東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2018-
東京春祭 歌曲シリーズ vol.24クラウス・フロリアン・フォークト(テノール) II
~シルヴィア・クルーガー(ソプラノ)を迎えて
二夜にわたるフォークトの歌の世界。第二夜は、「ブラームスからバーンスタインまで」と題し、シルヴィア・クルーガーとともに、デュエットやソロで、ドイツリートからオペレッタ、ミュージカルナンバーまでを網羅した夢のようなプログラムを。
プログラム詳細
2018:04:11:19:00:00
2018.4.11 [水]19:00開演(18:30開場)
東京文化会館 小ホール
■出演
テノール:クラウス・フロリアン・フォークト
ソプラノ:シルヴィア・クルーガー
ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー
■曲目
ブラームス:
太陽はもう照らない [S&T] [試聴]
かわいい恋人よ、素足で来ないで [S&T] [試聴]
日曜日 op.47-3 [T] [試聴]
眠りの精 [S] [試聴]
シューベルト:《美しき水車屋の娘》 D795 より [T]
とまれ [試聴]
水車屋の花 [試聴]
いらだち [試聴]
ブラームス:
ああ、お母さん、欲しいものがあるの [S] [試聴]
お姉さん、私たちはいつ家に帰るの [S&T] [試聴]
甲斐なきセレナーデ op.84-4 [S&T] [試聴]
カールマン:燕のデュエット(喜歌劇《チャールダーシュ侯爵夫人》より)[S&T] [試聴]
モーツァルト:なんと美しい絵姿(歌劇 《魔笛》K.620 より) [T] [試聴]
プッチーニ:私のいとしいお父さん(歌劇 《ジャンニ・スキッキ》 より)[S] [試聴]
レハール:
君はわが心のすべて(喜歌劇 《ほほえみの国》 より)[T] [試聴]
愛は地上の天国(喜歌劇 《パガニーニ》 より)[S] [試聴]
だれも私ほどおまえを愛した者はいない(喜歌劇 《パガニーニ》 より)[S&T] [試聴]
ロイド=ウェバー:スィンク・オブ・ミー(ミュージカル 《オペラ座の怪人》 より)[S] [試聴]
バーンスタイン:ミュージカル 《ウェスト・サイド物語》 より
マリア [T] [試聴]
トゥナイト [S&T] [試聴]
[アンコール]
ブラームス:谷の底では
レハール:友よ、人生は生きる価値がある(喜歌劇《ジュディッタ》より)
ブラームス:子守唄
【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。
~春祭ジャーナル~
チケットについて チケットについて
■チケット料金(税込)
席種 | S席 | A席 | U-25※ |
---|---|---|---|
料金 | ¥9,300 | ¥7,700 | ¥1,500 |
■発売日
先行発売:2017年11月12日(日)10:00 2017:11:12:10:00:00:2017:11:23:23:59:59
(先行対象の席種:S席 A席)
※ 先行発売はお電話では11月22日(水)18:00まで、インターネットでは11月23日(木・祝)23:59までの受付となっております。
一般発売:2017年11月26日(日)10:00
※ U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)
※ 「チケットれすQ」は予定枚数に達した為、取扱い終了となりました。
ブラームスの「太陽はもう照らない」は《49のドイツ民謡》所収。深い諦めに満ちた前半に、愛の残り火が激しく燃え上がる後半が対置される。「かわいい恋人よ、素足で来ないで」も《49のドイツ民謡》所収。貧しい女中の身分違いの恋が実る、という一風変わった歌。「日曜日」は、1868年に完成した《5つの歌曲》作品47の第3曲。若い恋にときめく晴れやかな気持ちを歌う。「眠りの精」は、1857年に完成した《子どもの民謡集》所収。原題は「砂の精」で、これは子どもたちの目に砂を振りかけて眠らせてしまう妖精のこと。
《美しき水車屋の娘》は1823年、26歳のシューベルトがロマン派の詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩に付曲した連作歌曲集。行きずりの水車小屋にふと足を止める第4曲「とまれ」、報われぬひたむきな恋を歌う第9曲「水車屋の花」、恋敵の出現ゆえに恋愛感情をいっそう募らせる第7曲「いらだち」、どの曲も詩と緊密に結びついた旋律美を堪能できる。
ブラームスの「ああ、お母さん、欲しいものがあるの」は《49のドイツ民謡》所収。年端のいかない娘の可愛らしい願いごとを描く。「お姉さん、私たちはいつ家に帰るの」も《49のドイツ民謡》所収。年頃の姉とまだ幼い弟との対話形式で、一夜の恋に破れた娘の痛切な表情を描く。「甲斐なきセレナーデ」は《ロマンスとリート》作品84の第4曲。対話形式で書かれており、愛を打ち明ける男が軽くいなされる様をコミカルに歌う。
1915年初演の喜歌劇《チャールダーシュ侯爵夫人》は、ハンガリー出身の作曲家エメリッヒ・カールマンの出世作。彼によってオペレッタはミュージカルへと近づいていく。「燕のデュエット」は第2幕で歌われる有名な二重唱で、明るい旋律が美しい。
《魔笛》は1791年、モーツァルトの死の3ヵ月前にウィーンのヴィーデン劇場で初演された。「なんと美しい絵姿」は、その第1幕で王子タミーノが夜の女王の娘パミーナを讃えて歌うアリア。
プッチーニの《ジャンニ・スキッキ》は1918年、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で初演された全1幕の歌劇。「私のいとしいお父さん」は、主人公ジャンニ・スキッキの娘ラウレッタのアリアで、恋人と結婚できないのなら「ポンテ・ヴェッキオ(フィレンツェの有名な橋)から身投げする」と涙ながらに訴える。
フランツ・レハールは、20世紀前半のウィーンにおけるオペレッタ・ブーム再燃の立役者。1929年に初演された喜歌劇《ほほえみの国》は、中国のエリート外交官と北京へ駆け落ちした伯爵令嬢の恋の顛末を描く。「君はわが心のすべて」は、第2幕で外交官スー・チョンによって歌われる。1925年に初演された喜歌劇《パガニーニ》は、イタリアの伝説的なヴァイオリン奏者パガニーニと、皇帝ナポレオンの妹アンナ・エリーザとの愛を描いた作品。「愛は地上の天国」は、第2幕で兄にパガニーニとの愛を禁じられたアンナが、恋に生きる決意を歌うワルツ。「だれも私ほどおまえを愛した者はいない」は、第2幕で歌われるパガニーニとアンナの恋の二重唱。
《オペラ座の怪人》の原作は、1910年に発表されたフランスの作家ガストン・ルルーの小説。ロイド=ウェバーによるミュージカルは1986年にロンドンで初演され、以来、空前のロングランを記録した。「スィンク・オブ・ミー」は、劇の冒頭部分でヒロイン・クリスティーヌが歌う有名なナンバー。
1957年にブロードウェイで初演を迎えた《ウエスト・サイド物語》は、レナード・バーンスタインの作曲家としての名声を一気に高めたミュージカル。トニーとマリアという若いカップルのラブ・ストーリーにギャング間の抗争を絡めた作品。その第1幕、「マリア」でトニーは初めてマリアという名前を知り、自分の溢れんばかりの恋する気持ちを歌に込める。同じく第1幕の「トゥナイト」は、マリアの家のバルコニーで「ロミオとジュリエット」のように、2人が愛を確かめ合う。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会 後援:ドイツ連邦共和国大使館
※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。
(2018/04/12更新)