東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018-
ウェールズ弦楽四重奏団
~宮田 大(チェロ)を迎えて
演奏の度に進化を遂げる、今もっとも期待される弦楽四重奏団による直球勝負のプログラム。ゲストにはソリストとして世界の舞台で活躍する宮田 大を迎えます。
プログラム詳細
2018:04:09:19:00:00
2018.4.9 [月]19:00開演(18:30開場)
上野学園 石橋メモリアルホール
■出演
ウェールズ弦楽四重奏団
ヴァイオリン:﨑谷直人、三原久遠
ヴィオラ:横溝耕一
チェロ:富岡廉太郎
チェロ:宮田 大
■曲目
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 op.18-3 [試聴]
I. Allegro
II. Andante con moto
III. Allegro
IV. Presto
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル op.9 [試聴]
I. Mäßig (適度な速さで)
II. Leicht bewegt (軽やかな動きで)
III. Ziemlich fließend (かなり流れるように)
IV. Sehr langsam (非常に遅く)
V. Äußerst langsam (極度に遅く)
VI. Fließend (流れるように)
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956 [試聴]
I. Allegro ma non troppo
II. Adagio
III. Scherzo. Presto - Trio. Andante sostenuto
IV. Allegretto
[アンコール]
J.S.バッハ:モテット《イエス、わが喜び》BWV227 より コラール「主の守り」
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
チケットについて チケットについて
席種 | S席 | A席 | U-25※ |
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料金 | ¥4,600 | ¥3,100 | ¥1,500 |
■発売日
先行発売:2017年11月12日(日)10:00 2017:11:12:10:00:00:2017:11:23:23:59:59
(先行対象の席種:S席 A席)
※ 先行発売はお電話では11月22日(水)18:00まで、インターネットでは11月23日(木・祝)23:59までの受付となっております。
一般発売:2017年11月26日(日)10:00
※ U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)
■上野学園 石橋メモリアルホール
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第3番
作曲時期は1798~99年にかけてと推定されている。ベートーヴェンが最初に完成させた弦楽四重奏曲で、本曲が含まれる全6曲の作品18が出版された際に、ほかの曲との兼ね合いで第3番として発表された。明るく幸福感に満ちた曲想は、ウィーンで音楽家として新たなスタートを切った若きベートーヴェンの姿を彷彿とさせる。第1楽章アレグロはソナタ形式。第1主題は7度の跳躍で始まる独創的なもので、第2主題はなめらかな転調からなる。第2楽章アンダンテ・コン・モートは静かな情熱に満ちて、美しい抒情を奏でる。第3楽章アレグロは三部形式。優雅な魅力を持ったスケルツォで、中間部のトリオは短調で少し暗めの気分になる。第4楽章プレストは疾走感のある流麗なリズムで、躍動感あふれる音楽を繰り広げる。
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル
1913年に作曲された6つの楽章からなるこの作品は、ウェーベルン初期に特有の極微様式を代表するものである。それぞれの楽章は10小節前後しかないが、きわめて短い時間に簡潔なアフォリズムが圧縮されている。第2・第3楽章以外では全楽器に弱音器が用いられるが、それは単なる強弱の問題でなく、むしろその独特な音色に重きが置かれているのだろう。ベルクに献呈されたスコアには、ラテン語で「広くよりは深くあれ」と記されている。
シューベルト:弦楽五重奏曲
1828年夏に作曲され、同年11月の作曲者の死により最後の室内楽作品となった。シューベルト唯一の弦楽五重奏曲であり、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ2という、モーツァルトの弦楽五重奏曲とは異なる編成を採用することで、低音域の充実が図られている。シューベルトならではの謹直な音楽性とロマンティックな気分が交錯する本曲は、若々しい感性に満ち、作品に対する並々ならぬ意欲が感じられる。長大な第1楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポはソナタ形式。性格の異なる5つの主題が次々に提示されながら、流麗かつドラマティックな世界を描いていく。三部形式による第2楽章アダージョはホ長調の息の長い旋律が繰り返されたのち、中間部に突如、ヘ短調の慟哭するような旋律が現れて不安定に転調するが、やがて平穏を取り戻す。第3楽章スケルツォは力強くバイタリティあふれるプレストの主部と、アンダンテ・ソステヌートの緩やかで内省的なトリオとの対比が印象的。第4楽章アレグレットは自由なロンド・ソナタ形式による華やかなフィナーレ。舞曲的な性格を強く感じさせる2つの主題が交互に現れ、コーダで次第にテンポを加速し、エネルギッシュに曲を閉じる。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会 特別協力:上野学園 石橋メモリアルホール
※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。
(2018/04/10更新)