PROGRAMプログラム

カレファックス・リード・クインテット ~5つのリード楽器による《変奏曲》

カレファックス・リード・クインテット
~5つのリード楽器による《変奏曲》

オランダ発、5つのリード楽器奏者たちによる多種多彩な魅力が詰まった時間。 バッハからヤナーチェクまで「変奏曲」を集めて。様々なスタイルの楽曲を秀逸な編曲によりお届けします。

プログラム詳細

2019:03:24:15:00:00

■日時・会場
2019/3/24 [日] 15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
リード楽器五重奏:カレファックス・リード・クインテット
オーボエ:オリヴァー・ブックホールン
クラリネット:イーヴァル・ベリックス
サクソフォン:ラーフ・ヘッケマ
バス・クラリネット:イェルテ・アルタウス
ファゴット:アルバン・ウェスリー

■曲目
ヤナーチェク(ウェスリー編):主題と変奏《ズデンカ変奏曲》[試聴]
フランク(アルタウス編):前奏曲、フーガと変奏曲 op.18[試聴]
 I. Andantino
 II. Lento
 III. Allegretto ma non troppo
 IV. Andantino
コレッリ(ヘッケマ編):ラ・フォリア変奏曲[試聴]
J.S.バッハ - ブゾーニ(アルタウス編):シャコンヌ[試聴]
ドビュッシー(ヘッケマ編):子供の領分[試聴]
 I. グラドゥス・アド・パルナッスム博士 I. Doctor Gradus ad Parnassum
 II. 象の子守歌 II. Jimbo's Lullaby
 III. 人形へのセレナード III. Serenade of the Doll
 IV. 雪は踊っている IV. The Snow is Dancing
 V. 小さな羊飼い V. The Little Shepherd
 VI. ゴリウォーグのケークウォーク VI. Golliwog's Cake-walk
ガーシュウィン(ヘッケマ編):パリのアメリカ人[試聴]

[アンコール]
グリーグ:ホルベアの時代から第4曲 アリア
デューク・エリントン:Jump for Joy
ミーナ・シモン:For All We know

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


calefax.pdf

チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥5,700 ¥4,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 チケットれすQ お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■東京文化会館 小ホール

■曲目解説 PDFダウンロード

ヤナーチェク(ウェスリー編):主題と変奏《ズデンカ変奏曲》

ヤナーチェクがライプツィヒ音楽院で学んでいた頃に書かれた《ズデンカ変奏曲》(1880)は、初期を代表する作品。静謐なアンダンテの主題に7つの変奏が続く。当時、婚約していたズデンカ・シュルゾヴァー(のちに夫人となった)の名が愛称としてつけられた。

フランク(アルタウス編):前奏曲、フーガと変奏曲

1862年に出版された《オルガンのための6つの小品》の第3曲。友人であるサン=サーンスに献呈された。ロ短調の物静かな美しさを湛えた前奏曲に始まり、壮大な序奏が付いた4声フーガを経て、変奏曲は前奏曲のシンプルな変奏ながら無類の美しさを見せる。

コレッリ(ヘッケマ編):ラ・フォリア変奏曲

「ラ・フォリア」は、17世紀イタリアの作曲家アルカンジェロ・コレッリが、1700年にローマで出版したヴァイオリン・ソナタ集(作品5)の掉尾を飾る第12番のソナタにつけられた副題。元来「フォリア」は、中世のイベリア半島起源の舞曲の一種だったが、それが17世紀に入り、ゆったりとしたテンポで一定の低旋律をともなう舞曲として流行した。憂いを帯びた典雅な低音主題にのせて、様々な変奏が行なわれる。

J.S.バッハ - ブゾーニ(アルタウス編):シャコンヌ

J.S.バッハの有名な「シャコンヌ」(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終楽章)を、イタリアのピアニスト・作曲家フェルッチョ・ブゾーニが編曲したもの。編曲が行なわれたのは1897年頃と言われている。

ドビュッシー(ヘッケマ編):子供の領分

全6曲の小品からなる、独奏ピアノのための組曲《子どもの領分》は、愛娘クロード=エマ(シュシュ)のために、1906~08年にかけて作曲された。第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」は、クレメンティの書いた運指のための教則本の題名を皮肉った名称で、音階練習に退屈してしまう子供の可愛らしい様を描いている。第2曲「象の子守歌」は、シュシュが大事にしていた象のぬいぐるみがモチーフとなっており、象の生まれ故郷である東洋を感じさせる音階が用いられている。第3曲「人形へのセレナード」は、本組曲のなかでは最初に書かれた曲で、やはり異国情緒を感じさせる音階が効果的に用いられる。第4曲「雪は踊っている」は、雪の降りしきる幻想的な風景を描く。第5曲「小さな羊飼い」は、羊飼いの笛の音を模した短いパストラル(牧歌)。第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」は、曲集のなかで最も親しまれている曲。「ゴリウォーグ」とはアメリカの黒人少年のキャラクターの名前で、「ケークウォーク」とは黒人の陽気なダンス音楽である。中間部にはワーグナーの楽劇《トリスタンとイゾルデ》の冒頭部分が突然、顔をのぞかせる。

ガーシュウィン(ヘッケマ編):パリのアメリカ人

シンフォニック・ジャズの創始者とも言えるアメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンがニューヨーク・フィルハーモニックの委嘱で作曲し、1928年に発表した交響詩。1920年代に訪れたパリの印象を、ウィットに富んだ筆致で描き出している。聴いているだけで、往時のパリの街の喧騒が思い浮かぶようである。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:オランダ王国大使館



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。

(2018/10/29更新)

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