PROGRAMプログラム

東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2017-

語りと音楽――永井荷風
~明治39年、荷風、ニューヨークにてワグネルを聴く

永井荷風が、欧州や米国で通い詰めたオペラやコンサート。西洋芸術がまだ身近になかった明治時代に多くの舞台に接した荷風は、その日記に鑑賞記録を残しています。高踏趣味人荷風がみた世界を、松平定知の朗読とオペラの名旋律でお届けする、今なお鮮烈な芸術との出会いがここに。

プログラム詳細

2017:03:29:14:00:00

■日時・会場
2017.3.29 [水] 14:00開演(13:30開場)
東京文化会館 小ホール

■出演
朗読:松平定知
ソプラノ:盛田麻央
テノール:高橋 淳
バリトン:友清 崇
ピアノ:朴 令鈴

■朗読作品
 永井荷風:
  『西遊日誌抄』 より
  「雲」 (『ふらんす物語』) より

■演奏曲目
 ワーグナー:楽劇 《ワルキューレ》 より 「冬の嵐は過ぎ去り」 [試聴]
 プッチーニ:歌劇 《トスカ》 より 「星は光りぬ」 [試聴]
 ワーグナー: 歌劇 《タンホイザー》 より 「夕星の歌」 [試聴]
 ビゼー:歌劇 《カルメン》 より 「ハバネラ」 [試聴]
 ヴェルディ:歌劇 《椿姫》 より 「さようなら過ぎ去った日よ」 [試聴]

【試聴について】
[試聴]をクリックすると外部のウェブサイト「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」へ移動し、プログラム楽曲の冒頭部分を試聴いただけます。ただし試聴音源の演奏は、「東京・春・音楽祭」の出演者および一部楽曲で編成が異なります。


チケットについて

■チケット料金(税込)

席種 全席指定 U-25
料金 ¥4,600 ¥1,500

 ■発売日
  一般発売:2016年11月27日(日)10:00

  ※ U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始
   (公式サイトのみでの取扱い)


■曲目解説

ワーグナー:楽劇 《ワルキューレ》 より 「冬の嵐は過ぎ去り」

楽劇《ワルキューレ》は、『ニーベルングの指環』全4部作のなかでも特に人気の高い作品。完成までに20年近くを要した『指環』だが、《ワルキューレ》は1870年に(ワーグナーの反対を押し切って)バイエルン国王ルートヴィヒ2世が見守るなか、同宮廷歌劇場で初演された。本曲は第1幕のフィナーレで、ジークムントが(実の妹である)ジークリンデに向かって歌う愛のアリアである。

プッチーニ:歌劇 《トスカ》 より 「星は光りぬ」

1900年にローマで初演されたプッチーニの歌劇《トスカ》は、主役3人がすべて死ぬというドラマティックな作品。これはその第3幕で、処刑を目前にした画家カヴァラドッシが、明け方の星にトスカとの愛の日々を思い出して歌うアリアである。

ワーグナー: 歌劇 《タンホイザー》 より 「夕星の歌」

歌劇《タンホイザー》(正式名称は《タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦》)は1845年の初演。その第3幕でヴォルフラムが竪琴を手に歌う「夕星の歌」は美しい旋律を持ち、高い人気を誇るアリア。想いを寄せるエリーザベトの死を予感したヴォルフラムは、彼女を天へ導くよう星に願いをかける。

ビゼー:歌劇 《カルメン》 より 「ハバネラ」

1875年初演の《カルメン》は、セビリアを舞台に情熱的なジプシー女カルメンの生き様を描いたオペラ。その第1幕、カルメンによって歌われるこのアリアは、歌い出しの歌詞から「恋は野の鳥」と呼ばれることもある。半音階で下降していくメロディはあまりにも有名で、恋の気まぐれに生きるヒロインの性格がうまく表現されている。

ヴェルディ:歌劇 《椿姫》 より 「さようなら、過ぎ去った日よ」

《椿姫(ラ・トラヴィアータ)》は、ヴェルディのなかでも最も人気の高いオペラといっても過言ではないだろう。1853年の初演は諸々の事情により失敗に終わったが、翌年の再演以降、世界中で上演される人気作となった。全3幕からなり、華麗な社交界に咲くあだ花・高級娼婦のヴィオレッタと青年アルフレードとの一途な恋とその破滅を描く。この曲は第3幕で、余命わずかなヴィオレッタが過ぎし日を懐かしんで歌うアリアである。

主催:東京・春・音楽祭実行委員会


※掲載の曲目は当日の演奏順とは異なる可能性がございます。
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる可能性がございますが、出演者・曲目変更による払い戻しは致しませんので、あらかじめご了承願います。
※チケット金額はすべて消費税込みの価格を表示しています。
※ネットオークションなどによるチケットの転売はお断りいたします。

(2017/03/28更新)

ページの先頭へ戻る