PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2014-

東京春祭 歌曲シリーズ vol.14ソフィー・ダヌマン(ソプラノ)& イアン・ボストリッジ(テノール)

-出演者および公演内容変更のお知らせ-

プログラム詳細

2014:04:12:18:00:00

© 堀田力丸
■日時・会場
2014.4.12 [土] 18:00開演(17:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
ソプラノ:ソフィー・ダヌマン
テノール:イアン・ボストリッジ
ピアノ:ジュリアス・ドレイク
※ 当初、出演を予定しておりましたアンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)は、健康上の理由により来日ができなくなりました。代わりまして、ソフィー・ダヌマン(ソプラノ)が出演いたします。
【出演者および公演内容変更のお知らせ】


■曲目
シューマン:
 4つの二重唱曲 op.78
   舞踏歌
   彼と彼女
   あなたを想う
   子守歌--病気で寝ている子供のためにー
 5つのリート op.40
   においすみれ
   母親の夢
   兵士
   楽師
   露見した恋
 「子供のための歌のアルバム」op.79より
   もう春だ
   てんとう虫
   眠りの精
   ゆきのはな
   牛飼いの別れ
   ミニョン
 「ロマンスとバラード 第4集」op.64より
   兵士の花嫁
   捨てられた女中
   悲劇
   Ⅰ. 私と一緒に逃げて
   Ⅱ. 春の夜に霜が下りて
   Ⅲ. 彼女の墓の上に
 歌曲集「ミルテの花」op.25より
   献呈
   自由な心
   くるみの木
   『西東詩集』--"酌童の巻"よりⅠ
   『西東詩集』--"酌童の巻"よりⅡ
   まだ見ぬ人
   2つのヴェネツィアの歌
   はすの花
   ぼくの心はくらい
   ズライカの歌
   きみは花のよう
   東方のばらより
   終わりに
 4つの二重唱曲 op.34
   愛の苑生
   求愛のセレナーデ
   窓の下で
   家族の肖像
[アンコール]
シューベルト:光と愛

~歌曲シリーズ~

出演者

ソプラノ:ソフィー・ダヌマン Sophie Daneman ギルドホール音楽院でヨハンナ・ピーターズに師事。幅の広いレパートリーで国際的な評価を確立してきた。成熟したリサイタル歌手として、ロンドンのウィグモア・ホールやクイーン・エリザベス・ホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーンの楽友協会、そしてカーネギー・ホールなど、世界の主要なリサイタル会場の多くに出演している。
▼続きを見る オペラへの出演は、オランダでの《ロデリンダ》、ゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭での《クレタのアリアンナ》、《ジューリオ・チェーザレ》クレオパトラ、サン=サーンス《サムソンとデリラ》デリラ、オペラ=コミック座で絶賛を博したドビュッシー《ペレアスとメリザンド》メリザンドなどがある。バルセロナ交響楽団とはモーツァルト《皇帝ティートの慈悲》セルヴィリアを、ローザンヌ歌劇場ではハイドン《オルフェオとエウリディーチェ》エウリディーチェ、バイエルン国立歌劇場ではモンテヴェルディ《オルフェオ》エウリディーチェとパーセル《ディドとエネアス》、そしてニューヨーク、パリ、ザルツブルクでウィリアム・クリスティとヘンデル《テオドーラ》のタイトル・ロールを、グレンジ・パーク・オペラではバーンスタイン《ワンダフル・タウン》や、モーツァルト《フィガロの結婚》スザンナを歌った。また、英国ゲーツヘッドのセージではトッド・マコーヴァーの《Skellig》の舞台版に出演、オランダ国立レイスオペラではラモー《イポリートとアリシー》フェードルを歌った。
ウィリアム・クリスティ率いるレザール・フロリサンと頻繁にツアーを行っているほか、サー・ネヴィル・マリナー、ジェラール・レーヌ、ジャン=クロード・マルゴワール、フィリップ・ヘレヴェッヘ、アイヴァー・ボルトン、サー・ジョン・エリオット・ガーディナーとも共演している。フィレンツェ五月祭ではヘンデル《アポロとダフネ》を歌い、スコットランド室内管弦楽団とは《L'Allegro》で共演、ハレ・ヘンデル音楽祭、ボーヌ音楽祭への出演や、フライブルク・バロック管弦楽団、RIAS室内合唱団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などとも共演している。ヴァレンシアとマドリードでは東京クヮルテットとシェーンベルクの弦楽四重奏曲op.10を共演した。
レコーディング作品も多く、ニコラス・クレーマーとのヘンデル《ロデリンダ》(ヴァージン・クラシックス)、ウィリアム・クリスティとのヘンデル《テオドーラ》と《エイシスとガラテア》(グラモフォン賞、2000年最優秀バロック声楽部門賞/エラート)、リチャード・ヒコックスとのヴィヴァルディ《館のオットーネ》(シャンドス)、ネイサン・バーグ、ユージン・アスティとの3枚組のメンデルスゾーン歌曲集(ハイペリオン)などがある。EMIでは、ジュリアス・ドレイクとの共演でシューマン歌曲集を、またイアン・ボストリッジとはノエル・カワードの曲を集めたディスクをレコーディングしている。ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンとは数多くのレコーディングを行っており、ラモー《グラン・モテ集》(グラモフォン賞、1995年最優秀バロック声楽部門賞)や《エペの祭典》(グラモフォン賞、1998年古楽オペラ賞)などがある。
最近出演したコンサートは、BBCのためのリサイタル、イアン・ボストリッジとのウィグモア・ホールでのリサイタルの他、ロッテルダムのデ・ドゥーレン、ルフトハンザ・バロック音楽祭、トロントのターフェルムジークへの出演などがある。今シーズンは、ウィグモア・ホールでのシャルパンティエのコンサートやテンプル・チャーチでのジュリアス・ドレイクとのリサイタルも予定されている。
パリ、ヴェルサイユ、ニューヨーク、ヘルシンキ、マドリード、バルセロナで公演を行った2013年のレザール・フロリサンとのLe Jardin des voixプログラムのツアーでの演出が成功したのに続いて、今シーズンは、ウィリアム・クリスティとレザール・フロリサンとのカーン劇場でのラモー《オシリスの誕生》、《ダフニスとエグレ》の二本立ての演出も手がけ、この公演はカーン、ルクセンブルグ、ディジョン、ロンドン、パリで行われる。

© Sandra Lousada ▲プロフィールを閉じる

ソプラノ:ソフィー・ダヌマン Sophie Daneman

テノール:イアン・ボストリッジ Ian Bostridge 世界を股にかけるキャリアを展開させるイアン・ボストリッジは、ザルツブルク、エディンバラ、ミュンヘン、ウィーン、オールドバラ、シュヴァルテンベルクのシューベルティアーデ等の音楽祭、またカーネギーホールのメインステージやミラノ・スカラ座でリサイタルを行う。2003~4年にはウィーン・コンツェルトハウスとシュヴァルテンベルクのシューベルトティアーデの▼続きを見る レジデント・アーティストとして活躍。2004~5年にはアムステルダム・コンセルトへボウにてトーマス・クヴァストホフと共にカルテ・ブランシュ・シリーズに出演した。また自らの「パースペクティヴ・シリーズ」をカーネギーホール(2005~6年)、ロンドンのバービカン・センター(2008年)、ルクセンベルク・フィルハーモニア(2010~11年)、ウィグモアホール(2011~12年)、ハンブルク・ライスハレ(2012~13年)で開催している。
オペラでは、エディンバラ音楽祭でオペラ・オーストラリアの《真夏の夜の夢》のライサンダー役、イングリッシュ・ナショナル・オペラで《魔笛》のタミーノ役、《セメーレ》のジュピター役、ロイヤル・オペラで《ねじの回転》のクィント役、《ドン・ジョヴァンニ》のドン・オッターヴィオ、トーマス・アデスの《テンペスト》のキャリバン役、バイエルン国立歌劇場で《ポッペアの戴冠》の皇帝ネロ、《道楽者のなりゆき》のトム・レイクウェル、『ルクレティアの凌辱』の男性語り手、ウィーン国立歌劇場で《ドン・ジョヴァンニ》のドン・オッターヴィオを演じている。またイングリッシュ・ナショナル・オペラの《ヴェニスに死す》のアッシェンバッハ役が絶賛され、同作品はブリュッセルの王立モネ劇場とルクセンブルクでも上演されている。
録音の分野でも数多くの賞を獲得、グラミー賞には計12回ノミネートされており、なかでもシューベルトの《美しい水車小屋の娘》(グレアム・ジョンソンと共演/1996年グラモフォン賞)、ストラヴィンスキーの《道楽者のなりゆき》(トム・レイクウェル役。サー・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/1999年グラミー賞)、モーツァルトの《後宮からの誘拐》(ベルモンテ役。ウィリアム・クリスティ指揮)は高く評価されている。EMIクラシックスと専属契約を結んでおり、これまでにシューベルトとシューマンの歌曲集(1998年グラモフォン賞)、ジュリアス・ドレイクとの共演でイギリス歌曲集とヘンツェの歌曲集、ダニエル・ハーディング指揮ブリテンの《狩をする私たちの祖先》、サー・チャールズ・マッケラス指揮《イドメネオ》をリリース、さらに、ヤナーチェクをアデスと、シューベルトをレイフ・オヴェ・アンスネス、内田光子、アントニオ・パッパーノと、《ノエル・カワード》をジェフリー・テイトと、ブリテンの歌曲集をサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と、ヴォルフの歌曲集をアントニオ・パッパーノと録音している。またバッハのカンタータ集をファビオ・ビオンディ指揮で録音した他、ハリー・ビケットとの共演でヘンデルのアリア集、ブリテンの讃美歌集、『ねじの回転』(2003年グラモフォン賞)、《ビリー・バッド》(2010年グラミー賞)、アデスの『テンペスト』(2010年グラモフォン賞)、モンテヴェルディの『オルフェオ』をリリース。最近ではベルナール・ラバディ指揮でイングリッシュ・コンサートと『バロック時代の三大テナー』を録音した。 これまでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロサンゼルス・フィルハーモニック等と共演。指揮者ではサー・サイモン・ラトル、サー・コリン・デイヴィス、サー・アンドリュー・デイヴィス、小澤征爾、アントニオ・パッパーノ、リッカルド・ムーティ、故ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ダニエル・バレンボイム、ダニエル・ハーディング、ドナルド・ラニクルズ等と共演している。また2010年1月には、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア管で、ヘンツェの《Opfergang》世界初演に出演した。 今後は《ヴェニスに死す》のモスクワ公演、またウィーンにてストラヴィンスキーの《エディプス王》にH.K.グル―バー指揮、アンジェリカ・キルヒシュラーガーとの共演で登場する予定。またEMIレーベルからアントニオ・パッパーノとブリテンの歌曲集をリリースする。
イアン・ボストリッジはオックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジで歴史学の博士課程を修了(1992~95年)、2001年には名誉学士を授与された。また2003年にはセント・アンドリュース大学の名誉音楽博士、2010年にはオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジの名誉学士の称号を授与されている。2004年には大英帝国勲章のひとつであるCBE勲章を受勲。2011年にはFaber&Faber社より『A Singer’s Notebook』が出版された。ボストリッジは妻で作家・文学評論家であるルカスタ・ミラーと2人の子供と共に、ロンドンで暮らしている。

© Simon Fowler ▲プロフィールを閉じる

テノール:イアン・ボストリッジ Ian Bostridge

ピアノ:ジュリアス・ドレイク Julius Drake ピアニスト、ジュリアス・ドレイクは、ロンドンで生れ、同地で学ぶ。室内楽のスペシャリストとして、世界の多くの一流声楽家および器楽奏者と、リサイタルとレコーディング両面にわたって活躍している。
彼は、あらゆる著名な音楽ホールで演奏するが、最近のシーズンでは、頻繁にオールドバラ、▼続きを見る エディンバラ、ミュンヘン、ザルツブルク、シューベルティアーデ、タングルウッド音楽祭に登場し、ニューヨークではカーネギーホール、リンカーンセンター、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャトレー劇場、ウィーンのムジークフェライン、コンツェルトハウスなどで演奏している。
2000~03年の間、オーストラリアのパース国際室内楽音楽祭の監督を務め、またデボラ・ワーナーのヤナーチェク《消えた男の日記》の舞台の音楽監督として、各地で公演した。
ドレイクは、歌曲の演奏に対する情熱を高く評価されて、様々な歌曲のシリーズに招かれている。すなわち、ロンドンのウィグモアホール、BBCプロムス、アムステルダムのコンセルトヘボウなどである。ロンドンの歴史的建築ミドル・テンプル・ホールで開かれる歌曲のリサイタル・シリーズ─ジュリアス・ドレイクとその仲間─には、オラフ・ベーア、イアン・ボストリッジ、フィリップ・ラングリッジ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、セルゲイ・レイフエルクス、ホセ・ファン・ダムなど多くの優れた歌手が登場する。
彼は、ロンドン王立音楽院の教授を務めるほか、定期的にマスタークラスも開催している。2009年には、リーズ国際ピアノ・コンクールの審査員に招聘されている。
録音の分野でも、数多くの音楽家と共演し、また今後も予定されている。名誉あるグラモフォン賞、エジソン賞を受賞したCDには、いずれもEMI盤で、イアン・ボストリッジとのシューマンの歌曲集、2枚のシューベルト歌曲集、ヘンツェの『アラビアの歌』、ブリテンの『カンティクル』『英国歌曲集』、そしてフォーレの『優しい歌』(ベルチャ弦楽四重奏団が共演)がある。 ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:ジュリアス・ドレイク Julius Drake

■曲目解説

シューマンの歌曲
4つの二重唱曲 op.78

 本歌曲集は、1849年の作。第1曲「舞踏歌」は、積極的な娘と消極的な男の舞踏会でのやり取りを描く。第2曲「彼と彼女」は、恋人たちが互いに離れた場所から燃える恋心を交わす。第3曲「あなたを想う」は、格調高いゲーテの詩を用いた愛の歌。第4曲「子守歌―病気で寝ている子供のために―」は、“お眠り(Schlaf)”と繰り返す母の語りが耳に残る。

5つのリート op.40
 1840年に書かれた作品40は、第4曲までアンデルセンの詩による。作品自体もアンデルセンに献呈された。第1曲「においすみれ」は、花に見入る娘の“青い瞳”をガラス越しに描く。第2曲「母親の夢」は、まどろむ子を見守る母にカラスが不吉な言葉を投げかける。第3曲「兵士」は、刑場で友人を撃つ射撃手の心理を再現する。第4曲「楽師」は、元恋人の結婚式でヴァイオリンを弾く哀れな男の物語。第5曲「露見した恋」は、“秘め事”が露見していく様をユーモラスに奏でる。

子供のための歌のアルバム op.79より
 子供の感受性・芸術性を伸ばすことを主眼に、1849年に書かれた全28曲からなる歌曲集。優れた詩人の詩が選ばれ、易しいものから難しいものへと至るように配置されている。「もう春だ」(第23曲)は、春の訪れに歓喜する歌。「てんとう虫」(第13曲)は、小さな虫と子供の純朴なやり取りを描く。「眠りの精」(第12曲)は、砂をふりかけて子供たちを眠りにつかせる“砂男”の独白。「ゆきのはな」(第26曲)は、枝に積もった雪の花に遠き春を想う。「牛飼いの別れ」(第22曲)は、夏が過ぎてアルプスの牧場から去って行く牛飼いの歌。「ミニョン」(第28曲・終曲)は、ゲーテの名作に付曲した作品で、ここにおいて本歌曲集の芸術性は頂点に達する。

ロマンスとバラード 第4集 op.64
 1841年と47年の歌を集めた歌曲集。第1曲「兵士の花嫁」(1847)は、兵士(夫)の無事を祈る若い妻の心情を歌う。第2曲「捨てられた女中」(1847)は、不実な仕打ちを受けた女中の嘆きが胸に響く。第3曲「悲劇」(1841)は、駆け落ちして、やがて死んで行った恋人たちの物語。3部に分かれており、最終部のみ二重唱である。

ミルテの花 op.25より
 結婚式の前夜、クララに捧げた歌曲集(全26曲)で、1840年の作品。「献呈」(第1曲)は、最愛の人に贈る至福の言葉。「自由な心」(第2曲)は、忘れてはならない“自由”への賛歌。「くるみの木」(第3曲)は、淡い内容の歌詞をピアノ伴奏が繊細にリフレインしていく。ゲーテ『西東詩集』から採られた「“酌童の巻”より」(第5・6曲)は、どちらも酒飲みの歌だが、Ⅰではひとり静かに一献傾ける様を、Ⅱでは誰かと飲みたい男のやるせなさを描いている。「まだ見ぬ人」(第4曲)は、愛しい人(文通相手か?)を待ち焦がれる歌。「2つのヴェネツィアの歌」(第17・18曲)は、双方とも恋人との逢瀬に向かう胸の高鳴りを表現している。「はすの花」(第7曲)は、月光に照らされた恋人の姿を夢想する。「ぼくの心はくらい」(第15曲)は、暗い情熱を吐露するように半音階的前奏で始まる異色の小篇。「ズライカの歌」(第9曲)は、詩(歌)を介して愛の尊さを確かめ合う。「きみは花のよう」(第24曲)は、題名の通り美しい伴侶を優しく讃える。「東方のばらより」(第25曲)は、クララを待ちわびて作曲したという一陣の春風のような曲。「終わりに」(第26曲・終曲)は、死後までも続く永遠の愛を誓う。

4つの二重唱曲 op.34
 1840年の作品。第1曲「愛の苑生」は、二人だけの愛の園を求める美しい歌。第2曲「求愛のセレナーデ」は、雨の夜に訪ねて来た男と、彼を中へ入れまいとする女のやり取りをオペラのワンシーンのように描く。第3曲「窓の下で」は、第2曲と似たようなやり取りが窓際で交わされるが、こちらのほうがより可愛らしい。第4曲「家族の肖像」では、仲睦まじい祖父母に自分たち夫婦の未来を重ね合わせ、祖父母は若夫婦に自分たちの幸せな過去を見る。


主催:東京・春・音楽祭実行委員会 後援:オーストリア大使館
協力:株式会社ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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