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お知らせ 2015/03/12

結成70周年!ボロディン弦楽四重奏団がショスタコーヴィチの全弦楽四重奏曲を再録音~来日記念盤も

©Keith Saunders
clm0219.jpg 今年、結成70周年を迎えたボロディン弦楽四重奏団が、デッカ・クラシックス・レーベルとともに新たな"ショスタコーヴィチ録音プロジェクト"に挑んでいます。

メインは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲 全曲録音。長年にわたりロシアの室内楽界を率いてきたボロディン弦楽四重奏団は、ショスタコーヴィチ自身から各弦楽四重奏曲の演奏の助言を受けており、以後ショスタコーヴィチの音楽に対する深い理解は、メンバー交代を経ながらも脈々と受け継がれてきました。ショスタコーヴィチの存命中に全曲を録音(最晩年に完成した第14・15番を除く)、その後に行われた全15曲の録音も、名盤として高く評価されています。

今回の録音プロジェクト第一弾のレパートリーは、弦楽四重奏曲第1・8・14番の3曲と、「弦楽四重奏のための2つの小品 Op.36a(エレジーとポルカ)」。録音は去る1月に行われ、日本では『来日記念盤』としてリリースされます。今後は、全15曲の弦楽四重奏曲を網羅することに加え、ピアノ五重奏曲 ト短調 作品57なども録音されます。
(ピアノ五重奏曲 作品57といえば、ボロディン弦楽四重奏団とリヒテルの名録音が思い出されますね。東京春祭2015では、同ピアノ五重奏曲弦楽四重奏曲第8番を披露します。)

デッカ・クラシックスのマネージング・ディレクター、ポール・モズリー氏は、ボロディン弦楽四重奏団の新録音プロジェクトについて、
「世界最長の活動歴を誇ると言われるストリング・カルテット、ボロディン弦楽四重奏団は、当然ながらメンバーの交代を経てまいりましたが、それでも楽団独自のサウンドと演奏様式は脈々と受け継がれ現在に至っています。」
と述べています。
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今年、ボロディン弦楽四重奏団は同録音プロジェクトと並行して、結成70周年記念ワールド・ツアーのため、イギリス、アイルランド、オランダ、オーストリア、ドイツ、ポーランド、トルコ、アメリカ、カナダ、香港、そして日本で演奏を披露します。

過去を維持しながら、未来へと歩むボロディン弦楽四重奏団。
東京・春・音楽祭2015で行われる彼らの記念すべき2公演につきましては、以下のリンクより詳細をご覧ください!

→アーティスト・インタビュー:ボロディン弦楽四重奏団


~関連公演~
リヒテルに捧ぐⅣ(生誕100年記念)
ボロディン弦楽四重奏団 with エリーザベト・レオンスカヤ(ピアノ)~リヒテルとともに奏でた音楽家たち

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