. Allegro non troppo
 III. Adagio non troppo
 IV. Minuet 1 - Minuet 2
 V. Scherzo. Allegro
 VI. Rondo. Allegro

[アンコール]
ブラームス(C.ネックス編):セレナーデ 第1番 ニ長調 op.11 (十重奏版) より 第5楽章

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


horn_fukukawa.pdf

チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥5,200 ¥4,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 チケットれすQ お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■東京文化会館 小ホール

■曲目解説 PDFダウンロード

モーツァルト(フランセ編):九重奏曲

原曲は、1784年に作曲した珍しい編成の「ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調」(K.452)で、ピアノの独奏楽器としての協奏曲風な技巧もさることながら、それぞれの管楽器の音色によって使い分けられたバランスが見事な作品。それをピアニストでもあるフランスの作曲家ジャン・フランセが、室内楽の九重奏曲にアレンジした。
 3楽章構成で、第1楽章はラルゴの長い序奏が付いたソナタ形式。主部は優雅なアレグロ・モデラートとなっている。第2楽章はソナタ形式のラルゲット。天にものぼる心地の美しい旋律が次々と繰り出される。第3楽章はロンド形式のアレグレット。幸福感に満ちた軽やかさに支配されつつも、中間部では短調に転じて陰影の深みを与える。最後は徐々に高揚していき、華々しく終わる。

藤倉 大:ホルン協奏曲 第2番 より パート1(室内オーケストラ版)

ロンドン在住の作曲家・藤倉大が、NHK交響楽団の首席ホルン奏者・福川伸陽の委嘱により2016年に作曲。2012年にやはり福川の委嘱で書かれたホルン独奏のための作品「ぽよぽよ」と同じく、従来のホルンのイメージとは違った音色や奏法を生み出す試みだったという。
 作曲は、ロンドンの藤倉と日本の福川とがスカイプでやり取りしながら、新しい奏法や音を模索して進められた。「ホルンっぽくない」サウンドが追求されており、作曲者いわく「ホルンが主人公で、そこから生まれてくる森、そこに降る雨、その中の森を主人公が、特に目的もなくのんびりと歩き、その周りから発見などがあるかもしれない」作品になっているという。

ブラームス(C.ネックス編):セレナーデ 第1番(十重奏版)

ブラームスにとって最初の管弦楽作品となるセレナーデ第1番は、1858年、25歳のときに完成した。交響曲作品に着手するまでには、今しばらく時間が必要だったが、本曲においてすでにブラームスの管弦楽書法は、バランスの取れた趣ある響きを生み出している。
 全体は6楽章から構成される。ソナタ形式の第1楽章アレグロ・モルトは、規模・内容ともに充実しており、比重の大きな楽章である。まず冒頭にホルンが第1主題を軽やかに奏し、それをクラリネットが受け継ぎ、力強い全合奏へとつながっていく。ゆるやかな3連符が特徴的な第2主題は、ヴァイオリンによって優雅に現れる。最後は断片的に途切れながら静かに消えていく。第2楽章はスケルツォ。ファゴットと弦で奏される主題はスケルツォらしからぬ雰囲気だが、トリオでは明るい旋律となる。第3楽章アダージョ・ノン・トロッポは、穏やかなホルンの響きが美しい。第4楽章のメヌエットは、トリオの指定がなく、メヌエットⅠ-Ⅱ-Ⅰという三部形式の構成で、編成も小規模にまとめられている。第5楽章は、2つめのスケルツォで、第2楽章とは対照的に明朗な響きとなり、ホルンが勇壮に活躍する。第6楽章はロンド。行進曲風の快活な楽想となって、曲を締めくくる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
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(2018/10/29更新)

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