PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2014-

東京春祭 歌曲シリーズ vol.13アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)

-公演中止のお知らせ-

プログラム詳細

■日時・会場
2014.4.6 [日] 15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
メゾ・ソプラノ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー
ピアノ:ジュリアス・ドレイク

■曲目
ブラームス:
 わが恋は緑 op.63-5 speaker.gif[試聴]
 荒野を越えて op.86-4 speaker.gif[試聴]
 恋人を訪ねて op.48-1 speaker.gif[試聴]
 思いに沈んで op.86-5 speaker.gif[試聴]
 テレーゼ op.86-1 speaker.gif[試聴]
 永遠の愛 op.43-1 speaker.gif[試聴]
シューベルト:
 シルヴィアに D.891 speaker.gif[試聴]
 春の小川に D.361 speaker.gif[試聴]
 ひめごと D.719 speaker.gif[試聴]
 糸を紡ぐグレートヒェン D.118 speaker.gif[試聴]
 フローリオの歌 D.857-2 speaker.gif[試聴]
 幸福 D.433 speaker.gif[試聴]
 魔王 D.328 speaker.gif[試聴]
シューマン:
 愛の歌 op.51-5 speaker.gif[試聴]
 兵士の花嫁 op.64-1 speaker.gif[試聴]
 蓮の花 op.25-7 speaker.gif[試聴]
 ライオンの花嫁 op.31-1 speaker.gif[試聴]
 ローレライ op.53-2 speaker.gif[試聴]
 トランプ占いをする娘 op.31-2 speaker.gif[試聴]
リスト:
 ラインの美しき流れのほとり S272
 唐檜の木はひとり立つ S309
 昔、テューレに王がいた S278
 私の歌は毒されている S289
 3 人のジプシー S320
 汝、天上にある者 S279
※出演者の希望により、当初発表の曲目から変更になりました。

【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


~歌曲シリーズ~

出演者

メゾ・ソプラノ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager オーストリア出身のメゾ・ソプラノ歌手、アンゲリカ・キルヒシュラーガーは、もっとも重要な歌手の一人として、国際的に活動しており、今日、その活躍の場は、ヨーロッパ、北米、アジア圏のリサイタルとオペラに及ぶ。また、リヒャルト・シュトラウスとモーツァルトの代表的な歌い手として、世界的に知られている。《ペレアスとメリザンド》《ソフィーの選択》《ルクレティアの凌辱》▼続きを見る等のタイトルロールを務め、多岐にわたる役で聴衆を魅了している。リサイタルやコンサートにおいても、そのレパートリーはバッハ、ベルリオーズ、ブラームス、ドビュッシー、ドヴォルザーク、コルンゴルト、マーラー、メンデルスゾーンやラヴェルからロッシーニ、シューベルト、シューマン、ワイル、ヴォルフにまで及んでいる。
2007年、ウィーン国立歌劇場への多大な貢献に対し、オーストリア政府はキルヒシュラーガーに宮廷歌手の称号を授与した。09年11月、彼女はロンドンの王立音楽アカデミーの名誉会員になった。11年には、グラーツ大学の教授を務める。13年、リスト作品の録音に対し、BBCミュージック・マガジン賞を受賞。また、クラシック音楽の舞台に貢献し、クラシック音楽の魅力を若い世代へ伝え続けている教師として、ヨーロッパ文化賞を受賞した。
2013/14シーズンは、ギュータースローのベルテルスマン財団にて歌曲マスタークラスを教えることから始まった。その後、ブレーメン室内合奏団とともに、ブレーメン、ペルージャ、フェラーラとツアー公演を行い、ブリュッセルのモネ劇場にてシモン・リッパーとリサイタルを行った。
11月には、高い評価を得るだろうプロジェクトを、ドイツの歌手であり、ソングライターでもあるコンスタンティン・ウェッカーとともに結成する予定である。2人のレパートリーのコンビネーションにより、ドイツ、スイス、オーストリア――フランケンタール、ドルトムント、デュッセルドルフ、ニュルンベルク、ミュンヘン、シュトゥットガルト、シャフハウゼン、フリードリヒスハーフェン、ルツェルン、グラーツ、ウィーン、アイゼンシュタット、リンツ――で公演を行う予定である。
12月には、ハイドン、ヘンデル、シューベルトのプログラムで、ベルリンのカメラータに、また、有名なコンサートハウスでウィーンのクリスマスのガラコンサートに出演、ヨハン・シュトラウスⅡ《こうもり》オルロフスキー公爵役で、ウィーン国立歌劇場に出演予定である。
1月には、バーゼル室内合奏団と初めてツアーを行い、ルツェルン、ローゼンハイム、オルテン、ルートヴィヒスブルク、パリを回り、その後ジャン=イヴ・ティボーデとともにビルバオ、ヴァレンシア、そしてロンドンのウィグモア・ホールで演奏を行う。
2月は、ストラスブール、ウィグモア・ホールでシモン・リッパーとリサイタルを行うのを始め、ウィーン・コンツェルトハウスでのコンサート、ボーフムのマスタークラス、ボーフム歌劇場におけるブロードウェイ・プログラムのコンサート、そしてマドリードのマスタークラスが控えている。
3月は、再びウィーン・コンツェルトハウスに戻り、ブリテン《ねじの回転》のコンサートに出演。そして、ヘルムート・ドイチュの伴奏で、シューベルトの歌曲《冬の旅》のリサイタルを行う。その間にも、ボーフムにて室内楽コンサートに出演、またジェノアにてリサイタルを行う予定。
4月には、日本でソロ・リサイタル、イアン・ボストリッジとともにデュエット・リサイタル(どちらもジュリアス・ドレイク伴奏)を行う。
ベルンにてヘルムート・ドイチュの伴奏でリサイタルを行い、パリのオルセー美術館にてマルクス・ヴェルバによる《少年の魔法の角笛》に出演、ライプツィヒとウィーンにてクリスチャン・ヤルヴィ指揮ライプツィヒ・MDR交響楽団のコンサートに出演する。
6月まで、ウィーン・コンツェルトハウスのコンサートにいくつか出演後、ボーフムに再び戻り、コンサート「アンゲリカと仲間たち」の出演、ルクセンブルクで《夏の夜》、ブレゲンツ音楽祭のH.K.グルーバーによる世界初演オペラへの出演が控えている。
そしてデンマークにおけるリサイタル、シュヴァルツェンブルクのリサイタルでシーズンを締めくくる。
最新の収録には、先述したジュリアス・ドレイクが伴奏を務めたリスト・アルバム(ハイペリオン)があり、他に歌曲集(プレイセル・レコード)、シューベルト、マーラー、ブラームスの作品をフィルハーモニア・シュランメルンとの共演で収めた『至福』(ドイツ・グラモフォン)等がある。10年、ECHO賞を受賞したシューマン歌曲集(ソニー)、作曲家の生誕150年を記念したマーラー歌曲集(クイントン・レコード)、ブラームス集(ハイペリオン・レコード)、そしてヨーゼフ・マルクス歌曲集(cpo)をリリースしている。
さらに、民謡(フォルクスリート)を収録したCD(ソニー)を2枚出しており、この中で彼女は多くの著名な歌手と共演している。
この他にも、フーゴ・ヴォルフの歌曲集(ソニー)、サイモン・キーンリーサイドと共演したオペレッタ・アルバム(ソニー)、クリスマス・キャロルのアルバム、ヘンデル・アリア集、バーバラ・ボニーとの二重唱歌曲集『初めての出会い』、シューマンとレーヴェの歌曲をフェリシティ・ロットと共演した『女の愛と生涯』(ハイペリオン)、ルネ・ヤーコプス指揮『フィガロの結婚』(ハルモニア・ムンディ)、バッハ・アリア集(ソニー)、クラシックと現代の子守歌を集めた『夜が来るとき』(ハイペリオン)、そして、高く評価されたアルマ・マーラー、グスタフ・マーラー、エーリヒ・コルンゴルトの歌曲集等がある。
DVDでは、絶賛されたグライドボーン音楽祭制作のヘンデル《ジュリオ・チェーザレ》(オーパス・アルテ)セスト役、ルネ・ヤーコプス指揮《フィガロの結婚》(ベル・エア)ケルビーノ役、ザルツブルク音楽祭(セミヨン・ビシュコフ指揮)《ばらの騎士》(TDK)オクタヴィアン役、ニコラス・モー《ソフィーの選択》(ロイヤル・オペラ・ハウス)ソフィー役等で観ることができる。3度のエコー・クラシック賞とドイツ賞を受賞している。
ザルツブルクに生まれ、1984年ウィーン音楽大学に入学し、ゲルハルト・カーリー教授とバリトン歌手のヴァルター・ベリーに声楽を師事。自身もインターナショナル・マスタークラスで教鞭をとっている。ウィーン在住。


© Nikolaus Karlinsky ▲プロフィールを閉じる

メゾ・ソプラノ:アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager

ピアノ:ジュリアス・ドレイク Julius Drake ピアニスト、ジュリアス・ドレイクは、ロンドンで生れ、同地で学ぶ。室内楽のスペシャリストとして、世界の多くの一流声楽家および器楽奏者と、リサイタルとレコーディング両面にわたって活躍している。
彼は、あらゆる著名な音楽ホールで演奏するが、最近のシーズンでは、頻繁にオールドバラ、▼続きを見る エディンバラ、ミュンヘン、ザルツブルク、シューベルティアーデ、タングルウッド音楽祭に登場し、ニューヨークではカーネギーホール、リンカーンセンター、アムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのシャトレー劇場、ウィーンのムジークフェライン、コンツェルトハウスなどで演奏している。
2000~03年の間、オーストラリアのパース国際室内楽音楽祭の監督を務め、またデボラ・ワーナーのヤナーチェク《消えた男の日記》の舞台の音楽監督として、各地で公演した。
ドレイクは、歌曲の演奏に対する情熱を高く評価されて、様々な歌曲のシリーズに招かれている。すなわち、ロンドンのウィグモアホール、BBCプロムス、アムステルダムのコンセルトヘボウなどである。ロンドンの歴史的建築ミドル・テンプル・ホールで開かれる歌曲のリサイタル・シリーズ─ジュリアス・ドレイクとその仲間─には、オラフ・ベーア、イアン・ボストリッジ、フィリップ・ラングリッジ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、セルゲイ・レイフエルクス、ホセ・ファン・ダムなど多くの優れた歌手が登場する。
彼は、ロンドン王立音楽院の教授を務めるほか、定期的にマスタークラスも開催している。2009年には、リーズ国際ピアノ・コンクールの審査員に招聘されている。
録音の分野でも、数多くの音楽家と共演し、また今後も予定されている。名誉あるグラモフォン賞、エジソン賞を受賞したCDには、いずれもEMI盤で、イアン・ボストリッジとのシューマンの歌曲集、2枚のシューベルト歌曲集、ヘンツェの『アラビアの歌』、ブリテンの『カンティクル』『英国歌曲集』、そしてフォーレの『優しい歌』(ベルチャ弦楽四重奏団が共演)がある。 ▲プロフィールを閉じる

ピアノ:ジュリアス・ドレイク Julius Drake

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 後援:オーストリア大使館
協力:株式会社ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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