PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭2019

オープニング・コンサート~N響メンバーによる室内楽
~ウィーンのワルツ物語(日本・オーストリア国交樹立150周年記念)

15周年のオープニングは、第1コンサートマスターの篠崎史紀はじめN響精鋭メンバーが奏でるウィーンの調べから。シェーンベルクやウェーベルンらが編曲を手掛けたシュトラウスのワルツを。

プログラム詳細

2019:03:15:19:00:00

■日時・会場
2019/3/15 [金] 19:00開演(18:30 開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
ヴァイオリン:篠崎史紀白井 篤
ヴィオラ:中村翔太郎
チェロ:桑田 歩
コントラバス:本間達朗
ハーモニウム:山口綾規
ピアノ:入江一雄

■曲目
クライスラー:
 愛の喜び[試聴]
 愛の悲しみ[試聴]
 美しきロスマリン op.55-4[試聴]
 ウィーン奇想曲 op.2[試聴]
ドヴォルザーク:バガテル op.47[試聴]
 I. Allegretto scherzando
 II. Tempo di minuetto. Grazioso
 III. Allegretto scherzando
 IV. Canon. Andante con moto
 V. Poco allegro
J.シュトラウス2世(ベルク編):ワルツ《酒、女、歌》
J.シュトラウス2世(ウェーベルン編):ワルツ《わたしの恋人》
J.シュトラウス2世(シェーンベルク編):ワルツ《南国のばら》

[アンコール]
ジーツィンスキー作曲 「ウィーン、わが夢の街」

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 S席 A席 U-25
料金 ¥5,200 ¥4,100 ¥1,500
■発売日
先行発売:2018年12月2日 (日) 10:00
(先行対象の席種:S席 A席)
※締切日:2018年12月10日 (月) 18:00

チケット予約・購入 チケットれすQ お買い物カゴ トリオ・チケット 25

一般発売:2018年12月16日 (日) 10:00
※ U-25チケットは、2019年2月8日(金)12:00発売開始
(公式サイトのみでの取扱い)

■東京文化会館 小ホール

■曲目解説 PDFダウンロード

クライスラー:美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び、ウィーン奇想曲

ウィーンには18世紀に大流行したシュランメル音楽(大衆音楽)の伝統がある。ヨハン&ヨーゼフ・シュランメル兄弟が始めた音楽スタイルで、オリジナルの編成はヴァイオリン、コントラバス、ギター、クラリネットの四重奏。シュランメルは今でも居酒場やバーには欠かせない音楽である。これをクラシック系の奏者が演奏する場合、ヴァイオリン2、チェロ、コントラバスが定番。歌手が加わってウィンナーリートを歌ったりもする。さらにピアノが加わると、いわゆるサロン・クィンテットになる。最近ではタンゴのようなポピュラー音楽も演奏されるが、やはり人気なのはシュトラウス父子のワルツやクライスラーである。

今回、演奏されるのは「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」という3曲のワルツと、ヴァイオリンが華やかな技巧を披露する「ウィーン奇想曲」。ソロ以外の弦楽器がハーモニーや対旋律を付けて、軽快に盛り上げる最高のエンターテインメント音楽だ。

ドヴォルザーク:バガテル

プラハの音楽評論家ヨゼフ・スルプ=デブルノフ(1836-1904)の居間は、音楽愛好家たちのサロンとなっていた。そこには当時としては珍しいハルモニウムが置かれていて、ドヴォルザークはこの楽器を使った作品を委嘱された。全5楽章の本曲は1978年5月1日から12日にかけて作曲され、サロンでの私的な演奏のあと、翌年2月2日に初演された。

チェコ民謡「バグパイプは鳴っている」の旋律にもとづく第1楽章から、音楽は温かく親密な雰囲気に満たされている。ハルモニウムでバグパイプの音色を模すという趣向だ。メヌエットの第2楽章は「ソウセツカー」という民俗舞踊のスタイルによる。3つの変奏からなる第3楽章では、再び「バグパイプ」のメロディが登場。ポルカのリズムがスラヴ風の哀愁を誘う。アンダンテの第4楽章はカノン風の緩徐楽章。終楽章は快活なポルカ。中間部ではまたしても「バグパイプ」が登場し、効果的な統一感をもって全曲が締め括られる。

J.シュトラウス2世(ベルク編):ワルツ《酒・女・歌》

J.シュトラウス2世(ウェーベルン編):ワルツ《わたしの恋人》

J.シュトラウス2世(シェーンベルク編):ワルツ《南国のばら》

同時代の作曲家の作品を演奏する目的で1918年、シェーンベルクはウィーンで「私的演奏協会」を旗揚げした。そこで、自身の作品に加え、弟子のベルクやウェーベルン、ドビュッシー、レーガー、ラヴェル、ストラヴィンスキー、バルトークらの作品が1921年の活動停止まで精力的に演奏された。3年間で開催された演奏会は117回、演奏曲目は154作品に及んだ。一般聴衆や評論家は閉め出され、会員のみが参加できるというスタイルを貫いたため、少人数の演奏者によるコンサートとなり、交響曲や管弦楽曲といった大編成の曲は、室内楽編成へとアレンジされて提供された。例えば、シェーンベルクよるマーラー《大地の歌》の室内楽版は、この私的演奏協会のために編曲された作品である。

今回のプログラムで取り上げられる3作品は、1921年5月27日の特別演奏会で初演されたもの。弦楽四重奏にピアノとハルモニウムという小編成なので、3人の作曲家のアレンジの違いを聴きわけてみるのも面白いだろう。原曲の管楽器のソロやハーモニーを、いかにピアノとハルモニウムで補うかが腕の見せ所であるが、オペレッタをアレンジする仕事で苦労を重ねたシェーンベルクの腕前が、小編成の不満を感じさせないその華やかな音づくりにおいて、頭ひとつ抜きん出ているだろうか。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム



※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※チケット代金お支払い後における、お客様の都合による変更・キャンセルは承りません。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※営利目的のチケットの転売はいかなる場合でも固くお断りします。正規の方法以外でご購入いただいたチケットのトラブルに関して、当実行委員会はいかなる責任も負いません。

(2018/10/29更新)

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