PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-

東京春祭マラソン・コンサートvol.2 ドビュッシーとその時代
~生誕150年に寄せてー芸術都市・パリに生きたアーティストたち

プログラム詳細

Photo:青柳 聡
■日時・会場
2012.4.1 [日]※ この公演は終了いたしました。
東京文化会館 小ホール

~関連コラム~


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第Ⅰ部 11:00開演(10:45開場)
■出演
フルート:工藤重典
ハープ:山宮るり子
ピアノ:藤井一興
ヴィオラ:ロジャー・チェイス

■プログラム
ドビュッシー:
 《牧神の午後への前奏曲》 speaker.gif[試聴]
 [工藤重典(Fl)、山宮るり子(Hp)]
 《シランクス》(パンの笛) speaker.gif[試聴]
 [工藤重典(Fl)]
 《6つの古代の墓碑銘》 speaker.gif[試聴]
   1. 夏の風の神、パンに祈るために
   2. 無名の墓のために
   3. 夜が幸いであるために
   4. カスタネットを持つ舞姫のために
   5. エジプト女のために
   6. 朝の雨に感謝するために
 [工藤重典(Fl)、藤井一興(Pf)]
 《ベルガマスク組曲》より「月の光」変ニ長調  speaker.gif[試聴]
 [山宮るり子(Hp)]
 《夢想》ヘ長調 speaker.gif[試聴]
 [山宮るり子(Hp)]
 《2つのアラベスク》より第2番 変ト長調(ルニエ編) speaker.gif[試聴]
 [山宮るり子(Hp)]
 フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ speaker.gif[試聴]
 [工藤重典(Fl)、ロジャー・チェイス(Va)、山宮るり子(Hp)]



第Ⅱ部 13:00開演(12:45開場)
■出演者
ピアノ:藤井一興、本田聖嗣

■プログラム
サティ:《薔薇十字団のファンファーレ》より 1.「教団の歌」 [藤井一興(Pf)]
ドビュッシー:《忘れられた映像》[藤井一興(Pf)] speaker.gif[試聴]
ドビュッシー:《前奏曲 第2集》より 12.「花火」
ドビュッシー:《映像 第2集》より「金色の魚」[藤井一興(Pf)] speaker.gif[試聴]
ドビュッシー:《海》(4手ピアノ版)[藤井一興(Pf)、本田聖嗣(Pf)] speaker.gif[試聴]




第Ⅲ部 15:00開演(14:45開場)
■出演
メゾ・ソプラノ:林 美智子
ピアノ:河原忠之

■プログラム
ドビュッシー:
 《ビリティスの3つの歌》 speaker.gif[試聴]
    1.「パンの笛」
    2.「髪」
    3.「ナイアードの墓」
 《艶やかな宴 第1集》 speaker.gif[試聴]
    1.「秘めやかに」
    2.「操り人形」
    3.「月の光」
 《前奏曲集 第1集》より「亜麻色の髪の乙女」[ピアノ・ソロ] speaker.gif[試聴]
 組曲《子供の領分》より「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」[ピアノ・ソロ]speaker.gif[試聴]
ショーソン:
 「リラの花咲く頃」  speaker.gif[試聴]
 《7つの歌曲》より「ハチドリ」 speaker.gif[試聴]
 《ヴェルレーヌの2つの詩》 speaker.gif[試聴]
    1. 「いと優しき歌」
    2. 「不幸の騎士」
ドビュッシー:
 組曲《子供の領分》より
    「小さな羊飼い」 speaker.gif[試聴]
    「ゴリウォーグのケークウォーク」speaker.gif[試聴]
 《抒情的散文》より
    「夢に」speaker.gif[試聴]
    「花に」 speaker.gif[試聴]
 《フランスの3つの歌》 speaker.gif[試聴]
    1.「ロンデル--季節の衣を残して」
    2.「洞窟」
    3.「ロンデル--死の安らぎに」



第Ⅳ部 17:00開演(16:45開場)
■出演
ヴァイオリン:渡辺玲子、小林美恵
ヴィオラ:川本嘉子
チェロ:向山佳絵子
ピアノ:藤井一興、本田聖嗣

■プログラム
ドビュッシー(サマズイユ編):《夜想曲》(4手ピアノ版) speaker.gif[試聴]
[藤井一興(Pf)、本田聖嗣(Pf)]
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10 speaker.gif[試聴]
[渡辺玲子(Vn)、小林美恵(Vn)、川本嘉子(Va)、向山佳絵子(Vc)]



第Ⅴ部 19:00開演(18:45開場)
■出演
ピアノ:永野英樹

■プログラム
ドビュッシー:《前奏曲集 第1集》より「デルフォイの舞姫」 speaker.gif[試聴]
メシアン:《鳥のカタログ》より「キガシラコウライウグイス」 speaker.gif[試聴]
ドビュッシー:《映像 第1集》より「水に映る影」 speaker.gif[試聴]
ラヴェル:水の戯れ speaker.gif[試聴]
ドビュッシー:
 《映像 第2集》より「葉末を渡る鐘の音」 speaker.gif[試聴]
ミュライユ:別れの鐘と微笑み オリヴィエ・メシアンを悼んでspeaker.gif[試聴]
ドビュッシー:《12の練習曲集》より「5本の指のための」 speaker.gif[試聴]
マントヴァーニ:《4つの練習曲集》より「レガートのために」
ドビュッシー:仮面 speaker.gif[試聴]
メシアン:《4つのリズムの練習曲》より「火の島Ⅱ」 speaker.gif[試聴]
[アンコール]
ドビュッシー:《前奏曲集 第1集》より「亜麻色の髪の乙女」
クルターク:激昂した亜麻色の髪の乙女




【試聴について】
speaker.gif[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、
プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。
ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


出演者

フルート:工藤重典 Flute:Shigenori Kudo 札幌生まれ。10歳より佐々木伸浩氏にフルートの指導を受け、桐朋学園にて峰岸壮一氏に師事。パリ音楽院では、J.P.ランパルに師事し、1979年1等賞で卒業。前年の1978年に行われた、第2回パリ国際フルートコンクールで優勝。《フランス独奏家協議会賞》を受賞。また、1980年に行われた第1回J・P・ランパル国際フルートコンクールでも優勝し、《フランス共和国大統領賞》も受賞し、一躍注目された。ヨーロッパ各国、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア、中東など40カ国、180以上の都市で演奏した。
また、パリ室内管弦楽団、ラムルー及びパドルー管、トゥールーズキャピトル管弦楽団、バイエルン放送管、スイスロマンド、ウィーン室内、ザルツブルグモーツァルテウム、イギリス室内及びロンドンモーツァルト管、ノルウェー室内、フランツリスト室内、そのほかイタリア、スペイン、フィンランド、ハンガリー、オランダ、リュクセンブルグなどのオーケストラとも共演し、その数はすでに30を越えている。日本においても、NHK交響楽団、大阪フィル、オーケストラアンサンブル金沢、サイトウキネンオーケストラ、札響、新日フィル、東京フィル、名古屋フィル、日本フィル、水戸室内管弦楽団をはじめ、国内の殆どのオーケストラと共演している。 秋山和慶、井上道義、岩城宏之、H.シュタイン、尾高忠明、小澤征爾、小泉和裕、外山雄三、S.ビシュコフ、L.スラットキン、F.ライトナー、ペンデレツキ、ウィーン弦楽四重奏団、ジェシー・ノーマン、トリオパスキエ、クロード・ボリングなど国際的アーチストとの共演も多い。レコード録音も盛んで、ソニークラシカル、ビクターエンタテイメント、マイスターミュージック、仏エラートなど17社から、内外で60種類のCDが発売されている。『ランパル・工藤/夢の饗演』(ソニークラシカル)では、1988年度「文化庁芸術作品賞」を受賞した。

彼のデビューは1979年。恩師のJ.P.ランパルとパリのシャンゼリゼ劇場で共演し、フィガロ紙で絶賛された。1984年、パイヤール室内管弦楽団とアメリカ11州、40日間のツアーを行い、1987年にはニューヨークのリンカーンセンターで行われたモストリーモーツァルトフェスティバルでJ.P.ランパルと共演した。また、サントリーホール7周年ガラコンサートにおいては、ランパル&ニコレ&工藤のトリオも実現。1994年には、地中海洋上フェスティバルに招かれ、ロストロポーヴィチ、デュメイ、ピリス、バシュメット、ゲルバー、シャハムなどと共に約2週間の演奏旅行を行った。1996年、NHK交響楽団定期演奏会でレナード・スラトキンの指揮でハチャトリアンのフルート協奏曲を演奏し、各方面より絶賛された。

1998年6月、小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団との、ハンブルグ、ウィーン、チューリヒ、フィレンツェなどのヨーロッパツアーにおいては、武満徹のアルトフルートとハープの為の「海へ」を吉野直子氏と演奏、各国の高い評価を得た。教育活動も熱心で、ボストン、ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、モントリオール、ローマ、ソウル、北京、上海、台北の他、南米、メキシコや南アフリカ共和国、そして日本において多くのマスタークラスを行っている。2001年7月には、恩師J.P.ランパルを偲ぶメモリアルコンサートを東京文化会館大ホールで開催した。また、2002年3月には中国に初めて3週間に渡るコンサートツアーを行なう。2002年7月、フランスのコルマール国際音楽祭においての、ランパル週間、また、A・デュメイと共にマントン音楽祭のランパルメモリアルコンサートにも出演。2004年瀋陽(中国)、2005年札幌、2006年台北、2007年東京、2008年ミラノ、2009年ニューヨーク、2010年ミュンヘンなどのフルートコンベンションでもメインゲストとして招かれ常に好評を博している。ランパル、神戸、カール・ニールセンなど国際コンクール、また日本音楽コンクールの審査員を務める。水戸室内管弦楽団、サイトウキネンオーケストラには長年に渡り参加し、NHK教育テレビ「趣味悠々」フルート講座の講師を務め、NHK総合テレビ「トップランナー」「スタジオパーク」などのテレビ出演も話題を集めた。現在、東京音楽大学教授、上野学園大学客員教授、パリ・エコール・ノルマル音楽院教授を務める。

©Rikimaru Hotta

フルート:工藤重典 Flute:Shigenori Kudo

ハープ:山宮るり子 Harp:Ruriko Yamamiya 新潟市出身。4歳よりアイリッシュハープ、8歳よりグランドハープを始める。小学時から新潟市ジュニアオーケストラに参加。高校卒業後すぐ渡独。ハンブルク国立音楽演劇大学に在学中。2001年飯森範親指揮、2005年大友直人指揮で東京交響楽団とハープ協奏曲を共演。2004年第16回日本ハープコンクールアドバンス部門第3位。2005年ワールドハープコングレス(アイルランド)にて演奏。2006年ジョセフ・ラインコンクール(ウィーン)ファイナリスト。2008年ドイツのオスカー&フェラ・リッター財団の奨学生となる。2009年第58回ミュンヘン国際音楽コンクール・ハープ部門の本選2位。2011年リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールで満場一致の一位。これまでに山田ふたば、山崎祐介、グザヴィエ・ドゥ・メストレの各氏に師事。

ハープ:山宮るり子 Harp:Ruriko Yamamiya

ヴィオラ:ロジャー・チェイス Viola:Roger Chase ロンドン生まれ。王立音楽院でバーナード・ショアに師事。カナダでは、スティーヴン・スタリクに学ぶ。伝説のヴィオリスト、ライオネル・ターティスのもとで短期間だが仕事をした。現在、ターティスが使っていたヴィオラ〈モンタニアーナ〉で演奏をしている。
BBCプロムスのソリストとしてロイヤル・アルバート・ホールでイギリス室内管弦楽団と演奏した他、イギリス国内、ヨーロッパ各地、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、中東、インド等の主要オーケストラと演奏。また、スヒールモニコーフ(オランダ)、コンソナンス(フランス)、カザルマジョーレ(イタリア)、ボウドイン(北米)等の国際音楽祭に招かれて演奏している。ナッシュ・アンサンブルのヴィオリストとして20年間在籍した他、ロンドン・シンフォニエッタ、エステルハージ・バリトン・トリオ、カルテット・オブ・ロンドン、ハウスムジーク・ロンドン、ロンドン室内管弦楽団でも演奏。
DuttonレーベルからMichiko Otaki(ピアノ)との共演でCDがリリースされている。アーノルド・バックス、アーサー・ブリス、ヴォーン・ウィリアムズ、ベンジャミン・デイル、スタンリー・ベイト、W.H.ベル、エドムンド・ルブラ等の希有な作品、ディーリアスのソナタ、ターティスが編曲したアイアランドのソナタ等が録音されている。最新のCDは、ブラームスの3つのソナタを録音したもので、Centaurレーベルからリリースされている。また、ナクソス・レーベルからリリースされている『The Virtuoso Viola』には、アーサー・ベンジャミン、ジョルジェ・エネスク、ジョゼフ・ジョンゲン、ヴュータン、パガニーニ、コダーイ編曲のバッハ、クライスラー、バーナード・ショアが録音されている。
ロジャー・チェイスは、王立音楽院、ギルドホール音楽演劇学校、王立ノーザン音楽大学、オベーリン大学等で後進の指導に当たってきて、現在はシカゴのルーズベルト大学で教えている。ナショナル・ギャラリー、プリンストン大学、クリーヴランド、ボストン、トロント等で、ライオネル・ターティスから多大な影響を受けて作られた作品のリサイタルを開催してきている。

ヴィオラ:ロジャー・チェイス Viola:Roger Chase

ピアノ:藤井一興 Piano:Kazuoki Fujii 東京に生まれる。東京藝術大学3年に在学中、フランス政府給費留学生としてフランスに渡り、パリ国立高等音楽院を作曲家、ピアノ伴奏科共に1等賞で卒業。また、パリ・エコールノルマルで、ピアノ科を高等演奏家資格第1位で卒業した。その間、作曲をオリヴィエ・メシアン、ピアノをイヴォンヌ・ロリオ、マリア・クルチオ、マグダ・タリアフェロ、井口二葉、辛島輝治、安川加壽子に、ピアノ伴奏をアンリエット・ピュイグ=ロジェの各氏に師事している。
1976年より数々の国際ピアノ・コンクールに入賞し、内外の注目を集める。1976年メシアン国際コンクール第2位(1位なし)、1980年クロードカーン国際コンクール第1位大賞、同年モンツァ国際コンクール第1位。1981年マリア・カナルス国際コンクール第2位(1位なし)及びスペイン音楽賞、同年サンジェルマン・アンレー市・第2回現代音楽国際ピアノ・コンクール第1位等がそれである。
ヨーロッパ各地や日本国内でのソロ・リサイタルや室内楽、オーケストラとの協奏曲のほか、フランス国営放送局をはじめとするヨーロッパ各地の放送局や日本のNHKでの数多くの録音、録画など幅広い活動を行い、全世界で活躍している。また、世界一流の指揮者、アーティストとの共演も多く、一例をあげると次のような方々である。ジルベール・アミー、ピエール・ブーレーズ、ジャン・フルネ、ポール・メファノ、イヴ・プラン、コンスタン、ジャンドロン、ドガレイユ、ヘルマン・バウマン、ムローヴァ、ドヴィニク・ヴィス、ドロウ、マクサンス・ラリュー、ファウスト・アリニヨン、カトリーヌ・カルタン、ナタリア・ロメイコ等。
レコード・CDもメシアン作品集、イゴール・マルケヴィチ作品集、武満 徹作品集、ヴィシネグラツキー作品集、サン=サーンス作品集、フォーレ作品集など既に30枚以上を発売している。また、世界初のフォーレ・ピアノ全集の校訂を担当し、既に全五巻が、春秋社より発売されている。クロードカーン国際コンクール、プーランク国際コンクール、日本音楽コンクール、フランス音楽コンクール等ピアノ部門で数多くの審査を務める。 第1回村松賞受賞、第3回グローバル音楽奨励賞受賞。第10回京都音楽賞実践部門賞。 現在、東邦音楽大学大学院大学教授、桐朋学園大学、東京藝術大学各講師。

公式サイト http://park18.wakwak.com/~kazuokifujii/

©Norikatsu Aida

ピアノ:藤井一興 Piano:Kazuoki Fujii

ピアノ:本田聖嗣 Piano:Seiji Honda 東京生まれ。私立麻布学園中学・高等学校を卒業。同年、東京藝術大学音楽学部、器楽科ピアノ専攻入学。4年在学中の秋にパリ国立高等音楽院、ピアノ科に合格、半年間日仏双方の国立大学に在籍することになり、翌年春、藝大卒業。 パリ国立高等音楽院では、ピアノ科と室内楽科の両方でプルミエ・プリ(1等賞)を取得。合わせて高等演奏家資格(DFS)を最優秀(トレ・ビヤン)の成績で獲得する。いままで、角野裕、高良芳枝、ミシェル・ベロフ、アンリ・バルダ、ジェラール・フレミー、クリスチャン・イヴァルディの各氏に師事。
パリ国立高等音楽院在学中よりフランス各地で演奏活動を始める。1995年、第1回メドック・アキテーヌ(仏)国際ピアノコンクールにおいて、審査委員長アダ・ラベック賞受賞。同年、第18回サレルノ市(伊)国際ピアノコンクールにおいて最高位(1、2位なし)受賞。他に、マリア・カナルス国際ピアノコンクール(西)にてディプロマ受賞。2000年より日本においても、リサイタルシリーズ『馥郁たるパリの香り』を開催している。日本演奏連盟会員。ヤマハマスタークラス講師。
CDは、オクタヴィアレコードより、『馥郁たるパリの香り』=プロコフィエフ作曲「ロミオとジュリエットより10の作品」及びドビュッシー作曲「前奏曲集第1巻」、『馥郁たるパリの香りⅡ』=モンポウ作曲「ショパンの主題による変奏曲」及びドビュッシー作曲「前奏曲集第2巻」の2枚を発売。その他、映像やゲームとのコラボレーションCDは、ソニー・ミュージック・エンターテイメントやランティスなどから発売されている。『ファイナルファンタジーⅦ ピアノコレクションズ』、『涼宮ハルヒの消失 オリジナル・サウンドトラック』(E.サティ作品)『涼宮ハルヒの弦奏』ライヴCD・DVDは東京フィルハーモニーとの協演を収録したもの。
また、ピアニストとしての演奏活動の他にも、ラジオでは、2007年よりインターネット・コンテンポラリー・クラシック・ステーションOTTAVA by TBSのプレゼンターとして、月曜から金曜の午前7時より午前9時半までの朝の番組、OTTAVA frescoを毎日生放送中。インターネット、iPhone/iPad アプリ、LismoWave等で配信中。(http:// ottava.jp、ツィッターのハッシュタグは#ottava)2012年4月より、NHK・FMの日曜夜の番組「リサイタル・ノヴァ」でも、メインMCを務める。
テレビでは、2010年よりtvkテレビ神奈川のトーク番組、「佐藤しのぶ出逢いのハーモニーⅡ アマービレ」で佐藤しのぶと共にMCをつとめ、毎回ゲストとのトークの他に、ゲストゆかりの曲を演奏している。tvkでは毎月曜日、夜9時より30分の放送中。他に、BS11「大人の自由時間」、「ああいえば、交遊BAR」でMCの阿川佐和子・壇ふみの両氏と共に、レギュラーを務め、テレビ朝日「クイズ雑学王」、フジテレビ「クイズ!ヘキサゴンⅡ」には、ピアニストとしてゲスト出演した。
また、テレビ番組等の音楽も制作・演奏している。
・「ぶるうかなりや」鶴橋康夫監督作品。脚本・池端俊作、主演・宮沢りえ、柄本明
・「シリウスの道」石橋冠監督作品。原作・藤原伊織、主演・内野聖陽、真矢みき
・「シューシャインボーイ」石橋冠監督作品。原作・浅田次郎、主演・西田敏行、柳葉敏郎。本作品は韓国でのインターナショナル・ドラマアウォードにて、グランプリ(大賞)を受賞した。

©中川文雄

ピアノ:本田聖嗣 Piano:Seiji Honda

メゾ・ソプラノ:林 美智子  Mezzo Soprano:Michiko Hayashi 東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科を経て、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。
文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンで研鑽を重ねる。
「国際ミトロプーロス声楽コンクール2003」最高位入賞。
第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。
早くからその存在は注目を集め、2002年二期会《フィガロの結婚》(宮本亜門演出)ケルビーノで絶賛を博す。同役は2006年の再演、及び2007年新国立劇場公演でも演じ、当り役としての評価を不動のものとする。
確かな歌唱力と抜群の存在感は国内外問わず高い評価を得ており、《ばらの騎士》オクタヴィアンではG.クレイマー、A.ホモキ、《皇帝ティトの慈悲》セストではP.コンヴィチュニーと、いずれも世界的演出家から最大級の賛辞が送られている。
2009年には待望の《カルメン》のタイトルロール(指揮:佐渡裕)を兵庫、東京、名古屋で計7公演演じ、原作の描く本来のカルメン像を見事に再現して絶賛された。
コンサートでも、チョン・ミョンフン、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団等主要オーケストラと多数共演しており、「NHKニューイヤーオペラコンサート」には2005年から連続出演している。
また林自身を想定して書かれた「演劇的組歌曲『悲歌集』」(詞:林望・曲:野平一郎)や、自ら作詞し野平一郎氏に作曲を委嘱した「夜~La Nuit」を披露するなど、意欲的な取り組みに挑んでいる。
人気、実力とも群を抜き、今や日本のオペラ界、声楽界をリードする存在として活躍している。
ビクターより『赤と黒』『地球はマルイぜ~武満徹:SONGS』が絶賛発売中。
2012年2月には、世紀末から20世紀初期までのパリのエスプリを集めた『ベル・エクサントリック~林美智子ベル・エポック歌曲集』をリリース。
二期会会員

公式サイト http://www.michikohayashi.com/

メゾ・ソプラノ:林 美智子  Mezzo Soprano:Michiko Hayashi

ピアノ:河原忠之 Piano:Tadayuki Kawahara 国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。1991年より渡伊。
故アルド・プロッティ氏のもとオペラ伴奏ピアニストを勤め数々の演奏会に出演。
またマリア・カルボーネ女史のもとでは伝統的なイタリアオペラの表現にとどまらず発声法・ディクション等も取得。
帰国後はサイトウ・キネン・フェスティバル松本等でコレペティトゥールとして活躍。
年間ステージは100を超え、リサイタル等のピアニストとしてその幅広い音色、繊細な音楽表現には定評がある。
2006年江原啓之「スピリチュアル・ヴォイス・カウントダウン」大阪城ホールにて大阪センチュリー交響楽団を指揮し、指揮者デビューを果たした。
また、2008年「NHKニューイヤーオペラコンサート」において、プッチーニの生の映像をバックにプッチーニのピアノ・ソロを演奏し、好評を博した。
2009年11月国立音楽大学音楽研究所公演プッチーニ《ラ・ロンディネ》にてオペラ指揮者デビュー。確実にこの分野でもキャリアを伸ばしている。
2010年には自身が主宰するGruppo Kappa Opera旗揚げ公演《ヘンゼルとグレーテル》で各方面から絶賛を浴び、2011年からはリサイタルシリーズ《歌霊》をスタートさせるなど、その活動は留まるところを知らない。
現在、国立音楽大学及び大学院准教授。

ピアノ:河原忠之 Piano:Tadayuki Kawahara

ヴァイオリン:渡辺玲子 Violin:Reiko Watanabe 渡辺玲子は、超絶的なテクニック、玲瓏で知的な音楽性、切れ味鋭い官能性とその広いレパートリーで日本のみならず世界のヴァイオリン界をリードする逸材である。
第50回日本音楽コンクールにおいて最年少優勝(15歳)、同時に第1回増沢賞(全部門を合わせて最も優れたものに与えられる賞)を受賞、翌年の「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団とバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番を共演、衝撃的なデビューを飾った。 1984年ヴィオッティ、1986年にパガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞。 1985年からは、ニューヨークのジュリアード音楽院に全額奨学生として留学し、1992年に学士と修士を取得。ニューヨークを本拠地として、世界各地でオーケストラとの共演、リサイタル、音楽祭への参加と国際舞台で目覚ましく活躍している。フランスのフィガロ紙は「彼女は全曲を通じ、文句のつけようのないほど見事であり、その光あふれる音色と、一種言葉にできないような魅力が全曲を通じ、疑いを差し挟む余地のない優美さに輝いていた」、ワシントン・ポスト紙は、「身についた優美」と見出しを掲げた記事で絶賛し、シラキュース(アメリカ)のヘラルド・ジャーナル紙は、「マリア・カラスがもしもヴァイオリニストであったなら、彼女のように弾くだろう」と書いた。 これまでに国内の主要オーケストラはもとより、ワシントン・ナショナル響、ロザンゼルス・フィル、セントルイス響、ヴァンクーヴァー響、フィルハーモニア管、BBC響、ウィーン・トーンキュンストラー管、ロシア・ナショナル管、サンクトペテルブルク響、バンベルク響、NHK響などと共演、また、日本フィルハーモニー管弦楽団のヨーロッパ・ツアー、東京交響楽団のアメリカ・ツアーにもソリストとして同行している。 リサイタリストとしても意欲的に活動しており、1994年のカザルス・ホールでの<ニューヨーク・コレクション>(全5回)、2004年浜離宮朝日ホールでの<ブラームスとその系譜>(全3回)など、演奏の素晴らしさに加えて、その時代を見通したユニークなプログラムでも注目を集めた。また、1999年にはニューヨークのリンカーン・センターにおいてニューヨーク・リサイタル・デビューを果たし、NYタイムズ紙はその演奏を「圧倒的なテクニック、華麗な音色、劇的な音楽表現」と評し、見出しに「ヴィルトゥオーゾの圧倒的迫力に脱帽」と掲げて絶賛した。その他、2001年にはバッハの無伴奏作品に取り組み、これはCDとしても発売され高い評価を得ている。このほか、ワシントンのケネディー・センターやラヴィニア音楽祭、イタリアのストレーサ音楽祭等に出演している。 アジアでも活躍の幅を広げており、香港フィルと中国ツアーのソリストを務めたほか、武漢交響楽団とも共演、台湾でも定期的に演奏会を行っている。
レコーディング・アーティストとしてのデビューは、ドレスデンにおいてジュゼッペ・シノーポリ指揮ドレスデン・シュターツカペレと共演したベルクのヴァイオリン協奏曲で、演奏会と同時にテルデック・レーベルによってCD録音が行われ、1997年にリリースされると同時に高く評価された。その他、これまでに『マイ・フェイヴァリッツ』、『バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ』、『チャイコフスキー&ショスタコービッチ:ヴァイオリン協奏曲』などがある。
2005年、第35回エクソン・モービル音楽賞奨励賞受賞。
2004年からは演奏活動の傍ら教育にも係り、秋田の国際教養大学特任教授として、音楽家を目指していない学生にも音楽の深さを知ってもらおうと、秋学期に集中講義(「音楽と演奏」)を行っている。 東京生まれ、現在ニューヨーク在住、日本では、松井宏中、鈴木共子、田中千香士、堀正文、大谷康子、海野義雄の各氏に師事、アメリカでは、J.フックス、J.ラタイナー、F.ガリミア、S.ローズ、L.スターンの各氏に師事、他にスイスで、N.ミルシテイン、アメリカでJ.ギンゴールドのマスタークラスも受講している。
使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1736年製グァルネリ・デル・ジェス「ムンツ」。

公式サイト http://www.reikowatanabe.com/

ヴァイオリン:渡辺玲子 Violin:Reiko Watanabe

ヴァイオリン:小林美恵 Violin:Mie Kobayashi 東京藝術大学附属高校から東京藝術大学に学ぶ。1983年、第52回日本音楽コンクール第2位。1984年、海外派遣コンクール河合賞受賞。1988年にはルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクール第2位、併せてソナタ賞を受賞。また、国内でも東京藝大安宅賞を受賞した。1990年ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝し、以来、国内外で本格的な活動を開始する。
近年では、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団の日本公演や、読売日本交響楽団の北京公演、オーケストラ・アンサンブル金沢のタイ公演のソリストを務める等、日本を代表するヴァイオリニストとして活躍。室内楽でも水戸ATMアンサンブル、静岡AOI・レジデンス・クヮルテットのメンバーとして活動する他、1995年以来、パスカル・ロジェ、長谷川陽子とのピアノトリオの共演を重ね、2001年にはフランス・ディボンヌ音楽祭にも同トリオとして出演。2005年イギリスにおいては、パスカル・ロジェ、ゴルティエ・カプソン等とも共演した。2007年には、北京にてロン=ティボー国際コンクール入賞者によるガラコンサートに出演。
CDはコロムビアより『フランス・ヴァイオリン・ソナタ集』、ヴァイオリン小品集『美しい夕暮れ』から『小林美恵プレイズ・クライスラーⅠ&Ⅱ』まで6枚と、2005年EXTONレーベルよりギターの尾尻雅弘とのデュオ『カルメンファンタジー』、ONYX(輸入元:東京エムプラス)よりパスカル・ロジェ、長谷川陽子とのピアノトリオ『ラヴェル&ショーソン』がリリースされている。2008年には、EXTONレーベルより、パスカル・ロジェとのデュオCD『フォーレ』(ヴァイオリン・ソナタ第1、2番等を含む)、『ラヴェル&エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ集』の2枚をリリース。さらに2010年9月には《ツィゴイネルワイゼン》等を収録した『ヴァイオリン名曲集』がリリースされた。
2010年はデビュー20周年に当たり、11月にはロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門の審査員として招かれた。現在、昭和音楽大学の准教授をつとめ、後進の指導にも当たっている。

©武藤 章

ヴァイオリン:小林美恵 Violin:Mie Kobayashi

ヴィオラ:川本嘉子 Viola:Yoshiko Kawamoto 1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)。1996年村松賞受賞。1997年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞受賞。東京都交響楽団首席奏者を経て、現在ではソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOIレジデンス・クヮルテットのメンバー。3歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学に入学。これまでに、ヴァイオリンを江藤俊哉、鈴木愛子、室内楽を末吉保雄、原田幸一郎の各氏に師事。在学中より演奏活動を開始。1989年、イグレック・クァルテットで第6回東京国際コンクール室内楽部門優勝。1989年、90年にはタングルウッド音楽祭に招待を受けて参加。Grace B.Jackson賞を受賞。1991年東京都交響楽団への入団をきっかけにヴィオラに転向。1999年より2002年退団まで首席奏者を務める。アメリカのマールボロ音楽祭、スイスのダボス音楽祭、東京の夏音楽祭、霧島音楽祭などに参加。サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤征爾音楽塾、水戸室内管弦楽団、アルゲリッチ音楽祭等にも定期的に参加しアルゲリッチやユーリ・バシュメットなど世界一流のソリスト達と共演し絶賛を博している。ソリストとしても高い評価を得ており、1995年11月「新日鉄コンサート」、第59回“プロミシング・アーティストシリーズ”でのリサイタル、1997年7月から一年間カザルスホールで行なったリサイタル・シリーズ『HASEKO CLASSIC SPECIAL/川本嘉子ザ・ヴィオリスト』はいずれも好評を博した。これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ、ペーター・マークなどの著名な指揮者と共演している。指揮者/ピアニスト、チョン・ミョンフンの提唱する「セブンスターズ・ガラ・コンサート」にも参加し、2000年日本・韓国公演を行なう。2003年7月にも再び共演し、『臨機応変、他のパートに寄り添いつつ、しっかり支えたビオラの川本は達人』(朝日新聞・白石美雪氏評)との評価を得た。CD録音はチェンバロの中野振一郎との『ヴィオラ・バロック・ミュージック』(マイスター・ミュージック MM-1028)『J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのためのソナタ』(マイスター・ミュージック MM-1075)がリリースされている。

ヴィオラ:川本嘉子 Viola:Yoshiko Kawamoto

チェロ:向山佳絵子 Cello:Kaeko Mukoyama 東京都生まれ。松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎の各氏に師事。1985年、第54回日本音楽コンクール第1位入賞。東京藝術大学を経て、1990年ドイツ・リューベック国立音楽大学に留学し、ダヴィド・ゲリンガスに師事。同年、第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位入賞。1988年、第3回アリオン賞審査委員奨励賞受賞。1992年、第2回出光音楽賞受賞。
カザルスホールでの「向山佳絵子とチェロの世界」シリーズ、東京オペラシティでの連続リサイタル、各地の音楽祭への参加、JTアートホール室内楽シリーズのプランナー、ハレー・ストリング・クァルテットの一員として活躍する等、常に話題を集めている。
世界の一流演奏家と数多く共演する一方で、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、水戸室内管弦楽団等、多数のオーケストラと共演。その他にも、リサイタルや室内楽等、多彩な演奏活動を繰り広げている。
1998年にはNHK FMの人気番組「おしゃべりクラシック」のパーソナリティを務め、広い層から支持を得た。その後もNHK FMに度々出演し、特番の司会や生放送でリスナーのリクエストに応える等、話題となった。最近では企画の公演が、NHK BS「クラシック倶楽部」等、テレビでも放送された。
録音はソニーより『バッハ無伴奏チェロ組曲全曲』他5枚のCDが発売されており、収録曲はNHKスペシャルやドラマのテーマ曲、TV CM曲等に使用されている。その他、カメラータ・トウキョウから池辺晋一郎と三善晃のチェロ協奏曲のCDが発売されている。
2006年まで東京藝術大学非常勤講師を務め、現在は武蔵野音楽大学非常勤講師として後進の指導にあたっている。日本を代表する実力派チェリストとして今後の活躍が大いに期待されている。

公式サイト http://kaekomukoyama.jimdo.com/

©大窪道治

チェロ:向山佳絵子 Cello:Kaeko Mukoyama

ピアノ:永野英樹 Piano:Hideki Nagano 1968年名古屋生まれ。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校卒業、東京藝術大学音楽学部ピアノ科入学後渡仏。パリ国立高等音楽院に学び、1990年歌曲伴奏科を一等賞で、翌91年にはピアノ科を満場一致の首席で卒業した。1992年には同音楽院室内楽クラスも一等賞で卒業し、以後パリでの定期的な演奏会をはじめ、フランス国内、モスクワ、ロンドン、イスキア(イタリア)等で活動する。伊達純、播本枝未子、ジャンクロード・ペンティエ、ジャック・ルヴィエ、アンジェイ・ヤシンスキー各氏に師事。モントリオール、オルレアン等の国際コンクール入賞を経て、1995年10月、ピエール・ブーレーズが創立したアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・ピアニストとして迎えられ、現在まで活動している。ブーレーズはもとより、新旧音楽監督及び客演指揮者達、デイヴィッド・ロバートソン、ジョナサン・ノット、スザンナ・マルッキ他のもとでソリストを務め、またルツェルン音楽祭、モーツァルト週間(ザルツブルク)、ミュジカ(ストラスブール)等の音楽祭でも好評を博す。日本へは、年2回のペースで来日。これまでに、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などのオーケストラと、指揮では故岩城宏之、シャルル・デュトワ、高関健、井上道義、矢崎彦太郎、沼尻竜典、下野竜也、ジョナサン・ストックハンマーと共演。レパートリーは、現代作品に留まらず古典の作品も多く、朝日新聞や日経新聞などで高く評価された。村松賞(1998)・出光賞(1998)・ショパン協会賞(1999)を受賞。CDは『21世紀フランス音楽作品集』(フォンテック)、『アンタイル作品集』(ピアノヴォックス)、『プロコフィエフ・メシアン・ミュライユ』及び『ラヴェル・ピアノ作品集』をDENONより、アンサンブル・アンテルコンタンポランとの録音は、ドイツ・グラモフォン、カイロス等からリリースされている。現在もフランスに在住し、ヨーロッパ各地で活躍している。 

©Myr Muratet

ピアノ:永野英樹 Piano:Hideki Nagano

主催:東京・春・音楽祭実行委員会 共催:日本経済新聞社 後援:フランス大使館

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