コハーン・イシュトヴァーン(クラリネット)と仲間たち 〜金子三勇士(ピアノ)とシャールクジ・バンド from ブダペスト(日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念)
コハーン・イシュトヴァーン(クラリネット)と仲間たち
〜金子三勇士(ピアノ)とシャールクジ・バンド from ブダペスト
(日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念)
日本・ハンガリー外交関係開設150周年を記念し、日本を拠点に活躍するハンガリー出身のクラリネット奏者コハーンとハンガリーで学んだピアニストの金子三勇士。そして、ハンガリーからコハーンの音楽仲間を招いてお届けする特別な時間。
プログラム詳細
2019:03:17:15:00:00
2019/3/17 [日] 15:00開演(14:30開場)
東京文化会館 小ホール
■出演
クラリネット:コハーン・イシュトヴァーン
ピアノ:金子三勇士[友情出演]
シャールクジ・バンド
ヴァイオリン:シャールクジ・ラヨシュ
コントラバス:シャールクジ・ルディ
ツィンバロン:チーク・ジュラ
■曲目
ブラームス:
クラリネット・ソナタ 第1番 へ短調 op.120-1

I. Allegro appassionato
II. Andante un poco adagio
III. Allegretto grazioso
IV. Vivace
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108 より 第2楽章 アダージョ

リスト(コハーン編):ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調

バルトーク:《ルーマニア民俗舞曲》
I. Joc cu bâtǎ (棒踊り)
II. Brâul (腰帯踊り)
III. Pê loc (足踏み踊り)
IV. Buciumeana (ホーンパイプ踊り)
V. Poargǎ româneascǎ (ルーマニアのポルカ)
VI. Mǎrunţel (急速な踊り)
ヴェチェイ:悲しきワルツ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン op.20

ブラームス:《ハンガリー舞曲集》 より
日本の歌(ロマ風アレンジ)
モンティ:チャールダーシュ

[アンコール]
ピアソラ:「リベルタンゴ」
ハンガリー民謡:「チャールダッシュ」
【試聴について】

ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番
クラリネットの名手リヒャルト・ミュールフェルトとの出会いは、最晩年のブラームスに創作力の最後の輝きを与え、1894年夏にはバート・イシュルで2つのクラリネット・ソナタを書き上げた。そのうち第1番は4楽章構成で、ひた寄せる寂寥感と甘美な追想とが溶け合った名品である。
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 より 第2楽章 アダージョ
1886~88年の夏の間、自然に囲まれたスイスの避暑地トゥーン湖畔で満たされた日々を過ごしながらも、次々と親しい友人たちの訃報等に接したブラームスは、次第に深い諦観へと傾いていった。憂愁を帯びた枯淡の味わいが、このアダージョ楽章の冒頭旋律に凝縮されている。
リスト - コハーン:ハンガリー狂詩曲 第12番
全19曲からなる「ハンガリー狂詩曲」は、大半がハンガリーのジプシーの旋律をもとに書かれている。作曲者自身の演奏会では、超絶技巧により聴衆を興奮のるつぼへと導く演奏効果を発揮した。第12番はハンガリー出身のヴァイオリンの名手ヨーゼフ・ヨアヒムに献呈されている。
バルトーク:《ルーマニア民俗舞曲》
全6曲からなるピアノ組曲《ルーマニア民俗舞曲》は、1915年の作品。各曲は非常に短いが、それぞれ性格の異なる濃厚な民俗性が感じられる。当時ルーマニアはハンガリー王国の一部であった。バルトークの小品のなかでも人気が高く、1917年には作曲家自身により管弦楽用にも編曲されたほか、様々な編曲版が存在する。
ヴェチェイ:悲しきワルツ
フランツ・フォン・ヴェチェイは、ハンガリー出身のヴァイオリニスト・作曲家で、ヨアヒム門下の神童として名を馳せた。作曲家としてはこの1曲のみで知られるが、ヴァイオリンはシベリウスからヴァイオリン協奏曲を献呈されるほどの名手だった。
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
サラサーテは技巧的なヴァイオリン曲を数多く生み出したが、最も有名なのが本作。曲名は「ジプシー(ロマ)の歌」という意味で、ヴァイオリンの名人芸と、哀愁に満ちたジプシーの旋律がほどよくブレンドされている。
ブラームス:《ハンガリー舞曲集》より
ブラームス編曲によるハンガリーの舞曲(チャールダーシュ)集と言ってよい作品。オリジナルは4手ピアノ用に書かれ、全4集・21曲にまとめられた。のちにブラームス自身や他の作曲家により管弦楽用などにも編曲された。第1番は憂愁を帯びた重厚なチャールダーシュ。第4番は今でもハンガリーでよく知られた歌だという。第5番は本曲集のなかでも最も有名で、アンコールピースとして演奏されることも多い。
日本の歌(ロマ風アレンジ)
東欧の旋律のなかには、日本人にどこか馴染みを感じさせるものもあるが、純粋な日本の歌をロマ風にアレンジすると、どんな音楽ができあがるのか? 日本とハンガリーとの音楽の懸け橋を自任するコハーンの腕の見せどころと言えるだろう。
モンティ:チャールダーシュ
ヴィットリオ・モンティは、ナポリ生まれのヴァイオリン奏者・作曲家で、この1曲によってのみ、その名を知られている。「チャールダ」とはハンガリー語で「酒場」という意味。ゆったりと深い哀愁を込めて奏される「ラッサン」と、急速な「フリスカ」からなる。
主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:ハンガリー大使館、日本ハンガリー友好協会
※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
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(2018/10/29更新)