PROGRAMプログラム

東京春祭チェンバー・オーケストラ 〜トップ奏者と煌めく才能が贈る極上のアンサンブル

東京春祭チェンバー・オーケストラ
〜トップ奏者と煌めく才能が贈る極上のアンサンブル

往年の名演奏者シェレンベルガーと、コンセルトヘボウ管首席ファゴット奏者ヌニェスを迎えて贈る、東京春祭レジデント・オーケストラ8年目の舞台にご期待ください。

プログラム詳細

2019:03:21:15:00:00

■日時・会場
2019/3/21 [木・祝] 15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー
ファゴット:グスターボ・ヌニェス
ヴァイオリン: 堀 正文松田拓之枝並千花小川響子北田千尋
城戸かれん城所素雅外園萌香三輪莉子
ヴィオラ:佐々木 亮山本 周湯浅江美子
チェロ:辻本 玲伊東 裕中条誠一
コントラバス:吉田 秀
オーボエ:金子亜未森枝繭子
ホルン: 阿部 麿和田博史

■曲目
モーツァルト:
 ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191[試聴]
  I. Allegro
  II. Andante ma adagio
  III. Rondo tempo di menuetto
 オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314[試聴]
  I. Allegro aperto
  II. Adagio non troppo
  III. Rondo Allegretto
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810 《死と乙女》[試聴]
 I. Allegro
 II. Andante con moto
 III. Scherzo
 IV. Presto

[アンコール]
ブリテン:オウィディウスによる6つのメタモルフォーゼ Op.49より 第1番

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥6,700 ¥5,200 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 チケットれすQ お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■東京文化会館 小ホール

■曲目解説 PDFダウンロード

モーツァルト:ファゴット協奏曲

モーツァルトの現存する唯一の「ファゴット協奏曲」。モーツァルトにとって最初の管楽器のための協奏曲であり、1774年にザルツブルク宮廷にいた奏者のために書かれたとされている。編成はオーボエ、ホルン各2本と弦楽合奏で、モーツァルトがギャラント様式に向かった時期の作品である。
 第1楽章アレグロは協奏風ソナタ形式で、明るく伸びやかな2つの主題がファゴットという楽器の特質をよく生かしており、カデンツァも置かれてある。第2楽章アンダンテ・マ・アダージョもソナタ形式。オペラのアリアのように朗々と歌う旋律美を堪能できる。第3楽章はテンポ・ディ・メヌエットのロンドで、典雅なロンド主題が5回登場する間にファゴットが技巧を披露する。

モーツァルト:オーボエ協奏曲

本曲は長らく消失作品のリストにあり、モーツァルト学者としても名高い指揮者のベルンハルト・パウムガルトナーによって、筆写譜が発見されたのは1920年のことだった。そしてフルート協奏曲第2番の原曲と同定されて1949年に出版され、ようやく陽の目を見た。1777年、ザルツブルクの首席オーボエ奏者ジュゼッペ・フェルレンディスのために書かれたもので、モーツァルト自身も非常に気に入っていたという。
 3楽章からなり、第1楽章アレグロ・アペルトは、息の長い、天衣無縫の旋律があふれ出す。次の緩徐楽章では、弦楽伴奏を基調とした美しいオーボエの音色を堪能できる。フィナーレの第3楽章は軽快なロンドで、その主題は、のちに書かれた歌劇《後宮からの誘拐》のブロンデのアリア「何という喜びが」の旋律と酷似している。

シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 《死と乙女》

シューベルトが27歳の1824年に作曲したもので、第2楽章の変奏曲主題に、彼が20歳の頃に書いた同名歌曲(D531)のピアノ伴奏旋律が用いられていることから、この題名が付けられた。歌詞はドイツの詩人マティアス・クラウディウスによる8行ほどの短い詩で、死に瀕した若い女性と死神との対話のかたちをとっている。死が恐怖ではなく“永遠の安らぎをもたらすもの”と捉えられているところが、いかにもロマン派らしい。
 本曲を作曲したころ、シューベルトは病魔を自覚し始めていたとされ、それが反映されているのだろうか、4つの楽章全てが短調という異例の構成となっている。第1楽章は3つの主題をもつ大規模なニ短調のソナタ形式、第2楽章は《死と乙女》の主題によるト短調の変奏曲形式、第3楽章はニ短調のスケルツォ、第4楽章は切迫したロンド・ソナタ形式で、短調と長調の争いが繰り広げられるが、最後はやはり短調で終わる。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。

(2018/10/29更新)

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